CRYSTAL MEMORY STORY

第一部 青と赤の物語
第十話 蒼の国の悲劇



ギザマルークの洞窟を越えて蒼の国ブルメシアへ向かうジタン達。果たして蒼の国ブルメシアで何が起こっているのか。

ビビ「ねぇ、蒼の国ブルメシアってまだなの?」

ビビが走りながらジタンに話しかけた。

ジタン「俺も来たことは無いからな。どうなんだ?」

フライヤ「もうすぐじゃ。」

その時

ポツッ

ビビ「雨?」

ポツッポツポツ・・・ザァーーー

ジタン「いきなり降って来なかったか?」

フライヤ「蒼の国ブルメシアが近い証拠じゃ。もう近い。」

降りしきる雨の中四人はひたすら蒼の国ブルメシアに向かい走っている。

クイナ「見えてきたアル!!」

クイナが言うと遠くに街が見えてきた。

ジタン「急ごう!!」

そして四人は蒼の国ブルメシアの入口に着いた。ここからでも蒼の国ブルメシアはかなり荒らされていることがよく解る。

ジタン「ひどいな・・・」

フライヤ「ここを離れて5年・・・この地の夢を幾度見たことか。いや、、この地の夢を見ぬ夜なぞ無かった!懐かしい・・・」

ジタン「フライヤ・・・」

フライヤ「私もあれから随分と変わった。そして今、私の竜騎士としての力が試される時が来たのじゃ!」

ジタン「俺も出来る限りのことはするぜ!!」

ビビ「僕も!!」

クイナ「私もアル!!」

フライヤ「果たして、私にどれだけのことが出来るのか。じゃが、今はそのようなことを考えている時間は無い!!」

そして四人は街の中に入った


ブルメシア


雨が降る中四人は街の奥に向かい走っている。街は無残にもほとんどが崩壊していた。

ジタン「こいつはひどいぜ・・・」

フライヤ「王は大丈夫なのか!?」

と、目の前にゾーンとソーンがいた。

ゾーン「また会ったでおじゃる!!」

ソーン「ホントにしつこいでごじゃる!!」

ゾーン「覚悟するでおじゃる!!」

ソーン「覚悟するでごじゃる!!」

その時二人の後ろから黒魔道士兵(以下クロマ)が二体襲い掛かって来た。

クロマ「キルッ!!」

ジタン「またこいつらか!!」

フライヤ「かまわぬ、ていっ!!」

ザシュッ!!

ビビ「こっちは僕が!エアロ!!」

ビシュッ!!

二体のクロマはフライヤの槍とビビのエアロで微塵切り(?)にされた。

クイナ「さっきの二人は?」

ジタン「逃げたっぽいな。」

フライヤ「それよりも王が!!」

ジタン「解っている。一度手分けして生存者がいないか探そう。」

ビビ「うん。」

クイナ「アル。」

ジタン「フライヤ?」

フライヤ「ああ。」

そして四人は二手に分かれた。

ジタン「ボロボロだな。」

フライヤ「ああ・・・」

ジタン「おっ宝箱。」

フライヤ「お前な・・・」

ジタン「中身は何かな・・・ってちゃうねん!!」

フライヤ「はっ!?」

宝箱は宝箱に似たモンスターのミミックだった。

フライヤ「うざい!!」

ガシャン!!

フライヤは槍であっさりとミミックを壊した。と、そのころ

?「そこに・・・誰かいるのか・・・

ジタン「!大丈夫か!?」

ジタンか駆け寄った先には重症のブルメシア(以下B)兵がいた。

B兵「このベルで・・・王を・・・守ってくれ・・・」

フライヤ「おい!しっかりしろ!!」

既に息を引き取っていた。

ジタン「このベルは?ギザマルークのベルやホーリーベルとは違うみたいだけど。」

フライヤ「プロテガベルじゃ。宮殿への道を封印した時に出るベルじゃ。」

ジタン「おっし、これで先へ進めるんだな。早く合流しよう。」

そのころ

クイナほんと(バキバギ)まずい(ベギボギ)アルな。」

ビビ「そりゃ箱だもん。」

クイナはミミックを食べたようだ。と。

クイナ「誰かいるアル!!」

ビビ「えっ!?」

そう言って近くを探していると負傷しているB兵とBの民を見つけた。

ビビ「大丈夫ですか!?」

Bの民「君は?」

クイナ「助けに来たアル。」

B兵「お、お前は黒魔道士兵か?」

ビビ「え、違うよ!!」

Bの民「そうよ、まだ子供じゃない。」

B兵「だが・・・」

その時上からガレキが落ちてきた。

ビビ「危ない!!エアロ!!」

ビシュッ!!

