CRYSTAL MEMORY STORY

第一部 青と赤の物語
第九話 荒れ狂うギザマルークと最強の竜騎士



剣の国アレクサンドリアらしき軍が蒼の国ブルメシアを襲撃し、マーカスがブランクを助けれる方法が見つかったと知り、ジタン達は二手に分かれてそれぞれの地へ向かった。

蒼の国ブルメシアへ向かっているジタンとビビ、フライヤに新たに加わったクイナは蒼の国ブルメシア船の国リンドブルムを結ぶギザマルークの洞窟に来ていた。が、ここも何者かに襲われていた。

フライヤ「この様は・・・」

フライヤが見たのは洞窟の入口で死んでいるB(ブルメシア)兵の姿だった。

フライヤ「おい!しっかりせぬか!フライヤじゃ!何とか言え!」

しかし返答はなかった。

ジタン「酷過ぎるぜこいつは・・・」

フライヤ「何者じゃ・・・黒魔道士軍団とは何者じゃ!!」

フライヤはかなり怒っている。と、ビビは。

ビビ「ぼ、僕・・・」

やはり関係があると思っている。

ジタン「大丈夫、お前は関係ないから。」

フライヤ「ビビ、お主の仲間が・・・否!それよりも王の方が心配じゃ!行くぞ!!」

ジタン「おう!!」

そして四人は洞窟の中に入った。


ギザマルークの洞窟


中には重症のB兵がいた。

B兵「フ、フライヤさん・・・俺は、もう駄目です・・・このベルで、先へ進んでください・・・」

B兵はフライヤにベルを渡して息を引き取った。

ビビ「そのベル何?」

ジタン「ギザマルークのベル!って事は奴らはここの扉を封印したのか!?」

クイナ「そう見たいアルね。」

ビビ「封印?どういう事?」

ジタン「ここの洞窟はいくつかの扉があってその扉が封印される時に出るのがこのベルなんだ。」

ビビ「そうなんだ。所で。」

ジフク「ん?」

ビビ「クイナって何か凄いの?」

ジタン「そういやぁ何も言ってなかったな。」

ビビ「僕からはだたの何でも食べるなまものにしか・・・」

ジタン「ま、こいつは確かに何でもかんでも食っちまうけど頼りになるんだぜ。何てったって青魔道士だからよ。」

ビビ「青魔道士!?ってことじゃ青魔法が使えるの!?」

フライヤ「うむ、そうじゃ。」

青魔法とは、人に害を及ぼす黒魔法や人を助ける白魔法とは違い、モンスターが使う一般的に敵の技と言われる魔法を使う者達の事である。その為仲間をサポートしたり癒したり敵を攻撃するなど、とても貴重な魔法なのである。

ビビ「でも確か青魔法って攻撃を喰わなかったら使えないんじゃ?」

ジタン「ク族はモンスターを食べたら使えるんだよ。」

フライヤ「じゃからこいつの武器はフォークなんじゃ。」

ビビ「モンスターを・・・うぷ・・・」

ジタン「それより行くぞ。」

フライヤ「そうじゃ、ビビ行くぞ。」

ビビ「うん・・・うぷ・・・」

四人は扉の前に立った。

フライヤ「行くぞ。」

フライヤはベルをかざし、鳴らした。

チリチリーーン

とても綺麗な音色だ。と。

ガゴン!!カチャーン!!

扉が開きベルが砕けた。

ビビ「へぇ〜」

四人は先に進んだ。とそこにはダリで見たあの人形が動いてB兵を襲っていた。と、上にはゾーンとソーンがいた。

ゾーン「何でおじゃる?」

ソーン「知らないでごじゃる。」

ゾーン「じゃ、殺すでおじゃる!!」

ソーン「やるでごじゃる!!」

黒魔道士兵(以下クロマ)「キルッ!!」

ジタン「やるぞってクイナ!?」

クイナ「まずいアルな。」

クイナはジタンが仕掛ける前にクロマを食べていた。

ゾソ「ぎゃーー化け物ーー!!」

二人はどこかに消えた。やはりクイナのせいであろう。

ビビ「ホントに食べてる・・・」

クイナ「ん?」

フライヤ「どうした?」

クイナ「何か口の中に・・・っぺ。」

カチャン

ジビフク「あ、ベル。」

さっきのクロマが持っていたのだろうが、クイナの唾液でベタベタである。

ジタン「お前持て。」

クイナ「あい。」

クイナはベルを拾った。と、後ろからクロマが襲ってきた。

フライヤ「では私が。竜剣!!」

バシューン!!

