CRYSTAL MEMORY STORY

第一部 青と赤の物語
第三十話 テラへの鍵前編 古城と鏡、仲間と言うもの



ジタンが合流し、真実を知った一行はテラへ向かうべく鍵あるというイプセンの古城に向かうのであった。

エーコ「二号機と違って結構快適じゃない。」

ジタン「そりゃあシドが人間の状態で作った奴なんだ。浮気はしても腕は確かだぜ。」

エーコ「でもビビは大丈夫かしら・・・たしか高所恐怖症だったから・・・ちょっと見てくるね。」

そう言ってエーコはビビの所に向かった。

ダガー「エーコったらビビにべったりね。」

ジタン「そうだな。」

エリン「あなた達は人の事言えた口ですか?」

ジダ「うっ!!」

スタイナー「姫様・・・」

その頃

エーコ「ビビここにいたんだ。」

ビビ「どうしたのエーコ?」

ビビはフライヤと一緒にデッキにいた。

エーコ「ビビの事だから船酔いでもしてるんじゃないかなって。」

ビビ「それなら大丈夫だよ。僕は高い所は嫌いだけど風車とか風は好きなんだ。」

エーコ「ふ〜ん。」

フライヤ「・・・どれ、私はブリッジにでも行ってようかの。」

そう言ってフライヤは中に入った。

ビビ「・・・フライヤどうしたんだろう・・・?」

エーコ「もしかして・・・あたし達の事気にかけて・・・?」

ビビ「別にそんな関係じゃないのに・・・」

エーコ「そう・・・よね・・・」

何気に複雑な気持ちになってしまった二人であった。その時ブリッジでは。

ダガー「あらフライヤ。やっぱり来たわね。」

フライヤ「あの場は二人っきりにしておくべきであろう。」

スタイナー「な、何のことでありますか?」

ダフ「女同士の秘密。」

スタイナー「?」

ジタン「ま、俺は分かるどな。」

そんな会話をしていると忘れられた大陸が見えてきた。

エリン「確か忘れられた大陸の北にあるって言ってましたよね。」

ジタン「ああ。」

スタイナー「忘れられた大陸に来るのはこれで二度目であるな。」

ジタン「そう言えばそうだよな・・・見えた。アレがそうだ。」

船の遥か前方に城らしき建物が見えた。

ジタン「多分着陸できる場所が近くにあると思うから、そこで降ろしてくれ。」

エリン「了解しました!!」

そして飛空挺は古城の近くに着陸した。

ジタン「さっさと戻ってくるからそれまで待っててくれ!!」

エリン「分かりました!!」

ダガー「じゃあ行きましょう。」

船を下りた八人は徒歩で古城へ向かった。


イプセンの古城


エーコ「何か逆さにしたような城ね。」

城はまるで逆さまにしたような外装をしていた。

ジタン「とりあえずこの中にテラへの鍵があるんだ。全員で行くの何だし、四人だけで行こう。」

クイナ「メンバー分けはどうするアル?」

ジタン「そうだな・・・俺はテラの文字が読めるから外せないし、セーラは俺から離れたくないだろ?」

ダガー「うん。」

ジタン「後二人は・・・ビビとエーコに来てもらうとするか。」

ビビ「分かった。」

エーコ「いいわよ。」

ジタン「他のみんなはここで待っててくれ。」

スタイナー「うむ。」

フライヤ「ああ。」

クイナ「アル。」

皆了承で一致した、と思われたが・・・

サラマンダー「・・・おいジタン。」

サラマンダーが口出しをしてきた。

ジタン「何だ?」

サラマンダー「俺にはお前の考えが理解できねぇ・・・俺らよりも遥かに力のあるお前がなぜ他のものと一緒に行動するのかがな・・・」

ジタン「で?」

サラマンダー「俺は今までほとんど一人でいたからお前のやり方に納得できない。」

ジタン「だから?」

サラマンダー「・・・どっちのやり方が正しいのか、ハッキリさせたい。ここに封印を解く鍵があるという話だな?」

ジタン「ああ。」

サラマンダー「それをどっちが先に発見できるか、で勝負だ。もちろん俺はひとりで行くぜ。」

スタイナー「サラマンダー!!お主何を勝手なことを!!」

ジタン「待ちなおっさん。」

スタイナー「し、しかし・・・」

ジタン「いいだろう。サラマンダーがそう考えてるんならな。」

サラマンダー「物分りがいいじゃねぇか。じゃ、先に行くぜ。」

そう言ってサラマンダーは先に城内へ入った。

フライヤ「いいのかジタン?」

ジタン「あいつがああ考えてるんならいいじゃねぇか?」

クイナ「相変わらずアルな・・・」

ジタン「じゃ、俺らも行くか。」

エーコ「ねぇ、ジタンは一回テラに行ってるんでしょ?だったら鍵の場所分かるんじゃない?」

ジタン「そこなんだがな、昔は戻る方法を知らされずに送られたし、この前はミコトが準備していたから俺は知らないんだ。」

ダガー「それじゃあハンデ無しなんだ。」

ビビ「と言うか僕等は四人で行動するからこっちにハンデがかかってると思う。」

ジタン「だから早く行こうぜ。」

エーコ「うん。」

そしてジタン達四人も城内へ入った。

ダガー「そう言えばどうしてビビとエーコを選んだの?」

ジタン「ああ、不確かな話なんだけどここは力が逆転してしまうらしいんだ。」

ビビ「力が逆転?」

ジタン「だから力が強いほど弱まって弱いほど強まるって事さ。」

エーコ「なるほどね。ダガーはともかく、ビビは力が無いし、あたしはか弱いからここにぴったりって分けなんだ。」