ビビはエアロでガレキを破壊した。

B兵「う・・・まだ生きているのか・・・」

ビビ「急いで船の国リンドブルムまで行ってください。シド大公が何とかしてくれます。」

Bの民「ええ、あなた行くわよ。」

B兵「ああ。」

Bの民はB兵を抱えて歩き出した。と。

B兵「おい坊主。」

ビビ「うん?」

B兵「・・・ありがとな。」

ビビ「別にお礼なんて。」

クイナ「そろそろ合流するアル。」

ビビ「うん。」

そして二組は合流した。

ジタン「そっちはどうだった?」

ビビ「Bの人を助けたよ。そっちは?」

フライヤ「こっちは宮殿への道を開くベルを手に入れた。」

ジタン「じゃ行くか。」

そして四人は宮殿への扉の前に来た。

ジタン「ならすぞ。」

三人はうなずいた。ジタンはベルをかざした。

ガランガラーンガランガラーン

プロテガベルが扉の上にある鐘えお共鳴し扉は開きベルは砕けた。

ジタン「行こう。」

四人は奥に進んだ。と、そこで。B兵と家族らしき人たちと合った。

B兵「ここにもいたか!!覚悟しろ黒魔道士兵!!」

ビビ「ぼ、僕!?」

ジタン「ちょっと待て!!こいつは関係ないぞ!!」

B兵「本当か?」

フライヤ「本当じゃ。」

B兵「あ、フライヤ!!」

フライヤ「久しぶりじゃなダン。」

このB兵はダンというらしい。

ダン「久しぶりってモンじゃねえそ!!俺は家族が大事だからここを離れるからな!!」

フライヤ「すまぬ、王はどうした?」

ダン「王か、家族の事で精一杯だったから解んねぇじゃあな!!」

そう言ってダン一家はどこかに行った。と、フライヤに異変が。

ジタン「フライヤ、どうした?」

フライヤ「これまでの有様を見るとここから先へ進むのが恐ろしい・・・」

ビビ「進まなきゃ駄目だよ。僕だってあいつらと関係があるかも知れないかって思うと怖いよ。」

ジタン「ビビ・・・」

ビビ「僕だって人間じゃないかの知れないかもしれないけど、僕は真実が知りたいんだ!!」

フライヤ「ビビ、強いのじゃな・・・」

クイナ「行くアルよ。止まっちゃいけないアル。」

フライヤ「クイナ・・・そうじゃな。ここで立ち止まっても何も始まらない。行くか!!」

ジタン「ああ!!」

そして四人は宮殿前の広場に来た。

ジタン「ここもひどいな。」

フライヤ「あそこに武器庫がある。何かあるかもしれない。」

四人は武器庫に入った。が、役立ちそうなものは特に無かった。

フライヤ「何か無いのか!?」

と、ジタンが石造が持っている槍を手に取った。

ジタン「こいつはどうだ?」

ジタンはフライヤに槍を渡した。フライヤ「ふむ・・・」

フライヤは槍を振ったりして具合を確かめていた。

フライヤ「よい槍じゃ。これは使える。」

ジタン「よし、行こうぜ。」

四人は宮殿の前に来た。が。崩れていて中に入れなかった。

ジタン「これじゃ入れないぜ。」

クイナ「道を探すアルか?」

ビビ「それしかないよ。」

と、フライヤが。

フライヤ「誰かおる!!」

ビュン!!

