CRYSTAL MEMORY STORY

第二部 武器と運命の物語
第五話 大剣を背負った何でも屋



三つ目の魔獣を倒したダガー達。しかし魔獣はまだ三つ・・・ジタンの命が消えるまであと四日・・・

?「・・・このくらいでいいか・・・」

とある星の山に大きな剣を背負ったツンツンヘアーの青年がいた。

青年「・・・こちら『蒼眼』、『炭鉱』聞こえるか?」

青年は無線機を取り出し、自分の事を蒼眼と言って炭鉱なる人物に連絡を始めた。

炭鉱(こちら炭鉱。どうだった?)

蒼眼「一通り片づけた。だがまた発生すると思う。後で星の谷でみんなと合流したほうがいい・・・」

炭鉱(俺も同意見だ。しかしなんだってこんな奴らが?)

蒼眼「俺に聞くな。またな・・・」

炭鉱(ああ。)

そして蒼眼は無線を切った。

蒼眼「さてと、急いだ方がいいか・・・ん?」

蒼眼は何かに気付き空を見た。

蒼眼「あの光は・・・」

蒼眼が見たのは空から降りてくる光であった。

蒼眼「あの光は・・・こちら蒼眼、『夢竜』聞こえるか?」

蒼眼は再び無線機を取り出し夢竜なる人物を呼び出した。

夢竜(何だ?)

蒼眼「今霧の山にいるんだが、石炭の山の方角に光が降りるのを見た。」

夢竜(それなら俺様も見たぜ。けど『獅子』と『魔女』だったら来る前に連絡取るだろ?)

蒼眼「何か気になる、そいつらが何者でもいいから星の丘に連れて来てくれ。」

夢竜(分かったぜ。)