ジタン「や、エーコがか弱いかどうかは関係ないような・・・」

エーコ「むっ!!失礼じゃない!!あたしはとってもか弱いのよ!!ねっビビ!?」

ビビ「えっ!?え〜と・・・」

ダガー「ビビ、自分が思ったこと正直に言えばいいのよ。」

ビビ「う、うん・・・エーコはか弱いかは分かんないけど、強がって寂しさを隠しているんだって事は何となく分かるな。」

エーコ「ビビ・・・」

ジタン「ほ〜よく見てるんじゃないか。」

ビビ「そりゃ結構一緒にいるからね。少しは分かるさ。」

エーコ「そこまであたしの事を知ってるんだ・・・誰よりも・・・」

ダガー「エーコ?」

エーコ「な、何でもないわよ!!それより早く鍵を探しましょう!!」

ジタン「そうだな。」

そんな会話を交わしながら進んでいると小部屋に到着した。

ダガー「ここからはどこに行けばいいのかしら?」

ビビ「あそこにポールがあるからそこから下か上に行けばいいんじゃない?」

ジタン「多分そうだろうな。ま、行けば分かるさ。」

と言うことで四人はポールの近くに来た。

ジタン「これは・・・上には行けないな。」

ダガー「それじゃあ下に降りましょう。」

ジタン「だな。」

エーコ「じゃあエーコが一番ね!!」

ジタン「はいはい・・・」

エーコが先に下に降りた。

ビビ「じゃあ次ぎ行くね。」

ジタン「あいよ。」

次にビビが降りた。

ジタン「お先どうぞ。」

ダガー「ありがとう。」

続いてダガーも下に降りた。

ジタン「じゃ、行くとすっか。」

そしてジタンも下に降りた。

ジタン「・・・まったこれは・・・」

ダガー「なんだか酔ってきそうね・・・」

下の部屋は上下を逆さまにしたような変わった部屋であった。

ビビ「なんだか気持ち悪くなってきた・・・」

エーコ「は、早くこの部屋から出ましょ・・・」

ジタン「そうだな。」

と、言うことで四人は足早にこの部屋から出た。

ダガー「大丈夫?二人とも・・・」

ビビ「うん・・・」

エーコ「ちょっとは・・・楽になったよ・・・」

ジタン「・・・あながちサラマンダーが言ってた事も嘘じゃねぇかもな・・・」

ダガー「え?」

ジタン「一人だったら行動するものかなり楽になるからな。今みたいなアクシデントで止まることもない。」

ダガー「そうだけど・・・仲間がいれば一人じゃ出来ないことも出来るでしょ。サラマンダーはそれに気付いていないだけなのよ。」

ジタン「だな。じゃ、そろそろ行くか。」

ビビ「うん。」

エーコ「もう大丈夫よ。」

死して四人は再び足を歩み始めた。そして吹抜らしい場所に来た。

ダガー「変わった吹抜ね。よく見ると逆さよ。」

ビビ「本当だ。」

吹抜はある線を境に逆さになっていた。

ジタン「なんだか鏡みたいだな。こりゃ三半規管しっかりしてないと酔うぜ。」

ビビ「だから・・・早く行こう・・・」

エーコ「うん・・・」

ジタン「やばくなったら言えよ。休むから。」

ビエ「うん・・・」

そして四人は歩き出した。と、前方に変な石像があった。

ジタン「なんじゃこれ?」

ダガー「悪趣味な石像ね・・・」

エーコ「あ、あのさ・・・」

ジダ「ん?」

ビビ「ちょっと休まない?もう・・・」

ジタン「おう。」

と、言うことで四人は悪趣味な石像の前で休むことにした。

ダガー「・・・何か見られてるような気がして嫌ね・・・」

ジタン「そう言えばどっかでこんな感じのモンスターとあったような気が・・・」

ダガー「それじゃあそのモンスターの石像?」

ジタン「いや、なぁんか違うような・・・何だっけ?」

ビビ「・・・そろそろ大丈夫だよ。」

エーコ「あたしも。」

ジタン「よし、出発だ。」

ダガー「ええ。」

四人はその場に立ち上がった。と。

石像「・・・」

石像が四人のほうを見たような気がした。

エーコ「今、こっち見なかった?」

ダガー「気のせいじゃない?だって石でしょ。」

ジタン「石ねぇ・・・石?・・・ああ!!」

ビビ「ど、どうしたの?」

ジタン「早くそいつから離れろ!!」

ダガー「どうして?ただの石像でしょ。」

ジタン「石像じゃねぇ!!ガーゴイルだ!!」

エーコ「ガーゴイルって?きゃあ!!」

ダガー「あうっ!!」

ビビ「エーコ!!お姉ちゃん!!」

二人は真空波で軽く飛ばされた。

ジタン「何で早く気付かなかったんだ!!ていっ!!」

ジタンは金の針をガーゴイルに投げつけた。針が刺さりガーゴイルは石になり砂となって消えた。

ジタン「二人とも大丈夫か!?」

ダガー「何とも無いわ。」

エーコ「あたしも大丈夫よ。」

ジタン「ガーゴイルがいるって事は近くに操る奴がいる。気をつけてな。」

ビビ「操る奴?」

ジタン「アガレスって言ってガーゴイルの近くに必ずいるんだ。・・・噂をしてたらいたぜ。」

ジタンが指差した先にアガレスがいた。

アガレス「ガァ!!」

アガレスは持ってた本から紙嵐を発生させ、四人へ放った。

ビビ「これくらい!!ファイラ!!」

ヴォーー!!

ビビはファイラで紙嵐を全て燃やした。

ビビ「次はこっちの番だ!!ブレイク!!」

ビビはアガレスに向けてブレイクを放った。

ガゴーーン!!