フライヤは高く飛んだ。

ジタン「フライヤ!!」

フライヤ「中に誰かおる!!」

ジタン「ちょっと待ってろ!!」

ジタンはアイテム袋からロープを出し、フライヤに投げた。

ジタン「俺は何とか行けるからお前らはロープで登って来い。」

ビビ「うん。」

クイナ「アル。」

ジタンは少し少し登り、ビビとクイナはロープと使い登った。そして四人は宮殿の上にある通路に来た。そこで宮殿に誰かがいるが確認できた。

ジタン「あれは、ブラネ?」

そう、その誰かはブラネだった。

クイナ「ベアトリクスのいるアル。」

フライヤ「やはり・・・」

ジタン「何か知ってんのか?」

フライヤ「少し前にブラネが蒼の国ブルメシアを襲うと言う噂を聞いてな。」

クイナ「そうなのアルか。」

と。

ビビ「誰か来たよ。」

そこに謎の男が現れた。

ジタン「なぁ、あいつどっかで見たこと無いか?」

フク「そう言えば・・・」

ビビ「?」

ジタン「!あいつ三年前に!!」

クイナ「ああ!!あいつアル!!」

フライヤ「そうじゃ!!しかし何故あいつが・・・」

ビビ「知ってるの?」

ジフ「ちょっとな・・・」



謎の男「素晴しい雨じゃないか。まるで・・・そう!まるで我々の勝利を祝福してくれるかのような・・・」

かなり露出の入った服を着ていて若干ナルシスト入っていそうな男だった。

ブラネ「おお、クジャよ!お前のくれた黒魔道士達のおかげで蒼の国ブルメシアは既に征服したも同然じゃ!」

この男はクジャと言うらしい。

ブラネ「しかし肝心のB王の姿が見えんのじゃ!」

ベアトリクス「今ゾーンとソーンが探していますが見つからないのです。私も捜索に参加しに行きます。」

クジャ「無駄なんじゃないかな?」

ベアトリクス「えっ?」

クジャ「知っているかい?ネズミってのは地震が起きると集団で引越しを始めるんだ。今度は砂のお家お引越しさ。文字通り尻尾を巻いて逃げて行ったよ。王様も一緒にね。」

かなり意味深な言葉を淡々と喋るクジャ。

ブラネ「砂・・・まさかクレイラか!?」

クジャ「そっ正解!!」

ベアトリクス「クレイラですか・・・あの砂嵐さえ無ければ私の部隊で何とかなるのですが・・・」

ブラネ「クレイラに逃げ込まれたら手がつけられん。クジャよ、何とかならぬか!?」

クジャ「お任せくださいませ。陛下に御満足いただけるショーをこのクジャめがお届けいたします。」

ブラネ「頼むぞ。」

クジャ「所で将軍にお願いがあるんだけど。」

ベアトリクス「何か?」

クジャ「兵士達をクレイラの方へ集めておいてくれないかい?きっと、ドブネズミ達は必死の抵抗をするだろうから黒魔道士だけじゃ心許ないからね。」



ジタン「あんな事言ってやがるぜ。」

フライヤ「おのれ・・・しかしあの男が剣の国アレクサンドリアに関わっていたとはな・・・」

ビビ「ねぇ、クレイラって何?」

ジタン「たしか幻とされた砂の都だっけ?」

フライヤ「そうじゃ。我らBの民と同じ血が流れている者達が住む所でもある。」

クイナ「Bの民と同じ血・・・って事は外見がネズミの亜人って事あるか?」

フライヤ「そう百年ほど前に外界との接触を断っておる。クレイラに逃げ込んだのであればしばらくは安心じゃ。」

ビビ「どんな所なんだろうな。」

フライヤ「噂では全ての民が争いを好まないそうじゃ。」

クイナ「だから外界との接触を断ったアルか。」

フライヤ「それと古来より魔力の有る石があるとも聞いている。その絵を見たが、たしかガーネットが首から下げていたペンダントに似ていたな。」

ジタン「えっ!?」

ビビ「どうしたの?」

ジタン「ガーネットのペンダントって銀のペンダントのことだよな?」

フライヤ「そうじゃ。」

ジタン「飛竜の爪も似た形をしていた・・・」

クイナ「何かつながりがあるアルか?」

フライヤ「解らん・・・」

その時。

ビビ「みんな!!」