そう言って夢竜から無線を切った。

蒼眼「さて、行くか。」

そう言って蒼眼は山を降り始めた。



ダガー「ん・・・」

ダガー達はどこかの洞窟の中にいた。

ダガー「洞窟か・・・どこかしらここ?」

ダガーは自分が何処にいるかを確認するために洞窟から出た。

ダガー「わぁ〜・・・」

ダガーがいるのは山に作られた村だった。

ダガー「不思議な感じがする・・・」

そう思いながらダガーは歩き出した。と。

「いたっ!!」

ダガー「え!?」

ダガーは何かを踏んだらしく、近くから声がした。

?「何するんだ!!」

ダガー「すいませ・・・ええ!?」

ダガーは声の主を見て驚いた。その理由は。

ダガー「犬!?」

声の主は犬のような動物だったからだ。

動物「オイラは犬じゃない!!」

ダガー「喋った!?」

ダガーは少々パニクってしまった。するとそこに。

?「目が覚めたのね。」

ダガー「え?」

露出の高い女性が来た。

女性「安心して。レッドはそんなに怖くないから。」

ダガー「レッド?この犬の名前?」

動物「だから!!」

女性「落ち着いて。私はティファ。あなたは?」

女性の名はティファと言うらしい。

ダガー「私はダガーって言います。」

動物「オイラはナナキ、またの名をレッド13って言うんだ。」

動物は二つ名前を持っていた。

ダガー「ティファさんに・・・レッド・・・でいいの?」

ティファ「ええ。とりあえずこっちに来て。」

そう言ってティファはダガーを誘った。

ダガー「はい。」

そしてダガーも後を追った。そして村の中心にある焚き火の近くに来た。

ティファ「さっきの人達目を覚ましたわよ。」

焚き火の近くにはタバコを銜えた男と変わった服装の少女とデブモーグリのヌイグルミに乗ったネコのヌイグルミがいた。

ティファ「紹介するね。シドにユフィ、ケット・シーよ。」

ダガー「ここにもシドが・・・」

シド「何か文句あんのか?」

ダガー「いえ、私の星にもいるし、今まで行った星にも二人いましたので・・・」

ユフィ「すごいな〜」

ダガー「所で・・・そちらの方は・・・人間じゃありませんよね・・・?」

ケット・シー「まぁ僕は見ての通りのヌイグルミです。でも操縦してんのは人間やで。」

ダガー「操縦?」

ティファ「まぁ気にしないで。で、どうしてこの星に来たのかしら?」

ダガー「どうして私が別の星のだって・・・あ、さっき星って言ったからかな?」

ティファ「いいえ、私達も別の星に知り合いがいるから。」

シド「俺様がおめぇらが降りてくんのを見つけたわけよ。」

ダガー「そうなんですか・・・では私達が来た理由を・・・」

ティファ「ちょっと待って。あと少しでみんなそろうと思うんだ。」

ダガー「まだいるんですか?」

ティファ「ええ。」

ユフィ「あ、ヴィンが来たよ。」

ダガー「ヴィン?」

ダガーは辺りを見渡したが誰だか分からなかった。」

ユフィ「あっちあっち。」

ダガー「え?」

ユフィは指を刺し、ダガーもその先を見た。すると遠くから赤いマントを羽織った男が来た。

ユフィ「ヴィーーーン!!」

ユフィは大きく手を振った。

?「すまない。遅れた。」

ティファ「彼はヴィンセントっていうの。」

ヴィンセント「お前が別の星から来たと言う者か。」

ダガー「はい。ダガーって言います。」

レッド13「後はクラウドとバレットだね。」

ダガー「後二人ですか。あら?」

ビビ「起きてたんなら起こしてよ・・・」

他の仲間達がやってきた。

ダガー「こっちはそろたわね。紹介するわ。」

互いに自己紹介中。

ダガー「で、二人はいつ頃来るのですか?」

ティファ「もうすぐ来ると思うけど。」

ヴィンセント「来たぞ。」

レッド13「来た来た。」

村の入口から男が二人、その内一人はさっきの蒼眼がやって来た。

ティファ「あの剣を背負ってるのがクラウドでその隣がバレットよ。」

エーコ「すごい髪型・・・」

ミコト「それにバレットって人・・・右腕が銃よ。」

ダガー「ほんとだ・・・」

クラウド「お前達か?コレル山に降りた奴らは。」

ダガー「コレルってこの星の地名ですか?」

バレット「俺の故郷の近くにある山さ。」

ティファ「紹介するわね。(ガイアの方紹介中)」

バレット「そうか。俺はバレット。右腕のことは気にすんな。」

ダガー「そうですか・・・」

クラウド「で、お前達は何しに来たんだ?」

ダガー「その前に・・・ここはなんて言う場所なんですか?」

レッド13「ここはコスモキャニオンって言うんだ。」

ダガー「コスモキャニオンですか。私達が来たのはある人を助けるために来たんです。」

ケット・シー「人でっか?」

ダガー「それで、この星で何か倒されたはずの魔獣が蘇ったとか、そんな話知りませんか?」

ティファ「あなた達知ってるの!?」

ダガー「え!?知ってるんですか?」

クラウド「知ってるも何も俺達はそいつらが街を襲わない様狩っている真っ最中さ。」

ダガー「どんな魔獣なんですか?」

クラウド「そいつはジェノバって言うんだ。」

ダガー「ジェノバ・・・」

フラットレイ「その魔獣はどんな奴だったのだ?」

クラウド「普通じゃない・・・この星に降って来た災害だ。」

ダガー「降って来た?」

ケット・シー「そや。でも今いるのは僕らが倒したのとは全然ちゃうんや。」

クイナ「違うって何がアル?」

シド「俺らが戦ってきたジェノバは四つだけだった。」

ヴィンセント「しかし今のジェノバは世界中のいたる所に大量に現れている・・・」

ビビ「進化したてこと?」

ユフィ「雑魚に等しいからみんなで手分けして狩ってるけど・・・きりがなくってね・・・」

ミコト「そんな感じの類ってどっかに本体がいるとかそんなでしょ。」

ティファ「だから戦う一方それも探してるんだけどね・・・」

ユフィ「あたしら賞金首だから・・・」

ダガー「なんかやったんですか?」

ティファ「私達ある理由で世界中を周り、世界を救おうとしたんだけど、一回大変な目にあって一度負けちゃったんだ・・・」

バレット「そん時の世界に危機を呼んだ奴らってことで俺ら八人は賞金首よ。」

ユフィ「あの後あたしらで救ったってのにまだ外されてないってのは納得行かないけどね・・・」

クラウド「だから俺達は連絡を取る時、コードネームで呼び合う。俺はこの瞳から『蒼眼』そしてお前達が来た場所は石炭の山。」

レッド13「オイラは外見から『赤狼』。でここは星の丘。」

シド「俺様は常に捨てない夢を持つから『夢竜』でい!!」

バレット「俺は故郷から取って『炭鉱』だ。」

ヴィンセント「・・・私は罪を犯した・・・『罪人』だ・・・」

ケット・シー「僕は占いロボってことで『占い師』。」

ティファ「私は『星空』。由来は秘密ね。」

ユフィ「あたしは『忍び』。忍者だからね。」

ダガー「へぇ〜・・・」

皆がそんな感じで話していると。

「化物だーーー!!」

一同「!!」

村人の声がコスモキャニオンに響き渡った。

クラウド「来たか!!前で戦える奴は入口で死守だ!!」

ダガー「それに村の人を避難させないと・・・」

ティファ「私は村のみんなを避難させるわ!!」

ケット・シー「僕はティファさんと一緒に行きますわ!!」

シド「フォワードは俺様とクラウドにレッドだ!!ユフィバレットヴィンはバックス頼むぜ!!」

ユフィ「あいよ!!」

ダガー「私達は私とビビエーコで避難をさせるからスタイナー達で入口を!!」

ミコト「私は援護に回るわ!!」

ダガー「よし・・・各自行動に移して!!」

スタイナー「分かりましたであります!!」

そしてクラウドシドレッド13とスタイナーフラットレイサラマンダークイナは入口に向かい、ティファケット・シー、ダガービビエーコは村人を避難させ始めた。

ミコト「あなた銃を使うのね。」

ヴィンセント「お前もか・・・」

ヴィンセントはライフルタイプの銃を取り出した。

ユフィ「ヴィンはガンマンだもんね。」

バレット「そんな話をしてねぇで・・・来たぜ!!」

モンスター「ギャーーーーー!!」

入口に大量のモンスターが向かっていた。

バレット「そっち行くか!?」

クラウド「お前達は別ルートで侵入した奴を倒してくれ!!」

ミコト「・・・素朴に思ったけど・・・私達があっちで彼らがこっちの方がよくなかったかしら・・・」

シド「ガタガタ言ってねぇでしっかりやれよ嬢ちゃん!!」

ミコト「・・・指示出したのアンタでしょ・・・」

クラウド「まぁ俺はこっちの方が好きだがな・・・」

そう言いながらクラウドは背負っていた大剣を取った。

シド「だろ?」

そしてシドは持っていた槍を握り締めた。

サラマンダー「だが指示としては最低だがな・・・」

シド「あんだとぉ!?」

フラットレイ「それよかお前も槍を使うのだな?竜騎士か?」

シド「なんでぃそれ?俺様は世界一の飛空挺乗りのシド=ハイウインド様でい!!」

フラットレイ「奇遇だな。私もハイウインドと言うのだ。」

シド「一緒か。てめぇとは気が合いそうだな。」

スタイナー「お喋りはそこまでであるぞ。」

モンスターの群れはすぐそこまで来ていた。

クラウド「行くぜ!!」

クイナ「アチャーーー!!」

そしてフォワードの皆はモンスターの群れに突っ込んだ。

ダガー「これで全員かしら?」

ティファ「ええ。」

エーコ「で、あたしらはどうするの?入口はあいつらでいっぱいいっぱいだし・・・」

ティファ「そうね・・・!!伏せて!!」

エーコ「え!?」

ティファ「はあっ!!」

エーコ「きゃあ!!」

バシッ!!

モンスター「ギャッ!!」

エーコの後ろにモンスターがいたのをティファが回し蹴りで遠くまで飛ばした。

ティファ「大丈夫?」

エーコ「う、うん・・・」

ダガー「入口以外からも来る可能性はあるって事ね・・・」

ティファ「気をつけましょうね。」

ダガー「ええ。」

ビビ「また来たよ!!今度は空から!!」

ダガー「空!?」

空を見ると大量に飛行タイプのモンスターが向かっていた。

ティファ「バレット!!」

バレット「任せろ!!ギリギリまで近づけて一斉に撃てよ。」

ヴィンセント「ああ。」

ユフィ「私は戻ってくるまで隙があるからよろしく!!」

ヴィンセント「・・・しょうがない。私の隣にいろ。」

ユフィ「うん。」

ミコト「来たわよ!!」

バレット「撃てぇーーー!!」

ドドドドドドッ!!

モンスター「ギャァーーーー!!」

ユフィ「はぁ!!」

一斉に銃を撃ち、ユフィも武器の巨大手裏剣を投げた。

エーコ「凄いわ。ボトボトモンスターが降って来る。」

ダガー「もの凄く弱いのね。」

ティファ「でも数が多いから・・・」

ダガー「ちりも積もれば・・・って奴ね。」

ビビ「とりあえず何とかしなくちゃ。」

ケット・シー「ほなら僕に任せてな。」

ティファ「一か八かアレ?」

ケット・シー「そや!!当たるもケット・シー当たらぬもケット・シー!!ほな行くで!!」

そう言うと突然踊り始めた。

ダガー「な、何?」

そして踊り終わるとモーグリの口から何かが出てきた。

ケット・シー「出ました!!えっと・・・」

そしてネコがその何かを取って見た。

ケット・シー「オールオーバー!!行くでーーー!!」

するとケット・シーが光りだした。

ダガー「何!?」

クラウド「ちっ・・・あと少しで百だったのに・・・」

バレット「ケッ、もう少しで百だったのによ・・・」

ミコト「どう言うこ・・・あれ!?」

クイナ「フヌ!?」

光が消えるとモンスターが全部消えていた。

ティファ「オールオーバーは辺りのモンスターを全部一撃で消す技なんだけど・・・これが出るのは運任せだから・・・」

ケット・シー「下手したら僕ら全員が死ぬのが出るかも知れないんや。」

ガイアの方「危ないだろ!!(アル)」

クラウド「とりあえず片づけれた。」

ユフィ「でもこのままじゃね・・・」

ティファ「・・・あのさ・・・」

クラウド「どうした?」

ティファ「私の推測なんだけど・・・もしかしてこいつらの本体は・・・」

クラウド「セフィロスか?」

ティファ「気付いてた?」

クラウド「可能性は無いわけではない。」

ダガー「セフィロスってこの星を壊そうとした奴?」

ティファ「そうでもあるし、英雄ね。」

エーコ「英雄?何で世界を壊そうとした奴が英雄なの?」

ヴィンセント「説明するとなるとクラウド、お前の過去と一緒に話したほうがいい・・・」

クラウド「・・・そうだな。とりあえず休もう・・・」

そして全員コスモキャニオンの焚き火の周りに集まった。

クラウド「さてと・・・じゃあ俺の過去を話すよ。」

ダガー「それがセフィロスが世界を壊そうとしたのに繋がるのね。」

クラウド「ああ。俺はこの近くの霧の街・・・ニブルヘイムと言う村で生まれた。そしてティファもだ。」

ダガー「幼なじみだったんですか。」

ティファ「うん・・・」

クラウド「俺は幼い頃とても弱かった・・・周りに溶け込むことが出来なかった・・・」

ティファ「幼なじみだったけど・・・私達は余り話すことは無かったの・・・」

クラウド「それから・・・ティファのお母さんが死んだ・・・」

ティファ「ニブルヘイムの近くに山があってね・・・その山の向こうに行って帰ってきた人はいないって聞いていた私は山に向かった・・・」

クラウド「その時ティファは重傷をおってしまった・・・俺は助けようとしたけれど一緒に怪我をしてしまった・・・」

ティファ「私はしばらく目を覚まさなかった・・・」

クラウド「俺は自分を責め、だれかれ構わず暴れた・・・こんな俺をティファは嫌ってるって・・・そんなある日、俺はセフィロスのことを知った。」

ティファ「その時セフィロスは何もおかしくない、皆の英雄だった。」

ダガー「どうして英雄って?」

バレット「この星には前に神羅って言う組織があってな。そこではこの星を豊かにするため色々やってた。その中にソルジャーって言う並外れた凄い奴らがいた。」

サラマンダー「読めたぜ。そのセフィロスってのはソルジャーと言うののbPだったんだな。」

ティファ「そう。」

クラウド「そして俺はソルジャーになりたいと思った。そうなればティファに認められる・・・そう思って俺はソルジャーを目指した・・・」

スタイナー「で、どうなったのだ?」

クラウド「俺は結局ソルジャーにはなれなかった・・・」

エーコ「だっさ・・・むぐ!?」

ビビ「そう言うこと言っちゃ駄目だよ。」

クラウド「いやいい、事実だからな。そして俺が十六の時、俺とセフィロス、そして俺と仲良かったセフィロスと同じくらいのソルジャーザックスとでニブルヘイムの魔晄炉に向かった。」