アガレスはブレイクにより石化した。

ジタン「これで大丈夫だろうな。サンキュビビ。」

ビビ「うん。」

ダガー「これからは周りに気をつけていきましょう。」

ジタン「そうだな。」

そして四人は再び歩き出した。

エーコ「そう言えばサラマンダー今どこにいるのかしら?」

ビビ「確かに、まだ見かけてないからね。」

ジタン「もう鍵を見つけてんじゃねぇか?」

ダガー「そうかもね。」

エーコ「そうかなぁ・・・」

ビビ「とりあえず鍵を探そうよ。」

ジタン「ま、それはいいとして、こっからどうする?」

四人は知らずに行き止まりに来ていた。

ダガー「どうしようか・・・」

エーコ「来た道を戻るの?」

ジタン「それよりもこっからどこかに行けるかだ。道を探そう。」

ビビ「そうだね。」

四人は道を探し始めた。

ジタン「どうだ?」

エーコ「こっちにはないわ。」

ダガー「多分こっちも。」

ビビ「僕のほうも多分。」

ジタン「う〜ん・・・おっ?」

ジタンは何かを見つけたらしく、近くの大きな柱を調べた。

ジタン「こりゃ・・・リフトだな・・・」

ダガー「そんな場所にリフトがあったの?」

ジタン「普通に見りゃただの柱だからな、とりあえず行こうぜ。」

そして四人は柱の中のリフトに乗った。するとリフトは上に上がっていった。

ビビ「どこに続いてんだろ?」

ジタン「隠してたんだから大方鍵のある場所なんじゃないか?」

エーコ「そうだといいね。」

そしてリフトは一番上に到着した。そこには。

ダガー「あっ!!」

サラマンダー「・・・遅かったじゃねぇか。」

既にサラマンダーが来ていた。

サラマンダー「勝負は俺の勝ちって事でいいな。」

ジタン「そうなるな。」

サラマンダー「そうやって他の連中といるからさっさと動けないんだ。」

ジタン「確かにそうだ。で、鍵は見つけたのか?」

サラマンダー「多分あの壁がそうなんじゃねぇのか?調べたが細かい事はわかりゃしねぇ。ま、俺には関係のないことだがな。」

ジタン「どう言うことだ?」

サラマンダー「自分が正しいと分かれば、もうお前達についていく必要もねえさ。次に会うときは敵同士かもな・・・じゃ、あばよ。」

そう言ってサラマンダーは部屋を出て行った。

エーコ「自分勝手な奴ね!!」

ジタン「あいつがそう考えてるんならそれでいいんじゃねぇか。それより俺達も先へ進もう。」

そう言ってジタンは壁画に近づいた。

ジタン「コイツは・・・鏡か。」

壁画には鏡が四つ貼り付けてあった。ジタンはその内の一つを取った。

ジタン「この鏡・・・何か書いてるな・・・『我が力は揺れ動く地の底にて守られてる』か・・・」

続いて二つ目の鏡を取った。

ジタン「これは・・・『我が力は高き山の熱き場所にて守られる』・・・」

次に三つ目の鏡を取った。

ジタン「何々・・・『我が力は何人をも近づけぬ強き風の奥にて守られる』・・・」

最後に四つ目の鏡を取った。

ジタン「えっと・・・『我が力は大地に囲まれし水の底にて守られる』・・・これで全部だな。」

鏡を取り終わってジタンは三人の下に来た。

ダガー「やっぱりテラへの鍵だった?」

ジタン「ああ。この鏡にテラの文字が書いてある。この解明は後にしてここを出よう。」

エーコ「そうね。」

四人は部屋を出ようとした。と、その時。

『カ、カガミ・・・モト ニ モドセ・・・』

四人とは違う声がした。

ジタン「誰かそこにいるのか!?」

ジタン達が振り返るとそこには宙に浮いた蛇のようなモンスターがいた。

モンスター「エネルギ トギレタ・・・テラ ヘノ ダイジナ エネルギー・・・ テラ ノ ジャマスル ハオマエタチ カ・・・?」