ビビが三人を呼んだ。

ジタン「どうした?」

ビビ「あそこ!!」

ビビが指を指したその先には。

クイナ「あれは・・・Bの兵士アル!!」

フライヤ「戦いを挑もうというのか!?」

ジタン「助けるぞ!!」

ビビ「うん!!」

フライヤ「ああ!!」

クイナ「アル!!」

そして四人は宮殿に降りた。



B兵「お前達!!これ以上蒼の国ブルメシアを荒らさせはしないぞ!!」

ベアトリクス「ふっ私をベアトリクスと知って挑むのですか?」

B兵「ベ、ベアトリクス!!」

B兵は『ベアトリクス』と言う名を聞いただけで恐れてしまった。それはそうだろう。ベアトリクスは『泣く子も黙る冷血女』『百人斬りのベアトリクス』など恐ろしい呼び名があるようにその剣術は霧の大陸一と言われている。

ベアトリクス「その勇気あけは認めましょう。しかし、私は容赦いたしませんよ!!」

そう言って自分の剣セイブザクイーンを手にした。と、その時。

ジタン「待て!!ベアトリクス!!」

ベアトリクス「何者です!?」

上の方からジタン達が降りてきた。

フライヤ「お前の相手は私達じゃ!!ここは任せてお主は早く王をお守りするのだ!!」

B兵「フライヤさん、すいません!!」

B兵は走り去った。

ベアトリクス「ふっふっふ、私も甘く見られたものだ。百人斬りの異名を持つ私にとってお前達など虫けらに等しいわ!!」

ビビ「説得するんじゃなかったの!?」

ジタン「今はこっちが先だ!!いくぜみんな!!」

フライヤ「先ほど手に入れたこの槍を試すいい機会じゃ!!」

そう言ってフライヤはさっき手に入れた槍を右手に持ち槍二本で戦闘態勢を取った。

ベアトリクス「はっ!!」

フライヤ「何の!!」

ガチン!!

槍と剣が当たり火花を散らした。その隙にジタンが切りかかった。

ジタン「おりゃーー!!」

ベアトリクス「くっ!!」

ベアトリクスは後ろに飛んでジタンの攻撃を避けた。と、ビビとクイナが魔法を唱えていた。

クイナ「ハリセンボン!!」

バシューーン!!

クイナは大量の針をベアトリクスに向けて発射した。が。

ベアトリクス「甘い!!」

ガチャン!!

針を全て一太刀でなぎ払ったのだ。そして地面に着地した瞬間。

ビビ「今だ!!クエイク!!」

ベアトリクス「何!?」

ドゴン!!

ベアトリクスの足元が盛り上がり彼女に襲い掛かった。が。

ベアトリクス「何の!!」

連続バック転でクエイクを避けたのだ。

ジタン「噂には聞いていたけど・・・かなり出来るな。」

ベアトリクス「だから言ったでしょう、『甘く見られたものだ』と。」

ジタン「でも俺達は負けるわけにはいかねぇんだよ!!」

ジタンはベアトリクスに向かいまた切りかかった。

ベアトリクス「同じことを!!」

ベアトリクスはまた後ろに飛んで避けた。が、後ろにはフライヤがいた。

ベアトリクス「なに!!」

フライヤ「喰らえ!!竜剣!!」

バシューン!!

ベアトリクス「くっ!!」

この戦闘で初めてベアトリクスにダメージを与えたのだ。が。

ベアトリクス「これしきのダメージ!!ショック!!」

ドシューーン!!

フライヤ「ぐぅ!!」

セイブザクイーンから発せられた光が命中しフライヤはダメージを負った。

ジタン「大丈夫かフライヤ!!」

フライヤ「私のことはいい!!それより避けろ!!」

ジタン「えっ!?」

ベアトリクス「遅い!!アーマーブレイク!!」

ズヴァーーン!!

ジタン「があ!!」

ビビ「ジタン!!」

ベアトリクス「これでお前の防御力は無いに等しい!!覚悟するのだな!!」

クイナ「させないアル!!石つぶて!!」

クイナが唱えると大量の石がベアトリスクに向かって飛んでいく。

ベアトリクス「くっ!!」

ベアトリクスは何とか避けようとしているがたくさんの数にいくつかは当たっている。しかも追い討ちをかけるように。

ビビ「ウォータ!!」

ザブン!!