ダガー「まこうろ?」

ユフィ「この星にはライフストリームって言う死者の精神が集まった星の内部にある精神エネルギーがあるんだ。」

レッド13「神羅はそれを生活にとって画期的な魔晄エネルギーにした。そして世界各地に魔晄炉を作ったんだ。」

バレット「だがそれはこの星の命を奪ってるのと同じだった。」

ヴィンセント「魔晄炉のおかげで豊かになったこともあるが、その性で沢山の人が死んだこともあった。」

バレット「俺はその被害者の一人でもあるし、加害者でもある・・・」

ダガー「どう言うこと?」

クラウド「すまないがバレット、先に俺が話す。」

バレット「おう。」

クラウド「俺は神羅の一兵士として帰ってきた。ソルジャーになるって言ったのに・・・だから俺は誰にも会いたくなかった・・・」

ティファ「そしてセフィロスが狂い始めたのよね・・・」

ダガー「狂い始めた?」

クラウド「セフィロスはそこで出生の秘密を知ったんだ。」

ダガー「その出生に何が・・・?」

ヴィンセント「セフィロスは神羅の宝条がジェノバプロジェクトで作り出された存在なのだ。」

ダガー「ジェノバってさっき言ってた?」

スタイナー「それにその宝条とは?」

ヴィンセント「宝条は神羅の科学者だったが、研究のためなら何でもするいかれた科学者だった。そしてセフィロスの父親でもある・・・」

クラウド「自分がそのプロジェクトで生み出された存在と知り、あいつは狂った・・・と言うより目覚めたといったほうがいいか・・・」

ダガー「そのプロジェクトってなんなんですか?」

クラウド「当初はジェノバは古代種だとされていた・・・」

エーコ「また分かんない単語が・・・」

クラウド「古代種はこの星に古くからいた民でセトラの民と呼ばれていた。そしてあいつも・・・」

ダガー「あいつ?」

ティファ「・・・本当はもう一人、一緒に旅してた仲間がいたのよ・・・」

クラウド「俺達の大切な仲間・・・エアリスは最後の古代種だった・・・」

ミコト「その口ぶりからすると・・・その人は・・・」

クラウド「・・・セフィロスに殺された・・・」

ダガー「・・・」

エーコ「どうして助けてやんなかったの!?」

ビビ「エーコ!!」

エーコ「あ・・・ごめん・・・言い過ぎたわ・・・」

クラウド「いいさ・・・俺は助けるどころか殺そうとしたからな・・・」

ダガー「どうして・・・」

クラウド「そいつは後で話す・・・セフィロスは自分が古代種だと思い、俺の村を焼き払った・・・」

ダガー「酷い・・・」

クラウド「それどころかティファを斬り、ザックスもやられた・・・」

ダガー「・・・」

クラウド「俺はザックスの剣を借りて奴を刺し、ライフストリームに落とした・・・俺も重傷を負ったがな・・・」

ティファ「私はその後格闘家の先生に助けられけど・・・」

クラウド「俺とザックスは捕まって研究の材料にざれた。」

ダガー「人を何だと思ってるのよ・・・!!」

クラウド「ある時にザックスが自分の力で抜け出し、俺を助けて一緒にミッドガルへ逃げた・・・」

ダガー「ミッドガル?」

クラウド「神羅の本社があった都市で八つ魔晄炉があった都市だ。でも俺達は・・・」

サラマンダー「捕まった。」

クラウド「いや、追っ手に見つかり、抵抗したザックスは殺された・・・俺は魔晄の中毒に犯されてボロボロだったからその場に捨てられた・・・」

ダガー「・・・」

クラウド「それから俺はミッドガルに行き、ティファに会った・・・」

ティファ「あの時はビックリしたわ・・・でもおかしかった・・・」

ダガー「クラウドにも何か異常が?」

クラウド「ああ、俺は体はソルジャーと同じくらいなのだけど心が弱くてなれなかった。そして魔晄中毒にやられた俺はザックスの話してくれたことを俺の記憶にし、ザックスのやって来た事を俺が・・・ソルジャーのクラウドとしてやったことにした。」

エーコ「ヘッポコじゃん・・・てかソルジャーになれなかったのに心の弱さが関係あるの?」

クラウド「ソルジャーは一般的には魔光を浴びた兵士とされてた。俺の目が青いのがその証だ。でも本当はジェノバの細胞を体に埋め込んだ兵士を言うんだ。」

ダガー「それじゃあ・・・」

クラウド「俺の中にもジェノバはいる・・・」

ダガー「そんな・・・」

クラウド「心が弱かった俺は自分を見失ってたからなれなかったのさ。そしてバレットと出会い、そのさなかで俺はエアリスとであった。彼女は神羅に追われてた・・・」

ティファ「それから色々あって・・・神羅の本社に行き、レッドとあった。」

クラウド「それからセフィロスを追う中でみんなとであった。そしてあいつはライフストリームを自らに取り込むためにメテオを発動させようとした。」

ビビ「メテオ!?」

クラウド「最悪の黒魔法さ。この星に隕石を落とすってな・・・」

ビビ「この星じゃそうなんだ・・・僕メテオが使えるから何だか責任が・・・」

クラウド「そっちじゃそうなのか・・・まあいい。それに対抗するためエアリスは対をなす白魔法、ホーリーを唱えた。」

エーコ「あたしもホーリー使えるから何だか・・・」

クラウド「その直後にエアリスは・・・俺はジェノバのせいでおかしくなり、セフィロスの操り人形のようになってた・・・メテオが発動したのも俺のせいさ・・・」

ティファ「でもクラウドはクラウド、私も協力してクラウドは自分を見つけれた。」

ダガー「そして星を救った。って訳ね。」

クラウド「まぁな・・・」

ダガー「で、他のみんなはどうして?」

シド「俺様はまぁ付き添いかな?」

ユフィ「あたしは最初クラウド達から・・・やっぱ秘密!!」

レッド13「オイラは神羅で実験体として使われてたから・・・」

バレット「俺は故郷をあいつらのせいで・・・」

ヴィンセント「私は宝条に・・・」

ケット・シー「僕はスパイやったんですけどやり方に腹たって裏切ったんですよ。」

ダガー「それぞれ理由があるんですね・・・」

クラウド「さて、話はここまでだ。さっさと本体を見つけよう。あんたの大切な奴を助けるためにな。」

ダガー「ありがとうございます。」

シド「だが広いからな・・・四つに分かれるか?」

クラウド「そうだな・・・俺、シド、バレット、そしてヴィンセントをリーダーにして四つに分かれよう。」

ティファ「ちょうど四人ずつ分かれられるね。」

ダガー「じゃあ私はクラウドさんと。」

ミコト「あなたが行くなら私も。」

ティファ「それに私で。」

ユフィ「あたしはヴィンと。」

スタイナー「では自分も。」

クイナ「今度はワタシがスタイナーと一緒に行くアル。」

レッド13「オイラシドと行く。」

フラットレイ「では我々が行こう。」

バレット「じゃあ残りは俺だな。」

ビビ「よろしくお願いします。」

クラウド「それじゃあ行こう。」

シド「待てぃ!!もうちっとしゃきっと言え!!」

クラウド「ああ・・・行くぜみんな!!」

バレット「おっし!!」

そして一行は四つに分かれて世界中に散った。





クラウド「こちら蒼眼、みんなどうだ?」

バレット(こちら炭鉱、俺らは爪の島にいるが・・・この辺には本体どころか雑魚すらいないぜ。)

シド(夢竜でい、鳥の巣付近だが、こっちは少々数が多いぞ。)

ヴィンセント(罪人だ・・・水神の街に来ているがこちらにも気配は無い・・・)