ジタン「な、何だコイツは?」

モンスター「ワガ ナ ハ ダハーカ・・・ モウイチド イウ カガミ モドセ・・・」

モンスターはダハーカという名らしい。

ジタン「戻せって言われちゃ、戻すわけにはいかねぇな。」

ダハーカ「オロカナ・・・ デハ チカラズク デ ウバイトルゾ!!」

そしてダハーカが襲い掛かってきた。

ジタン「来るぞ!!散れ!!」

ダハーカの体当たりを四人は四方に散って避けた。

ジタン「前衛は俺だけか・・・フライヤ辺り連れ来りゃよかったかもな。」

ダガー「今さら遅いわよ!!詠唱中はしっかり守ってね!!」

ジタン「はいよっ!!」

ジタンはダハーカに斬りかかった。

ダハーカ「アマイ!!」

ガチャン!!

ダハーカは爪でジタンの攻撃を受け止めた。

ジタン「ちっ!!やるじゃねぇか!!」

ダハーカ「ツギハコチラカラダ!!」

ダハーカは両腕の爪でジタンに斬りかかった。

ジタン「おわっと!!」

ガギン!!ジャギン!!

ジタンはダハーカの攻撃をすべて短剣で受け止めた。

ダハーカ「ツギハコレダ!! ブリザガ!!」

ジタン「なにぃ!?」

ガチーーーン!!

ジタン「どわぁっ!!」

ジタンはモロにブリザガを喰らった。

エーコ「ジタン大丈夫!?」

ジタン「そう思うんならケアルかリジェネかけてくれ・・・」

エーコ「分かったわ、リジェネ!!」

エーコはジタンにリジェネをかけた。

ダガー「じゃあ私がケアルをかけるね。ケアル!!」

そしてダガーはケアルをかけてジタンの傷を癒した。

ジタン「おっしゃこれで行けるぜ!!」

エーコ「これでジタンは徐々に傷が癒えていくから当分は回復魔法はいいわよね。」

ダガー「それじゃあ召喚の準備をしましょう。」

ジタン「ビビ、そろそろ何か魔法やってくれ!!」

ビビ「準備は出来てるよ!!」

ジタン「よし、行け!!」

ビビ「ファイガ!!」

ヴァーーー!!

ダハーカ「ガァーー!!」

ダハーカはファイガで大ダメージを食らった。

ジタン「どうやらこいつは炎が弱点見たいだな。もっとファイガをやったれ!!」

ビビ「ガ系の詠唱には時間がかかるんだ!!トランスだったらもっと早くできるけど少しは待ってて!!」

ジタン「しゃあねぇか。」

と言うことで再びジタンはダハーカに斬りかかった。

ジタン「おーりゃあーーー!!」

渾身の力を込めて斬りかかった一撃は・・・

ガチャン!!

見事に受け止められた。

ジタン「あっちゃ〜!!」

ダガー「しっかりしてよね!!」

ジタン「分かってますって!!そらっ!!」

ジタンはダハーカの爪を弾いて胴体を少し切り裂いた。

ダハーカ「ウグッ!!」

物理では初めて当たった攻撃であった。

ジタン「どうだ!?」

ダハーカ「ヤルヨウダナ・・・ ダカッ!!」

ダハーカは体を一直線にした。

ジタン「なっ何なんだ?ま、いいか。てりゃっ!!」

あまり気にせずにジタンは斬りかかった。が。

ガギン!!

ジタン「硬って〜〜〜!!防御力が上がってやがる!!」

ダハーカは一直線になって防御力が上がったのだ。

ジタン「コイツは仕方ねぇねな・・・頼むぜ〜!!」

ダガー「しょうがないわね・・・イフリート!!地獄の火炎!!」

エーコ「タイタン!!大地の怒り!!」

二人同時に召喚し、炎弾と地面が一直線になったダハーカに放たれた。

バーーーン!!

ダハーカ「グオッ!!」

ジタン「よしっ!!ついでに喰らえ!!盗賊の証!!」

そう言ってジタンはコインを一枚宙に弾いた。と、どこからか宝箱が降ってきた。

エーコ「な、何なの・・・?」

ジタン「いいから見とけって。」

と、宝箱が開いたその時。

ドガーーーン!!