ベアトリクス「くう!!」

ビビがウォータを放ったのだ。

ジタン「どうだ!!」

ベアトリクス「くっ・・・そうか・・・」

ベアトリクスが何かに気づいた。

ベアトリクス「シーフ、竜騎士、黒魔道士、青魔道士。一見ばらばらに見える攻撃もちゃんとしたコンビネーションがあったのか・・・」

ジタン「何!?」

ベアトリクス「前衛として戦える竜騎士が仕掛け、その途中でシーフが錯乱に係り、青魔法で足を封じ黒魔法でダメージを与える・・・やるものだな。」

ジタン「ばれちまったか・・・」

そう、今までの攻撃は全て計画的に仕掛けていたものであった。作戦はベアトリクスが言ったとおりフライヤが攻撃を仕掛けるか受けてジタンが攻撃を仕掛ける”フリ”をして錯乱させ、クイナが青魔法で動きを少し封じビビの黒魔法でダメージを与えるという作戦だったのだ。

ベアトリクス「ふっ少しは手ごたえがあるようだな。だが、まだまだだ!!」

ベアトリクスが仕掛けてきた。

ビビ「どうするの!!ばれちゃったけど!!」

ジタン「こうなりゃ臨機応変だ!!」

クイナ「ヤケクソアル・・・」

フライヤ「それしかなかろう!!」

そしてジタン達も攻撃を仕掛けた。

ジタン「ていっ!!」

クイナ「アチョッ!!」

ジタンとクイナが普通に攻撃を仕掛けてきた。

ベアトリクス「その程度!!」

ベアトリクスは二人の攻撃を何とも思わずかわした。と。

フライヤ「この間合い、もらった!!」

すかさずフライヤが仕掛けてきた。

ベアトリクス「同じパターンで!!」

ガチン!!

ベアトリクスはセイブザクイーンでフライヤの攻撃を受け止めた。

ビビ「今のうちに!!ファイラ!!」

ベアトリクス「くっ!!」

ベアトリクスは防御の姿勢をとった

ヴォーー!!

ベアトリクス「やりますね。しかし!!」

突然セイブザクイーンが光りだした。

ジタン「何だ!?」

ベアトリクス「これまでです!!ストックブレイク!!」

セイブザクイーンからジタン達全員に向けて衝撃波を放った。

ズヴァーーン!

ジタン「がぁーー!!

ビビ「うわぁーー!!」

フライヤ「ぐぅーー!!」

クイナ「アイヤーー!!」

ベアトリクスの一撃で四人は戦闘できる状態ではなくなった。

ベアトリクス「おのれの浅はかさを悔いるのです。」

この戦いはベアトリクスの勝利で幕を閉じた。そして四人は気を失った。

ジタン(セー・・・ラ・・・ごめ・・・ん・・・)



ダガー「?」

スタイナー「どうしました?」

ダガー「ジタンが・・・いえ、何でもないわ。」

フラットレイ「疲れておるのだろう。少し眠ったほうがいい。」

ダガー「ええ。」

そしてダガーは眠りに入った。

ダガー(ライフ・・・あなたに何があったの?)



ベアトリクス「ふう。」

ブラネ「ベアトリクス、もうよいか?クレイラ侵攻の準備をするぞ!!」

ベアトリクス「はっ、かしこまりました。」

そしてブラネとベアトリクスはこの場を離れた。

クジャ「さて・・・ドブネズミは置いといて・・・問題はこっちの少年だな。」

そしてクジャはジタンを見て。

クジャ「今は『ジタン』と名乗っているのか・・・ライフ・・・僕の可愛い・・・よ・・・」

最後のところは雨のせいでよく聞こえなかった。そしてクジャは近くにいた銀色の竜に乗り、ブルメシアを飛び去った。




ベアトリクスの前に敗れたジタン達。謎の男クジャとジタンの関係はいったい。真実は今だ深き”霧”の中に・・・



続く










あ と が き
遂にナルシストが現れましたね。
これからこいつが出てくると視聴率が下がりそうだな・・・
そしてフラ姐様の槍二刀流。いかしますか?
所で箱って食べれるの?
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