クラウド「分かった・・・ミディールにコンドルフォート、ウータイにもいないか・・・」

ダガー「この感じじゃこの辺にもいませんね・・・」

ティファ「アイシクルエリアにもいないし・・・大空洞が近いからもしかしたらって思ったんだけどな〜・・・」

ダガー「とりあえずいないならもう行きませんか・・・寒くて寒くて・・・」

ミコト「さ、賛成・・・」

クラウド「ああ。しかし・・・」

ティファ「どうしたの?」

クラウド「・・・まさかとは思うがな・・・」

何かを疑問に思い、クラウドは無線機を取り出した。

クラウド「こちら蒼眼、みんなに聞きたいんだが・・・誰か八光の街に行ったか?」

ティファ「あ!!」

バレット(俺もこいつも行ってねぇぜ。)

シド(同じくでぃ。)

ヴィンセント(我らもだ・・・)

クラウド「まさかとは思う、一度あそこで集まろう・・・」

バレット(ああ。)

シド(おうよ。)

ヴィンセント(ああ・・・)

クラウド「・・・」

ティファ「ミッドガルか・・・あれから一度も行った事無いから・・・」

ミコト「ミットガルは確か神羅とか言う組織があった街でしょ?大丈夫なの?」

クラウド「多分な、もう街も復興はされているだろ・・・」

ミコト「いや、街の復興具合じゃなくてあなた達指名手配なんでしょ・・・って復興?」

ダガー「どう言うことです?」

クラウド「行きながら話すよ・・・」

そして四人はシドが造ったと言う小型飛空挺ハイウインドジュニア(一人乗りのフェンリルのようなの)に乗りミッドガルへ向かった。ちなみにクラウドとティファが操縦し、ダガーとミコトはその後ろに無理矢理乗っている。

クラウド「ミッドガルはあの戦いの際、メテオの落下位置にあったんだ。」

ダガー「そっか、助かったとは言え多少は被害出るだろうからさっき復興って言ったんだ。」

ティファ「そうよ。まさかとはだけど・・・行って見る価値はあるわ。」

クラウド「ああ。」

そして四人はほとんど崩壊していたミッドガルにやって来た。

ダガー「うわぁ・・・ぼろぼろ・・・」

ミコト「少しは街として機能してそうだけど・・・」

ティファ「ここは五番街ね。」

ダガー「ちゃんと名称があるんですね。」

クラウド「ああ。上と下、それぞれに簡単な名前はあるんだ。」

ダガー「上と下?」

ティファ「ここに来て少し変わった感じしなかった?」

ミコト「確かに、何だか大きな柱で上に何かを支えていたって感じが・・・」

クラウド「ここは空中に浮かぶ都市と言われててな、巨大な支柱で上に・・・って大丈夫か?」

ダミ「ん〜〜〜・・・」

二人は構造が理解できず頭を抱えていた。

クラウド「まぁ簡単に言えばだな・・・」

クラウドはその辺に転がっていた棒と鉄板を少し拾った。

クラウド「例えばこの板がミッドガルだとしてだ・・・」

クラウドはまず丸い鉄板をその場に敷いた。

クラウド「こう言う風に街があったんだ。」

そう言ってクラウドは別の鉄板に棒をつけて下の鉄板につけた。

クラウド「神羅の本社はこの状態の上の中心にあった。」

ダガー「なるほどね・・・でもこの状態じゃ・・・」

クラウド「もちろん下には太陽の光は差し込まないさ。だから下はスラム街と呼ばれていた。」

ティファ「私達が再会したのは七番街のスラムよ。」

ダガー「そこから察すると・・・上と下では生活にかなりの貧富があったんじゃ・・・」

クラウド「その通りだ。」

ティファ「でも今となったらそんなの関係ないんだけどね。」

ミコト「確かに。こんなんじゃ生活できるのがやっとってとこかしら?」

クラウド「そうだろうな。プレートもほとんど崩れて残ってるって言ったらかろうじて八番街が立っているくらいか。」

ティファ「下はニから四番街まではもう崩れたし、七番街はあの時から・・・」

ダガー「ティファさん?」

ティファ「ううん、何でもないわ。」

ミコト「それにしてもこの辺は少しだけ植物が生えてるのね。」

四人の周りには少しだけ植物が生えていた。

クラウド「五番街のこの辺りは偶然にも上から日の光が刺してたんだ。そしてエアリスも・・・」

ダガー「そのエアリスって人、この辺に住んでたんですか。」

クラウド「あいつはこの近くの教会で花を育てていた・・・いつか花でいっぱいにするとか言ってたな・・・」

ダガー「クラウドさん・・・」

クラウド「そんなことよりさん付けはやめてくれないか?どうもしっくりこない・・・」

ダガー「あ、はい。」

ティファ「みんなとはその内合流できるでしょうから行きましょうよ。」

ダガー「はい。」

そして四人はスラム街を歩き始めた。

ダガー「それにしても・・・本当にボロボロですね・・・」

ティファ「スラム街は元々ボロボロだったからね。」

クラウド「それにメテオと来たからな。それでもプレートが崩れているのに街としていられるのはここと六番街のウォールマーケット、七番街くらいだ。と言っても上の六番街はまだ完成してなかったがな。」

ダガー「確か二番街から四番街は崩れてるんですよね。あれ?だったら一番街は?」

クラウド「あそこもプレートは崩れてるさ。ただ今はごろつきの溜まり場と化してるがな・・・」

ミコト「危なそうですね・・・」

ティファ「だから近づくに越したことはわ。」

ダガー「そうですね。それにしてもみんなは何処に・・・きゃっ!?」

突然ダガーがその場に転んだ。

ティファ「ちょっと大丈夫?」

ティファがダガーに近づいた。と。

クラウド「!?ティファ退けろ!!」

ティファ「きゃっ!!」

クラウドがティファを退かした。と。

クラウド「うわっ!!」

ダガー「クラウド!?」

クラウドが上から降って来た網に捕らえられた。

クラウド「抜かった・・・!!」

ダガー「待ってて!!今出すか・・・きゃっ!!」

ダガーの足はロープで結ばれていた。

ダガー「何なの!?」

ティファ「はめられた様ね・・・」

ミコト「どう言うこと?」

クラウド「周りを見れば分かるさ。」

ミコト「周りって・・・ええ!?」

周りにはいつの間にか沢山の人、しかも明らかに怪しいゴロツキらしい輩がいた。

ゴロツキ(以下ゴ)A「げへへ・・・まさかこんなとこにおめぇのような大金がいるとはな・・・」

ゴB「それにいいオマケが二つと来たもんだ。」

ゴC「これならしばらくはウハウハ出来るぜ〜へっへっへ〜・・・」

ダガー「ウハウハ?」

ミコト「い、嫌よそんなの!!兄さんやマーカスならまだしも!!」

ダガーはウハウハの意味は分からないようで、ミコトだけ思いっきり嫌がっていた。しかし・・・

ダガー「あなたやっぱりマーカスが好きなのね。」

ミコト「!!!!!」

ダガー「どっちにしたって兄妹とは結ばれないからね。」

全然緊張してなかった。

ティファ「余裕ね。」

クラウド「まぁこんな奴らならな。」

ゴD「ガタガタ抜かすな!!」

ゴE「お前ら今どんな状況か分かんねぇようだな。」

ゴF「お前らがどんだけ強かろうがこの数に敵う訳無いだろ。」

クラウド「果たして・・・そうかな!!」

クラウドは網を振りほどき大剣を取った。

クラウド「さてと・・・誰から斬られたい・・・」

そして剣を突き出しゴロツキを脅した。

ゴ多数「・・・」

ゴロツキの少しはそれにビビってしまった。

ゴG「か、かかれぇーーー!!」

ゴ大勢「うぉーーー!!」

ゴロツキ達は一斉に襲い掛かった。

クラウド「さすがに全員には効かなかったか。」

ダガー「ま、しょうがないでしょう。」

ティファ「あれ?足ロープで結ばれてたんじゃ?」

ダガー「自分で斬った。」

そう言うダガーの手にはセイブ・ザ・クイーンが握られていた。

ティファ「それじゃあこらしめてあげようか。」

そう言うことで四人は戦闘体制を取った。と。

ヴィンセント(罪人だ・・・聞こえるか蒼眼・・・)

ヴィンセントから通信が入った。

クラウド「ん?ちょっと待て!!」

ゴロツキ達「!?」

クラウド「どうした?」

ヴィンセント(今、上の中央にお前達以外そろっているが、本社の入口付近に奴らが大量にいた。本体はここにいるに違いない。)

クラウド「分かった。今行く。」

ティファ「当たりだったようね。」

クラウド「ああ、早く行こう。」

ゴロツキ達「待て待て待て!!」

クラウド「ちっ・・・しょうがないな・・・」

クラウドは大剣に緑色の球を取り付けた。

クラウド「行くぞ。エスケプ!!」

クラウドが何かを唱えた。すると。

シュッ!!