突然大爆発が起こった。

ダハーカ「ゴアッーーー!!」

しかもかなりのダメージが与えられた。

ジタン「どうだかなり効いたろ!!こいつは防御力無視だからな!!」

ダガー「そんな技持ってたんだ・・・」

ビビ「そろそろいいよ!!」

ジタン「よし、いったれ!!」

ビビ「ファイガ!!」

ヴァーーー!!

ダハーカ「ガァーーー!!」

ファイガにより炎に包まれてダハーカは倒れた。

ジタン「どうやら勝ったようだな。」

ダハーカ「ヒトツ ハ スベテ スベテ ハ ヒトツ・・・ オマエタチ ニ フウイン トケナイ・・・」

謎の言葉を残してダハーカは消えた。

ジタン「それじゃあ帰るとするか。」

ビビ「またあの通路を行くと思うと・・・なんだか嫌だな・・・」

エーコ「同感・・・」

ジタン「だったら二人でここに暮らすか?この部屋にはモンスターはいないから誰にも邪魔されずに暮らせるぜ。」

ビビ「そ、それはいいような嫌なような・・・」

エーコ「分かったわよ!!帰るわよ!!」

ジタン「それでよい。じゃ、行くか。」

そして四人はその部屋を後にした。

ダガー「本当にサラマンダーは私達から離れるのかしら?」

ジタン「さぁな・・・」

ダガー「さぁなって仲間じゃない。」

ジタン「分かっているさ。でも今はフライヤ達と合流しよう。」

そして一行は逆さ部屋まで来た。

ビビ「め、目まいが〜・・・」

エーコ「さ、先行かして〜・・・」

ダガー「はいはい。」

また酔ったらしく先にビビとエーコが上に登った。

ジタン「お先どうぞ。」

ダガー「ありがとう・・・ん?」

ジタン「どうした?」

ダガー「・・・先に登らせて私のお尻触ろうとしてるでしょ。」

ジタン「いいっ!?そ、そんなこと考えてねぇよ!!」

ダガー「本当かしらねぇ〜?」

ジタン「本当だって!!だって前にダリで・・・!!」

ダガー「ふふっ冗談よ。」

軽く笑ってダガーも上に登った。

ジタン「・・・やっぱ触りたかったな〜・・・」

小さく呟きジタンも上に登った。

ダガー「じゃ、行きましょうか。」

エーコ「うん。」

そしてエーコが歩き出した。と。

ガゴン!!

エーコの足元の床が突然抜けた。

エーコ「えっ・・・?」

ビビ「エーコ!!」

誰よりも先に助けに走ったのはビビであった。そして落ちかけたエーコの体を飛び込みで抱きしめ、回転をきめて救出した。

ビビ「はぁはぁ・・・大丈夫?」

エーコ「う、うん・・・」

何気に二人は見詰め合っていた。

ジタン(いずれぇ〜・・・)

ダガー(どうしたらいいのかしら・・・この場合・・・)

こちらの二人は何気にいずらかった。

エーコ「・・・い、いつまで引っ付いてんの!!」

ビビ「あ、ごめん。」

ビビはエーコを放した。

エーコ「まったく!!あれぐらい一人で何とかなったわよ!!」

ビビ「ごめんね、反射的に動いちゃって・・・」

ジタン「いい事するじゃないか。反射的に惚れた女を助けるのは男として最高だぜ。」

ビビ「ほ、惚れた女じゃないって!!仲間だから助けたんだ!!」

ジタン「はいはい・・・」

エーコ(ビビ・・・結局あたしのことは、仲間としか見てないのね・・・)

エーコはちょっぴり寂しくなった。

ジタン「とりあえずここを出よう。」

ダガー「ええ。」

そして四人は古城の外に出て待ってた三人と合流した。

ジタン「お待たせ。」

フライヤ「どうやらこの勝負はジタンの勝ちのようじゃな。」

ジタン「へっ?あいつまだ出てきてないのか?」

スタイナー「ずっとここにいたがあやつは出てきておらんぞ。」

ジタン「あいつ先に鍵を見つけて『俺の勝ちだ』って勝ち誇ってたぞ?んで『あばよ!!』って言ってどっか行っちまったぜ。」

ダガー「もしかして中で何かあったのかしら・・・?」

ジタン「ここで待っててくれ。探してくる!!」

クイナ「ワタシも行くアル!!」

そしてジタンとクイナは再び城内に入って行った。

ジタン「まったく、心配かけさせやがってよ・・・なぁクイナ。あいつは前からああなのか?」

クイナ「ウヌ。そうアルよ。」

ジタン「よく旅できたもんだな。お前らのような組合せで。」

クイナ「結構楽しかったアルよ。例えば・・・」


クイナの回想1


クイナ「ふい〜・・・食べたアル食べたアル。」

サラマンダー「・・・食いすぎだろ・・・」

二人はどこかのレストランにいた。

サラマンダー「支払いは別々だぜ。金はあるのか?」

クイナ「勿論アルよ、財布ならこのポケットに・・・?」

サラマンダー「どうした?」

クイナ「ポケットに・・・穴が・・・」

サラマンダー「しゃあねぇな。二倍にしてかえ・・・」

クイナ「・・・まさか・・・」

サラマンダー「ポケットに・・・穴が・・・」

クイナ(どうするアル!?)

サラマンダー(しょうがねぇだろう・・・一、二の三で行くぞ。)

クイナ(分かったアル。一・・・)

サラマンダー(二の・・・)

クサ「三!!」

ダッ!!

二人は同時に出口に向かって走り出した。

店員「ちょ!!お客さん!!勘定〜〜〜!!」

しかし二人は無視して店から逃げた。


クイナ「ってことがあったアル。」

ジタン「その話どっかで・・・」

クイナ「他にも・・・」


クイナ「待つアル〜〜〜!!」

サラマンダー「財布返せーーー!!」

さっきの店員「勘定払え〜〜〜!!」

怪しい男「捕まってたまるか〜〜〜!!」

クイナとサラマンダーは明らかに怪しい男を追って、二人は前のレストランの店員に追われていた。

怪しい男「ついてねぇ〜な〜この前落し物を装って盗んだ財布の持ち主に会うなんざ・・・」

どうやら怪しい男は泥棒らしい。

クイナ「待つアルよ〜〜〜!!」

サラマンダー「てめぇのおかげで食い逃げする羽目になったんだ!!落とし前はつけさせてもらうぜ!!」

店員「勘定〜〜〜〜〜!!」

泥棒「しつこいな〜・・・しかも誰か知らん奴も来てるし・・・おろ?」

泥棒の前には家があった。

泥棒「しょうがないか。」

バコーーーン!!

泥棒は拳で家の壁を壊してその中に入った。と。

「きゃあーーーーー!!」

中から女の悲鳴が聞こえた。が・・・

クイナ「待つアルよ〜〜〜!!」

サラマンダー「待ちやがれ!!」

悲鳴を気にせずに二人も中に入った。そこは・・・

少女「きゃあ!!」

クイナ「オロ?」

サラマンダー「な?」

少女「人が風呂に入ってんのになんやの!?」

突き破った先は風呂場だった。しかも入浴中。

泥棒「やべっ!!」

バコーーーン!!

泥棒は再び壁を突き破って逃げた。

クイナ「アイヤッ!!」

サラマンダー「追うぞ!!」

そしてまた二人も後を追った。


クイナ「ってことがあったアルよ。」

ジタン「なぁクイナ・・・その話、俺知ってるぜ・・・」

クイナ「ホヘッ!?」

ジタン「さっきのも含めて、多分・・・」


ジタンの回想


ジタン「うひょ〜美味そう〜」

ブランク「いいのかボス?」

バクー「気にすんじゃねぇっての!!ドンと食え!!」

タンタラス「じゃ、いっただっきま〜す!!」

タンタラス全員が先程クイナが言っていたレストランにいた。数分後。

シナ「ちょいトイレに行って来るズラ。」

そう言ってシナは席を離れた。

シナ「ふい〜すっきりズラ。」

シナは出口の前にいた。と。

店員「食い逃げだ〜!!」

食い逃げ事件が発生した。

サラマンダー「走れ!!」

クイナ「アル!!」

しかも犯人はシナに向かっていた。

シナ「ズラ?」

クサ「はっ!!」

犯人はシナを飛び越えて食い逃げに成功した。

店員「退いて下さ〜〜〜い!!」

シナ「いいっ!?」

バーーーン!!

シナと店員は思いっきりぶつかってしまった。

店員「逃げられてしまった・・・あなたが退かないからですよ!!あいつらの分も払ってもらいますよ!!」

シナ「そんなズラ〜〜〜!!」


ジタン「ってことがあったんだけどよ・・・」

クイナ「多分、同じ話アルな・・・」

ジタン「それに・・・」


ルビィ「ふ〜・・・やっぱ風呂はええな〜〜〜」

その日ルビィは風呂に入っていた。

ルビィ「ふ〜・・・」

結構リラックスしていると。

バコーーーン!!

ルビィ「な、なにっ!?」

泥棒「おっと失礼。」

泥棒が入ってきた。

ルビィ「きゃーーーーー!!」

と、今度は。

クイナ「待つアルよ〜〜〜!!・・・オロ?」

サラマンダー「待ちやがれ!!・・・な?」

クイナとサラマンダーが入ってきた。

ルビィ「きゃあ!!人が風呂入ってんのになんやの!?」

泥棒「やべっ!!」

バコーーーン!!