クラウド達四人が突然消えた。

ゴロツキ達「な、何だぁーーー!?」





クラウド「よし。」

四人は小型飛空挺が置いてある場所に現れた。

ダガー「今の魔法ですよね?クラウドも使えるんですね。」

クラウド「これのおかげさ。」

そう言ってクラウドは先程大剣につけた緑色の球を見せた。

ダガー「何ですこれ?」

クラウド「これはマテリアって言ってな。武器や防具にある穴につけると魔法を使えたり力が上がったりするんだ。これはりだつのマテリア、さっきのは確実に逃げれるエスケプだ。」

ダガー「へぇ〜」

ティファ「それより早く行きましょう。みんなを待たせちゃいけないから。」

クラウド「そうだな。行くぞ。」

ダガー「はい。」

そして四人は小型飛空挺に乗り、何処かに向かった。

ミコト「何処に行くの?」

クラウド「神羅の本社跡だ。ミッドガルの中央にある。」

ダガー「もしかしてくる途中に見えたあの高い塔ですか?」

ティファ「そうよ。でも塔よりはビルと言った方が正しいけどね。」

そして飛空挺は上に昇って行った。

ダガー「あそこね。ケット・シーがいるわ。」

クラウド「他のみんなは中に行ったな。」

そして四人はケット・シーの近くに着陸した。

ケット・シー「遅いでっせ。皆さんもう中に入りましたよ。」

クラウド「すまないな。」

そしてケット・シーを含めた五人はビルの中に入った。

ダガー「うわぁ〜・・・真っ暗。」

中はボロボロで肉眼では何が何だか分からなくなっていた。

ミコト「・・・」

そんな中ミコトは微妙に震えていた。

ダガー「どうしたの?」

ミコト「お・・・オバ・・・オバケ・・・とか・・・い、いないよね・・・?」

クラウド「何がオバケだ。ま、いてもおかしくないか。」

ダガー「モンスターよりはいいでしょ?」

ミコト「わ・・・私はモンスターの方がいいわよ・・・」

ケット・シー「とりあえずタイマツ代わりにこれでも。」

そう言ってケット・シー(モーグリの方)は火のついた木を出した。

クラウド「さてと、何処から調べる?」

ケット・シー「シドはん達は一番上から51階、ふとっちょはん達は50階から31階まで、ヴィンはん達は30階から11階まで調べてはりまっせ。」

クラウド「じゃあ俺達はここから10階か。」

ダガー「ほら、行くわよミコト。」

ミコト「う、うん・・・」

ティファ「大丈夫だって。深呼吸でもしたら?」

ミコト「うん・・・スゥ〜〜〜・・・ハァ〜〜〜・・・」

ミコトは思いっきり深く深呼吸した。

ミコト「・・・ふう・・・よし。行きましょう。」

ダガー「ええ。」

そして五人は探索を始めた。と、その時。

ドゴドゴドゴーーーン!!

上から何か降って来た。

ミコト「きゃーーーーーーーーーー!!!!!

ミコトは驚いて何処かに逃げてしまった。

ダガー「あ、ミコト!!」

しかしダガーの声は届かなかった。

クラウド「何があったんだ?」

クラウドとケット・シーは落下位置に近づいた。

クラウド「ん?お前ら?」

バレット「お、クラウド。遅かったじゃねぇか。」

降って来たのは先に来ていた他の仲間達だった。

クラウド「どうしたんだ一体?」

バレット「何か上から降ってきてよ・・・」

クイナ「ワタシ達もアル・・・」

シド「悪ぃ、俺だ。」

クラウド「どうしたんだ?」

シド「実はな・・・」

シドの回想

レッド13「ここ社長室だね。完全に壊れてるけど。」

シド「そらウェポンの攻撃を喰らったんだ。」

フラットレイ「何だそれ?」

シド「詳しくは知らん。」

フラットレイ「おい・・・」

サラマンダー「しかしこの床・・・いつ崩れてもおかしくないぞ。」

そう言いながらサラマンダーは床を叩いた。

シド「おいやめろ!!」

そう言ってシドはサラマンダーの近くまでジャンプした。その結果。

ドン!!ゴゴゴゴゴ!!ボゴン!!

シド「あ・・・」

サフレ「あぁーーーーー!!」



エーコ「あんたらね・・・そのせいであたしらも・・・」



バレット「この辺も無しか・・・」

ビビ「そのようだね。」

バレット「よし、次行くか。」

エーコ「うん。ん?」

バレット「どした?」

ビビ「何か上から・・・」

バレット「上?」

バゴン!!

サフレシ「あぁーーー!!」

ビビ「ええ!?」

エーコ「きゃぁーーー!!」



ビビ「・・・だったんだから・・・」

シド「悪・・・」

クラウド「何やって・・・ん?」

クラウドは積み重なった仲間達を見て何かに気付いた。

クラウド「ユフィとヴィンセントはどうした?」

ほぼ全員「え?」

ユフィとヴィンセントがいなかった。

スタイナー「あの二人なら気になることがあるとか言ってたぞ・・・」

クラウド「気になること?一体・・・」





ミコト「ここどこぉ〜・・・」

ミコトは暗闇の中、泣きながら歩いていた。

ミコト「ヒクッ・・・お兄ちゃ〜ん・・・」

ミコトがこんな風になってしまう理由は我がHPにて掲載中の番外編、意外(?)なプロフィールにて。

ミコト「うぅ〜・・・ん?」

ミコトは何かに気付いた。

ミコト「物音・・・?」

物音がしたらしく、ミコトはその方に向かった。

ミコト「誰か・・・いるの・・・?」

?「その声・・・ミコト?あたしだよユフィ。」

ミコト「ユフィ?」

ユフィ「ヴィンもいるよ。」

物音がした方にはユフィとヴィンセントがいた。

ユフィ「どうしたの?」

ミコト「驚いて・・・無我夢中で走って・・・みんなとはぐれて・・・」

ユフィ「あんた臆病なんだね。」

ミコト「怖いのが・・・嫌いなの・・・」

ヴィンセント「この状態では探索に同行させるのは難しいな・・・ユフィ、ミコトをみんなの所へ。」

ユフィ「いいけど・・・大丈夫?」

ヴィンセント「私なら大丈夫だ。」

ユフィ「分かったわ。頑張ってね。」

そしてミコトとユフィはヴィンセントと分かれた。

ミコト「それでここ・・・何処?」

ユフィ「あたしにも良く分かんないんだ。ただ知ってるのはここは地下だってこと。」

ミコト「地下?」

ユフィ「あたしあの戦いの時に来たんだけど、地下があるなんて知らなかったんだ。」

ミコト「でもどうしてここに?」

ユフィ「ヴィンが思い当たる節があるって言ってね。あたしは付き添い。」

ミコト「あなたヴィンセントのことが好きなの?」

ユフィ「な、何でそうなるの!?」

ミコト「何とな〜く。」

ユフィ「まったく・・・ん?」

ミコト「どうしたの?」

ユフィ「殺気が・・・」

ミコト「殺気?」

ユフィは殺気を感じたらしく足を止め、ミコトも足を止めた。

ユフィ「この気配・・・!?ミコト危ない!!」

ミコト「え!?きゃっ!!」

ユフィがミコトを突き飛ばした。と。

ユフィ「しまっ・・・!!」





クラウド「いったい何処に行ったんだ?」

ダガー「ミコトったら・・・」

ダガー達は辺りをずっと探していた。と。

「いやぁーーーーーーー!!」

何処からか悲鳴が聞こえた。

ティファ「悲鳴!?」

エーコ「ちょっと今のって・・・!!」

ビビ「ミコトお姉ちゃんだよ!!」

ダガー「ミコト!!何処なの!?」

ダガーはミコトの名を叫んだが反応は無かった。

サラマンダー「今のは下から聞こえたぞ。」

シド「俺様もそう思うが、ここに地下なんてあったか?」

ケット・シー「そう言えばあったような無かったような・・・」

レッド13「どっちなの!?」

ケット・シー「あ!!あったあった!!ありましたわ!!だいぶ前に聞いた話やけど、このビルの地下には宝条が使ってたゆう研究室があるらしいんや。でも危険すぎて地下への道はふさいだゆう話ですが・・・」

クラウド「ヴィンセントは古いタークスだ。知ってておかしくは無い。」

ダガー「早くしなきゃ!!ミコトに何かあったのよ!!」

ケット・シー「でも地下への入口が何処か知らへんし・・・」

サラマンダー「だったら打ち抜くまでだ!!」

そう言ってサラマンダーは拳を上げた。が。

ボゴーーーーーン!!