泥棒は壁を突き破って逃げた。

クイナ「アイヤッ!!」

サラマンダー「追うぞ!!」

そしてこの二人も後を追った。ついでに。

店員「すいませんがク族とドレッドヘアーの男を見ませんでしたか?」

店員まで入ってきた。

ルビィ「もう!!あっちや!!」

店員「ありがとうございます!!待て〜〜〜!!」

ルビィ「もう・・・なんやの一体?」

ルビィは泣きかけていた。と、そこに。

ジタン「ルビィ!!大丈夫か!?」

ブランク「何があった!?」

ジタン達四人が来た。

マーカス「もう安心ッスよ俺達が来たッスから・・・?どうしたッス?」

ルビィ「え、ええ加減にしぃやコノヤローーー!!」

シナ「どわ〜〜〜!!」


ジタン「ってこともあった。」

クイナ「・・・」

ジタン「あの時俺とマーカスは逃げれたけれど、ブランクとシナは捕まってどうなったかは知らない。ただ、その後数日肩もみマッサージ、料理など色々させられたからなぁ〜・・・」

クイナ「た、大変だったアルね・・・」

ジタン「おめぇらが財布掏られるからだろうがよ!!」

クイナ「しょうがないアル!!と言うかワタシ達は被害者アルよ!!」

ジタン「俺らも十分被害者だよ!!」

珍しくクイナもキレて口論をする二人。と。

ガゴン!!

ジク「はい?」

先程のトラップが作動した。

ジク「わぁ〜〜〜!!」

二人はそのまま下に落下した。



ジタン「危ねぇ危ねぇ・・・」

クイナ「危なかったアルよ・・・」

二人は何とか助かったようだ。と。

(う、うぅ・・・)

どこからか声が聞こえた。

ジタン「誰だ!?」

しかし辺りに人影は見えなかった。

クイナ「でも近くにはいるアルよ。」

ジタン「そうだな。ここら辺を探してしてみるか。」

クイナ「アル。」

と言うことで二人は辺りを探し出した。

ジタン「誰もいないな・・・」

クイナ「アルな・・・」

と。

(うぅ・・・)

またあの声が聞こえた。

ジタン「誰かそこにいるのか!?」

二人は声がしたと思われる方向に走った。そこには。

サラマンダー「・・・ジタン・・・それにクイナ?」

傷だらけで倒れているサラマンダーがいた。

ジタン「サラマンダー?お前、どうしたんだ?」

サラマンダー「それは俺のセリフだ・・・次は敵同士かも、って言ったはずだぜ・・・それとも、俺をあざ笑いに着たのか?」

ジタン「妙なことを思いつく奴だな・・・外に出たら、お前がまだだって言うから、探しに来ただけじゃないか。」

サラマンダー「・・・俺はもう、お前たちとは関係ないはずだ。それに、他人のために行動することが、何かお前のためになるのか?俺には分からないぜ。お前の考え方が、な・・・」

ジタン「お前、何言ってんだ?そんなもん、当たり前じゃないか。」

サラマンダー「・・・当たり・・・前?自分の身を危険にさらしてでも、俺を探しに来ることが、か?」

ジタン「お前は何をどう考えているかは知らないけど、俺達ここまで何度も助け合ったじゃないか。ビビから聞いたぜ、お前、ウイユヴェールでみんなを助けるためにウイングエッジを上に投げたんだろ?」

サラマンダー「あれは・・・あのままじゃ俺も死ぬからな・・・」

ジタン「じゃあデザートエンプレスで扉をぶち破ったのは?」

サラマンダー「それは・・・」

ジタン「エーコのこと、そしてビビを思ってやったんだろ?仲間だから。」

サラマンダー「仲間・・・」

ジタン「少なくとも、俺はお前を仲間だと思ってるぜ。それに一度そう思ったら、そう簡単には自分の考え方を都合よく変えられない性分なんでね。」

サラマンダー「それが・・・仲間・・・なのか・・・?」

クイナ「そうアルよサラ。ワタシ達いろいろあったけど楽しく旅した仲間じゃないアルか。今はみんな仲間アルよ。」

サラマンダー「クイナ・・・」

ジタン「そう言うこった。さ、こんな所で無駄話してる場合じゃないぞ。さっさとこっから出ようぜ。」

サラマンダー「・・・そうだな。」

サラマンダーは立ち上がろうとした。が。

サラマンダー「ぐっ・・・」

ジタン「どうした!?」

サラマンダー「足をやられちまってるようだな・・・」

ジタン「まったく・・・肩貸してやるよ。」

サラマンダー「・・・悪ぃな・・・」

サラマンダーは左腕をジタンの肩にかけて立ち上がった。

ジタン「じゃ、行くか。」

サラマンダー「・・・おい。」

ジタン「ん?」

サラマンダー「こいつを渡しておく・・・」

そう言ってサラマンダーはジタンに何かを渡した。

ジタン「これ・・・ダークマターじゃないか!?何でお前が持っているんだ?」

サラマンダー「お前らと別れた後にそこら辺あさってたら見つけたんだ。あの召喚士の女にでも渡しておけ。」

ジタン「ああ。」

そして三人は城を脱出した。

ジタン「お待たせ。」

エーコ「まったく!!さっきあんだけ言ってて結局これじゃない!!」

ビビ「エーコ。」

ダガー「過ぎたことはいいじゃない。」

ジタン「そう言う事。今は飛空挺に行こう。そこでみんなに話したいことがあるんだ。」

フライヤ「いったい何をじゃ?」

ジタン「それは乗ってから、ここは危ないしサラマンダーの手当てもしなきゃいけないしよ。」

ダガー「そうね。じゃ、行きましょう。」

合流した八人はヒルダガルデ三号機に戻った。



ダガー「で、いったい何を?」

ジタン「テラへの鍵、あの鏡についてさ。鏡があった場所に世界地図みたいなものがあった。つまりあの鏡を置く場所が世界中に四ヶ所ある。」

スタイナー「それぐらい分かるぞ。」

ジタン「で、それぞれの鏡にテラの文字で色々書いてあった。それはその鏡を置く場所のヒントが記されていると思う。」

エーコ「だったら今すぐ行けば?」

ジタン「問題はそこさ。あのモンスター、ダハーカは死ぬ前になんか言ったろ?」

エーコ「なんだっけビビ?」

ビビ「確か『一つは全て、全ては一つ』じゃなかった?」

ジタン「そうだ。つまり全てを一つに省略するんだ。」

フライヤ「何となく分かったぞ。その四つの場所を一度に攻略するということじゃな。」

ジタン「ちょうど俺らは八人いる。二人ずつに分かれて鏡を置く。」

エーコ「二人だけって辛くない?他のみんなも連れてくれば?」

ジタン「俺はみんなの力を信じて言ってるんだ。あっちに戻ってるほど時間はないんだ。」

ダガー「それはいいとして、配分は?」

ジタン「場所がどんなとこか分かんないしな・・・地図を見て考えるか。」

八人は世界地図を見た。

ジタン「確か鏡の場所は・・・こことここに、こことここだったと思う。」

フライヤ「この大陸に二ヶ所。閉ざされた大陸に一ヶ所。」

エーコ「そしてエーコ達の大陸に一ヶ所ね。」

ジタン「そしてその場所がどんな場所か気になるんだ。」

ビビ「場所?」

ジタン「位置的に閉ざされた大陸は火山にある。常人がここに行ったらただじゃすまないぜ。」

ダガー「それに地名もよね。特に『我が力は何人をも近づけぬ強き風の奥にて守られる』ってのは明らかに風が強いってことを指してるじゃない。」

ジタン「総合的に場所にあい、力も均等に分けられたメンバー構成をしなくちゃってことだな。」

クイナ「で、どうするアル?」

ジタン「まずは・・・スタイナーを風の場所に向かわせよう。」

スタイナー「別にいいが、何ゆえ?」

ジタン「スタイナーは鎧着てるからちょっとやそっとの風なら大丈夫だろ?」

ダガー「確かに・・・」

ジタン「で・・・火の方をフライヤとサラマンダーに頼みたいんだ。」

フライヤ「やはり熱か?」

ジタン「まあな。火山の熱でエンジンが焼けちまうから高い所から飛べるフライヤと戦闘慣れしているサラマンダーに頼みたい。」

フライヤ「私はいいぞ。」

サラマンダー「反論しても変えないんだろ?」

ジタン「まあな。」

サラマンダー「けっ・・・」

エーコ「そうだ、ここから一番近い場所ってどこなの?」

ジタン「一番近い場所か?多分水の場所じゃないか?」

エーコ「そこさ、あたしとダガーにやらしてくれない?」

ジタン「何で?俺はてっきりビビと一緒かと思ったんだが。」

エーコ「いいでしょ!!レディファーストってものよ!!って言うか何でビビなのよ!?」

ジタン「いやな・・・そりゃあ・・・」

ダガー「ねぇ・・・」

フライヤ「うむ・・・」

エーコ「何よ何よ!?」

ジタン「ま、いいとしてビビとセーラはいいのか?」

ダガー「私はいいわよ。」

ビビ「エーコがそう言うんなら僕も。」

ジタン「じゃ、後は俺とクイナにビビか。」

ビビ「じゃあ僕はおじちゃんと一緒に行くよ。少しはサポートできると思うから。」

ジタン「じゃ、俺とクイナで地だな。」

クイナ「アルな。」

ジタン「よし、このメンバーで行こう。エリン出発だ!!」

エリン「了解!!」

そしてヒルダガルデ三号機は出発した。



イプセンの古城でテラへの鍵を手に入れ、世界中を飛ぶことになった八人。果たしてそれぞれの場所では何が待ち受けているのか。




続く










あ と が き
ここからはビビエーに注目ですよ皆様。
二人はいつ結ばれることやら・・・
そう言えば三半規管の所、確か子供のほうが発達してなくて酔わなかったような・・・
いっか。
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