ダガー「わっ!!」

地下から何かが飛び出した。

ダガー「く、崩れる!!」

クラウド「脱出するぞ!!」

ダガー「でもミコトが!!」

ティファ「今は出るのが先よ!!」

そう言ってティファはダガーの手を引っ張って外に連れ出した。

シド「参ったな・・・念には念をってことでジュニアを遠くに置いたのが間違いだったな。」

小型飛空挺はビルから少し離れた場所に置いてある。

クラウド「さっき見た時六番プレートの方にうまいこと足場が出来てた!!そっちに行くぞ!!」

フラットレイ「しかしそれは危険ではないか!?」

シド「一緒に崩れ落ちるよりはマシだ!!行くぜ!!」

そして一行は未完成だった六番プレートまで来た。プレートは崩れた壁や鉄骨などで網目状に多少足場があった。

ダガー「とと・・・大丈夫みんな!?」

エーコ「大丈夫だけど・・・ビビが・・・」

ビビ「うぅ〜・・・」

スタイナー「あ、そうか。ビビ殿は高所恐怖症であったな。」

ビビ「だ、大丈夫・・・だよ・・・」

エーコ「無理はしないでよ。」

ビビ「大丈夫・・・君を守るためなら・・・」

エーコ「ビビ・・・」

ダガー「そう言うことは後にしてよね。来たわよ!!」

崩れていく神羅ビルの方から明らかに化物の影が近づいてきた。

クラウド「あいつが本体か・・・」

皆は武器を取り戦闘体制を取った。そして皆の前に化物、ジェノバの本体が来た。

ダガー「な、何こいつ?」

本体は下半身が球体のような化物で上半身に腕が四本でその内二本でかい人型の化物がくっ付いたまさにこの世の物とは思えない化物だった。

エーコ「つうかこの見た目・・・まさにデ○ルガ・・・」

ビビ「はいそこまで。それ以上は駄目だよ。」

クラウド「下半身はまさに最後に戦ったジェノバだ・・・しかし上半身・・・こいつはまさか・・・!!」

ジェノバ?「ソう・・・ワたしダよ・・・シッパいさク・・・」

ダガー「喋った!?」

クラウド「貴様・・・宝条か!!」

クラウドが叫ぶと人型の化物の頭の付近から人だったと思われる者が出てきた。

宝条「ククク・・・まタ・・・あエルトは・・・」

ティファ「まさか宝条だったなんて・・・それよりユフィとヴィンセントは!?」

ダガー「それにミコトはどうしたのよ!?」

宝条「いちドに・・・ゴチゃごチャと・・・アノおとこナら・・・シラんな・・・」

レッド13「ヴィンセントは強い・・・大丈夫だとは思うけど・・・」

ダガー「ミコトは!!金色の髪をした女の子はどうしたの!?」

宝条「きんいロ・・・ソれは・・・こイつカ・・・?」

そう言って宝条は下半身の球体を開いた。そこには。

ダガー「!!」

ミコト「うっ・・・」

そこには体のほとんどを取り込まれたミコトがいた。

ダガー「ミコト!!」

ミコト「くぁ・・・」

ミコトの意識はもうろうとしていた。

ダガー「何をするつもりなの!?」

宝条「コイつハ・・・ワたしでモわかラぬちからガ・・・アる・・・ソれをケんきゅウするノダ・・・」

ダガー「あなたはどの道消えるのよ!!ミコトを放して!!」

宝条「うるサイ!!」

バジュッ!!

宝条はでかい方の右腕から怪しい液体をダガーに向けて放った。

フラットレイ「危ない!!」

ダガー「きゃ!!」

フラットレイは液体が当たる前にダガーを助けた。

クイナ「アイヤ!!溶けてるアル!!」

シド「消化液か・・・当たればおしめぇだな。」

宝条「イのちがオシくば・・・サることダナ・・・」

ダガー「ミコト!!」

ミコト「ね、ねえ・・・さん・・・」

ダガー「!!」

宝条「サて・・・おわカれのあいさツはスンダようだな・・・」

そう言って宝条はミコトを球体の中に閉まった。

ダガー「・・・さない・・・」

宝条「?」

ダガー「許さない・・・」

バレット「な、何だ!?」

レッド13「大気が・・・ダガーを中心に大気が震えてる・・・」

スタイナー「まさか!!」

ダガー「絶対に許さない!!」

クラウド「何だ!?」

ビビ「トランス・・・」

ダガーはトランスを発動した。

ダガー「てやぁーーー!!」

ダガーは鉄骨の上を一心不乱に宝条に向かい走った。

宝条「スバらしい・・・キさまもトりこんデやろウ・・・」

そう言って宝条はでかい方の左腕をダガーに向けて伸ばしてきた。

ビビ「危ない!!」

しかし。

ダガー「はっ!!」

ダガーは腕をジャンプで避け、しかもその腕をつたって宝条に向かって行った。

宝条「ヤるヨウだな・・・」

そう呟き宝条は小さい方の両手の平から長剣を出した。

クラウド「アレはセフィロスの剣!?しかも二本も!!」

ダガー「はぁーーー!!」

ガギン!!ジャギン!!

ダガーは何度も斬りかかったが全て二本の長剣で受け止められてしまっていた。

宝条「やる・・・シかしアマかったナ・・・」

エーコ「後ろ!!」

ダガー「!!」

ダガーの後ろにでかい方の右腕か来ていた。

宝条「しネ!!」

宝条は消化液を放とうとした。と。

バシッ!!

宝条「なニ!?」

誰かが右腕を蹴ったようで消化液は外れた。

「それですませねぇぞ、と。」

バヂン!!

宝条「ガっ!?」

突然宝条に電流が走った。

ダガー(隙が出来た!!)

ダガーは再び剣を構えた。そして。

ズヴァッ!!

宝条の小さい方の右腕を切り落とした。

宝条「きさマ・・・こロス!!」

宝条は左腕の剣でダガーを斬ろうとした。

ダガー「しまった!!」

剣を構えようとしたが間に合いそうになかった。と。

バギーーーン!!

ダガー「!?」

宝条「ナ!?」

突然長剣が砕けた。

ダガー「何?あう!!」

そしてダガーは何者かに抱かれその場から離れた。

ダガー「放して!!ミコトが!!」

?「一人では無理だ。」

ダガー「その声・・・」

ティファ「ヴィンセント!!」

ダガーを助けたのはヴィンセントだった。そしてヴィンセントは皆の近くに降り、ダガーを放した。

ヴィンセント「すまない・・・遅れた。」

クラウド「今までどうしてた?」

ヴィンセント「地下を探していたら突然揺れてな・・・脱出には手こずらなかったが、ガレキに潰されてたんだ・・・あいつらに助けてもらったがな。」

クラウド「あいつ・・・!!お前達!!」

「よっ」

「・・・」

そこにはチンピラ風の男とスキンヘッドの男がいた。

クラウド「・・・誰だっけ?」

ドドドッ

皆一斉にこけた。

ビビ「あわわわ!!」

エーコ「ビビ落ちちゃ駄目!!」

レッド13「・・・タークスのレノとルードだよ・・・」

クラウド「おおそうだった。」

レノ「ったく・・・久しぶりに会ったらそれかよ・・・と。」

ルード「・・・」

クラウド「どうしてお前達が?」

レノ「俺達もこの負け者を退治してたんだ・・・と。」

ルード「そしてお前達とであった・・・」

クラウド「なら一時休戦だ。あいつを倒さなきゃこいつらの仲間が危ない。」

レノ「了解だ・・・と。」

ルード「・・・」

レノ「ん?どうした・・・と。」

ルード「・・・」

ルードはレノに耳打ちしている。

レノ「・・・ルードが『終わったらティファとデートさせてくれ』、と。」

クラウド「・・・ティファ、頼む。」

ティファ「ええ〜〜〜!?・・・ってしょうがないか。一回だけよ。」

ルード「・・・」

見た目では分からないがやる気が出てきたようだ。

ビビ「で、どうやって助けるの?」

レノ「方法は一つあるぞ、と。」

クイナ「どんなのアル、と・・・うつったアル・・・」

レノ「作戦は・・・ヒソヒソ・・・と。」

ダガー「分かった。それで行きましょう。」

そう言ってダガーはまた走り出した。

宝条「マたくるカ・・・」

宝条は再びダガーに消化液を放とうと右腕を向けた。しかし。

レノ「ピラミッド!!、と。」

レノが宝条に向けて光を放った。すると。

宝条「なッ!?ウゴけない・・・」

宝条がピラミッド状の光の壁に閉じこめられた。

レノ「今だ!!、と。」

ダガー「はぁーーー!!」

ザシュッ!!

ダガーはピラミッドごと下半身を切り開いた。

ダガー「見えた!!」

ミコトの姿が見え、ダガーは下半身の中に入った。

宝条「こシャくな・・・!!」

宝条はデカイ手でダガーを取り出そうとした。が。

ケット・シー「行くでクイナはん!!」

クイナ「あいよアル!!」

ビビ「エーコ!!」

エーコ「うん!!」

クケ「シャドウフレア!!」

ビビ「ダークネス!!」

エーコ「シャイニング!!」

四人同時に強力な魔法を両腕にはなった。

バガガガーーーン!!

宝条「ウガッ!?」

ダガー「ミコト!!」

ダガーはミコトを取り出そうと必死だった。

宝条「サせんぞ!!」

ダガー「あっ!!」

宝条が下半身をダガーを取り込もうと閉めようとした。と。

サラマンダー「そうはさせんぜ!!」

サラマンダーが閉めさせまいと無理矢理こじ開けていた。

ダガー「サラマンダー!!」

サラマンダー「前回はいいとこ無しだったんで今回は全快で行くぜ!!」

一同「・・・」

ザ・○ールドーーー!!

辺りの時が五秒ほど止まった。

サラマンダー「今だ!!ぬぉりゃーーー!!」

サラマンダーは無理くりミコトを引っ張り出し、ダガーごとそこから脱出した。

サラマンダー「よし。」

フラットレイ「今・・・何があった?」

スタイナー「分からぬが・・・気のせいか『無駄無駄無駄』と言う声と『オラオラオラ』と言う声がしたような・・・」

クイナ「だから他のマンガのネタを使うなアル・・・」



作者「・・・また何か言われたような・・・しかしそろそろ一人暮らしへの引越しするだろうからな・・・しばらくオンラインから消えるだろうな・・・男は狼なの〜よ〜気をつけなさ〜い〜〜〜♪」



スタイナー「久々に出てきたな・・・」

そんなことよりミコトの方は・・・

ダガー「ミコト!!しっかりしてミコト!!」

トランスを解除したダガーが必死にミコトを呼びかけていた。

ダガー「お願いミコト!!目を開けて!!」

ミコト「・・・うっ・・・」

ミコトの意識が戻った。

ダガー「ミコト!!」

ミコト「う・・・ダガー・・・?」

ダガー「よかった・・・よかった!!」

ダガーは泣きながらミコトを抱きしめた。

ミコト「ちょっと・・・苦しい・・・」

ダガー「よかった・・・!!」

ミコト「・・・ありがとう・・・」

エーコ「あちゃ〜・・・ジタンがいない時にとんでもないことが・・・」

ビビ「どゆこと?」

フラットレイ「それどころではないだろ・・・」

ダガー「さてと・・・ミコトに酷い目にあわせた罪・・・あなたの死で償ってもらうわよ!!」

ミコト「待って!!」

ダガー「どうしたの?」

ミコト「ユフィがまだ取り込まれてるわ!!」

ダガー「え!?」

クラウド「何だと!?」

ヴィンセント「!!」

宝条「クカカカ・・・まだしょブはツイテなかッタな・・・」

サラマンダー「しかし下半身にはもういなかったぞ!!」

レッド13「まさかユフィ・・・」

ティファ「そんなことない!!ユフィがあんな奴に!!」

クラウド「しかし取り込まれてるとなると・・・あいつを倒すことは・・・」

皆に重い空気が圧し掛かった。と。

(き、聞こえる・・・?)

クラウド「!?」

ヴィンセント「ユフィ!?」

何処からかユフィの声が聞こえた。

ユフィ(聞こえる・・・みんな・・・)

クラウド「無線機か!!聞こえるぞ!!」

ユフィ(あたしはもう・・・駄目だと思うから・・・気にしないで・・・こいつを・・・)

ミコト「バカなこと言わないで!!私を助けるために誰かが死ぬなんて嫌よ!!」

ユフィ(アハハ・・・ごめんね・・・でも・・・)

ヴィンセント「ユフィ!!」

ユフィ(ヴィン・・・あたしが死んだらサ・・・アンタが好きだったあの・・・ルクレツィア・・・だっけ?・・・あの人のほこらにでも・・・あたしの墓を造って・・・くれない?)

ヴィンセント「ユフィ!!」

ユフィ(やっぱ・・・駄目・・・?・・・とりあえず・・・あたしがいる場所・・・一撃でっかいの・・・こっから撃つから・・・やっちゃって・・・ね・・・)

ヴィンセント「やめるんだ!!」

ユフィ(ごめんねヴィン・・・あんたを始めてみた時・・・暗いな〜なんて思って・・・あんたのこと・・・何にも知らないで・・・酷いこと沢山・・・言っちゃって・・・)

ヴィンセント「そんなことはいい!!気をしっかりと持て!!」

ユフィ(ちょっと・・・無理かな?・・・アハハハハ・・・最期に一つ・・・言って置くよ・・・あたし・・・あんたのこと・・・)

ヴィンセント「ユフィ?ユフィ!!」

ティファ「通信が途絶えた・・・ユフィ・・・」

宝条「いったイナニを・・・んん!?」

上半身の腹部から光が発せられてる。そして。

ボーーーン!!

宝条「ゴっ!!」

中で大きな爆発が生じた。

クラウド「今のは森羅万象・・・ユフィはあそこか!!」

ダガー「でもあの声からしたらもう・・・」

ヴィンセント「ユフィ・・・」

ヴィンセントはユフィがいる場所に銃口を向けた。

ダガー「ヴィンセント!!」

ヴィンセント「彼女の頼みを果たす・・・」

バレット「バカなことはやめろ!!仲間を殺すなんざ!!」

ヴィンセント「しかしどうすれば・・・!!」

クラウド「ヴィンセント・・・」

クラウドはそっと銃口を下げた。

クラウド「方法は一つではない・・・お前はまた罪を犯すのか?」

ヴィンセント「・・・」

クラウド「可能性はまだある!!必ずユフィを助け出す!!」

ヴィンセント「クラウド・・・」

ミコト「そうよ・・・私を助けてくれたんだから・・・ちゃんと助けてあげなくちゃ・・・まだ私・・・お礼を言ってないから・・・」

ダガー「やりましょう。」

ヴィンセント「・・・ああ。」

宝条「グ・・・き、キサマら・・・ころしテ!?」

突然宝条に光が降り注ぎ、宝条の動きが止まった。

ダガー「何この光!?」

ティファ「クラウド!!この光!!」

クラウド「ああ・・・邪気封印だ・・・」

レッド13「もしかして!!」

クラウド「だが生きてるはずはない・・・でも・・・エアリスは力を貸してくれてる・・・今がチャンスだ!!」

シド「おっしゃ!!こうなったら一気に行くぜ!!俺様とバレットにレッドでひるませてティファがどでかい一撃かましてヴィンが助けろ!!ケットは治療!!クラウドは止めをさせい!!」

バレット「今度はちゃんとした命令だな!!いいぜ!!」

レッド13「うん!!」

ケット・シー「おっしゃ!!」

ティファ「ええ!!」

ヴィンセント「シド・・・」

クラウド「しっかりやれよ。」

ヴィンセント「・・・ああ!!」

宝条「コ・・・こシャク・・・な・・・」

シド「行くぜーーー!!」

シドは懐からダイナマイトを取り出し、口に銜えていたタバコの火で導火線に火をつけた。

バレット「うぉーーー!!」

バレットは右腕の銃に力を込めた。

レッド13「はぁ・・・」

レッド13は何かの力を集めていた。しかも一番強力だった。

バレット「ヘビーショット!!」

シド「おらーーー!!」

バレットは銃からエネルギー弾を放ち、シドはダイナマイトを投げた。

ドゴドゴーーーン!!

見事に当たり大爆発を起こした。

レッド13「星々の力よ、記憶よ、今ここに具現化し、仇なす敵を撃て!!コスモメモリー!!」

バシューーー!!

レッド13の周りに星の力が集まり光となって放たれた。

シュバーーー!!

宝条「ヌガっ!?」

ティファ「次行くよ!!」

ティファは右手に力を込め、宝条に近づいた。

ティファ「全てを撃ち抜く!!私の一撃!!ファイナルヘヴン!!」

ドズン!!

ティファは思いっきり右手で宝条を殴った。

宝条「ウォッ!!」

ティファ「ヴィンセント!!」

ヴィンセント「すまない・・・ユフィ今助ける!!」

ヴィンセントは宝条に向かい走った。

ヴィンセント「カオス!!」

ヴィンセントが何かを叫ぶとヴィンセントの体に異変が生じた。

ダガー「な、何!?」

するとヴィンセントは悪魔のような姿に変身した。

ダガー「ええ!?」

ヴィンセント「ユフィ!!」

ヴィンセントはユフィがいる場所に取り付いた。そして。

ヴィンセント「うぉーーー!!」

手で無理矢理ユフィイがいる場所を斬り、そしてこじ開け始めた。

宝条「ヤ、やめローーー!!」

そしてヴィンセントは完全にこじ開け、ユフィを見つけた。

ヴィンセント「ユフィ!!」

ユフィ「ヴぃ・・・ヴィン・・・?」

ヴィンセント「待ってろ!!今助ける!!」

そしてヴィンセントは取り込まれていたユフィを抱きしめ、外に引っ張り出した。

宝条「ガ・・・!!ちカラが・・・!!」

ダガー「もしかしてあいつ自身が動かずにいたのは動けれるように力のある人間を取り込まなければ動けなかったから?」

ケット・シー「もしそやったら大チャンスやでクラウド!!」

クラウド「ああ!!」

ヴィンセント「後は頼むぞ!!」

ユフィを助け出したヴィンセントは宝条から離れた。

クラウド「宝条・・・楽にしてやるよ・・・俺とアルテマウェポンでな!!」

ダガー「クラウドもアルテマウェポンを!?」

クラウドは大剣、アルテマウェポンに力を込め、走り出した。

宝条「し、シっぱイサくが・・・」

クラウド「それは違うぜ!!喰らえ!!」

アルテマウェポンがクラウドの力を得て光りだした。

クラウド「超究武神覇斬!!」

ザシュガシュグザドスバスグシュ!!

クラウドは宝条に十四回連続斬りし、最後に飛び上がり剣を振り上げた。

クラウド「はぁーーー!!」

ザシューーー!!

宝条「ガァーーー!!」

最後の斬りにより宝条は縦に真っ二つになりそのまま消滅した。

クラウド「俺はクラウド=ストライフ・・・失敗作じゃない・・・」

ティファ「クラウド・・・」

クラウド「ユフィは大丈夫か?」

ケット・シー「大丈夫や。命に別状はあらへん。」

クラウド「そうか・・・」





シド「次の星の座標はセットしたぜ。」

ダガー「ありがとうシド。」

ミコト「所でダガー。」

ダガー「何?」

ミコト「何であの時必死になって私を助けようとしたの?」

ダガー「当たり前でしょ仲間なんだから。それに・・・」

ミコト「それに?」

ダガー「あなたあの時私のことを『ねえさん』って呼んでくれたしょ。」

ミコト「それは・・・」

ダガー「嬉しかったんだ。家族が増えて・・・」

ミコト「ダガー・・・」

ダガー「『義姉さん』でしょ。今度からそう呼んで。」

ミコト「分かったわ義姉さん。」

ビビ「さっき(抱き合った時)のはそう言うことだったんだ。」

エーコ「いやちょっと違うような・・・むしろ悪化してるような・・・」

ビビ「何が?」

エーコ「ジタンの恋人と妹がイチャイチャで義理の姉妹となるとレズどころか近親相姦じゃ・・・」

ビビ「?????」

子供が大人(?)の会話をしている頃。

ミコト「それにサラマンダーもありがとう。助け出してくれて。」

サラマンダー「あのままじゃ二話連続いいとこなしだからな。」

ダガー「だからってあんな方法・・・」

サラマンダー「いいだろ。俺はそんなキャラじゃないがダジャレなんておいシャレと出来るわけがない。」

ダミ「はっ?」

フラットレイ「・・・おいそれだろ・・・」

ほぼ一同「・・・」

ザ・○ールドーーー!!

再び辺りの時が五秒ほど止まった。

フラットレイ「分かってしまう自分が情けない・・・」

サラマンダー「いいだろ別に。お前は俺のライバルとして少しは俺を知って欲しいもんだ。」

フラットレイ「誰がライバルだ!!このナマコ!!」

サラマンダー「んだとネズミ!!」

ダガー「あ〜あ。また始めたよ。」

ミコト「・・・」

ダガー「大丈夫?」

ミコト「今コウとトット先生とサクラちゃん思い出した・・・」

ダガー「何で?」







コウ「へっくしゅ!!」

サクラ「くちゅん!!」

トット「ぐしゅん!!」

フライヤ「どうした?風邪か?」

コウ「いや・・・誰か噂してると思う・・・」

サクラ「噂だって!!うわ〜最高!!(うわさ、いこう)」

その場全員「・・・」







ミコト「うぅ〜〜・・・また何か聞こえたような・・・」

ダガー「気のせいでしょ。」

そんなボケボケトーク及びナマコとネズミの戦いが行われてる頃。

ヴィンセント「大丈夫か?」

ユフィ「うん・・・」

ヴィンセント「すまなかった・・・私は一度、本気でお前を・・・」

ユフィ「いいよ。あたしから望んだことなんだ・・・ヴィンは何も悪くない・・・」

ヴィンセント「ユフィ・・・」

バレット「何だあの意外な組み合わせ。」

レッド13「若いってことで良いんじゃない?」

ケット・シー「そやで。」

レノ「さて・・・これからどうするかってことだ、と。」

クラウド「どっちにしたって俺らの首にはまだ大金がかかってるさ。今までどおり陰で生きてくよ。」

レノ「それはお互い様だ、と。」

ルード「俺達にもかかってるからな・・・」

クラウド「ま。行きてればいつかまた会えるか。」

レノ「その時は敵かもだぞ、と。」

クラウド「分かってるさ。」

ダガー「では私達は次の星に行きます。」

クラウド「そうか・・・」

シド「おおそうだ。次の星だがな、俺らの知り合いがいる星だぜ。」

クラウド「それじゃあスコール、『獅子』の星か。」

シド「おうよ。」

ダガー「別の星に知り合いがいたんですね。」

クラウド「ああ。お前らが行った後によろしくと送って置くよ。」

ダガー「ありがとう。」

ティファ「頑張ってね。」

ダガー「はい。」

ミコト「それじゃあねユフィ。」

ユフィ「じゃあねミコト。」

ミコト「ヴィンセントと仲良くね。」

ユフィ「フフ、ありがと。」

ヴィンセント「死ぬなよ。」

ミコト「ええ。」

スタイナー「しかし自分今回あまり活躍してないような・・・?」

クイナ「気にしない気にしないアル、と。」

エーコ「早く行こうよ。ジタンを助けるために。」

ダガー「うん。それじゃあ!!」

そして八人は次の星へと向かった。

レッド13「さよならーーー!!」

バレット「頑張れよーーー!!」

クラウド「さてと・・・これからどうするか。」

ティファ「今までどおり生きていきましょう。」

クラウド「そうだな。」

ユフィ「だね。あたしも残りの命・・・後悔しないように生きてくよ。」

クラウド「どう言うことだユフィ?」

ユフィ「ううん、何でもない。」

クラウド「そうか・・・」

クラウドは空を見上げた。

クラウド「エアリス・・・ザックス・・・あいつらを守ってやってくれよ。」

クラウドが呟いた時、空の星が二つ一瞬光を放った。




四つ目の魔獣を倒したダガー達。次の星にいる『獅子』とはどのような者なのか、そしてどのような星なのか・・・




続く










あ と が き
結構長くなりましたよこれ。
二十歳になっても怖がりなミコトは僕の見立てで萌えキャラ一直線。
可愛らしさ全快で行ってます。
ヴィンユフィも後々大きく出てきます。
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