フライヤは槍の先から光を放った。その光はクロマに当たった後フライヤの方へ戻りフライヤの中に消えた。

ビビ「何だったの?」

ジタン「竜剣ってのは喰らった奴の体力(HP)と魔力(MP)を吸い取る技なんだ。」

ビビ「じゃ、あいつは。」

ジタン「そ、何も出来ないって訳、クイナいいぜ。」

クイナ「あいよ〜」

クイナは早速クロマを食べた。

ビビ「うぷ・・・大丈夫なの?」

ジフ「なれた。」

ビビ「そ・・・」

と、色々あったが四人はやたらデカイ鐘の前に来た。そこにはメスのモーグリが居た。

ジタン「どうした?」

メスモーグリ「あたいの夫がこの中に居るのよ〜!!」

フライヤ「こいつはちょっとやそっとじゃ動かんぞ。」

メスモーグリ「どうしようっん!?」

メスモーグリはビビを嗅ぎ始めた。

メスモーグリ「ちょ、あなたクポの実持ってるでしょ!?」

ビビ「うん。」

ジタン「なんで?」

ビビ「リンドブルムで買ったんだ。」

その部分は長くなった為に削除しましたby作者

メスモーグリ「あのっそのっそれ頂けませんか!?」

ビビ「いいよ。」

メスモーグリ「ありがとうクポ〜!!あなた〜クポの実よ〜!!」

と、鐘が動き出した。そして

ガゴーーン!!

モーグリ「クポーー!!クポの実クポーー!!」

そのままクポの実を手にとって二匹のモーグリは何かを残してどっかに行ってしまった

ビビ「あれ、ギザマルークのベル。」

が、少し違っていた。

フライヤ「ホーリーベルじゃ。奴らギザマルーク様の部屋の扉までも閉じたのか。」

ジタン「早く行こうぜ。」

そして四人はそのベルを手に先・・・この部屋の扉に向かった。

ジタン「鳴らすぜ。」

ジタンはベルを扉にかざした。

チリチリーン

その音色はギザマルークのベルとは違う美しさがあった。そして扉も開いた。

ビビ「あ、あれっ!!」

ビビが指差した方向には今にも倒れそうなB兵の姿だった。直ぐにフライヤが側に駆け寄った。

フライヤ「お主大丈夫か!!」

B兵「フライヤさん・・・気をつけてください。変な二人組みのせいでギザマルーク様が荒れ狂われております・・・」

と、その時。

ザブーーン!!

突然何かが水の中に落ちた音がした。

ビビ「何!?」

ジタン「まさか・・・」

フライヤ「おそらくな・・・」

と、水の中から巨大なモンスターらしき生物が出てきた。

ビビ「何こいつ!?」

ジタン「ギザマルーク・・・やっぱり・・・」

フライヤ「何故こんな事に・・・」

ビビ「ギザマルークって・・・もしかして!?」

ジタン「そう、ここの洞窟の神・・・普段はおとなしいはずなのに・・・」

クイナ「さっきの二人のせいでアル!!」

ジタン「フライヤ、やるしかねぇ!!」

フライヤ「ギザマルーク様・・・お許しを!!」

ギザマルーク「ガァーー!!」

ギザマルークは何のためらいも無くジタン達に襲い掛かった。とそのころ。


ダガー「ここでいいわ。ありがとう。」

メネ「クポ〜それじゃあ、ばはは〜い。」

ダガー(ば、ばははい!?)

そんな謎の言葉を残してメネとチョコは走り去った。

ダガー「さて、ゲートの入口についたはいいけど、スタイナー遅いわね。」

と。

スタイナー「姫様〜」

スタイナーが走ってきた。彼はチョコには乗らず(と言うか乗せてくれず)ここまで自分の足で来たのだ。

ダガー「で、これからどうするの?」

スタイナー「も、もうしばらく・・・待っていただ、ゴホッゴホ!!」

数分後

スタイナー「ふう、ではここを越えましょう。」

ダガー「そうね。」

スタイナー「しかし先ほどのチョコボを使えばここなど越えれるのに何故?」

とりあえず紹介。さっきのチョコボのチョコは数少ない空チョコボの一種で空を少し飛ぶことも出来るし山を越えることや海を渡ることも出来るスーパーアニマルである。

ダガー「ゲートを越えるぐらい自分の力で行きたいの。」

スタイナー「くぅ〜!!そのお心!!感動である〜!!」

そこまで泣かんでも。

ダガー「で、『越えるいい方法があるので自分にお任せを』って言ってたけどどうするの?」

スタイナー「これである!!」

スタイナーはかついで来た大きな袋を指差した。

ダガー「そっか、袋の中に入って荷物と一緒になって突破するわけね。」

スタイナー「その通りである。さすが姫様!!」

ダガー「で、中身は・・・うっ!!」

ダガーは袋の中身を見たとたん袋から5m離れた。

ダガー「スタイナー・・・もしかしてこの中に・・・?」

スタイナー「そうである。」

ダガー「い、嫌よ絶対に嫌!!生理的にも人間的にもアレクサンドリアの王女としても一人の女としても絶対嫌!!」

かなりの早口で嫌がっている。

スタイナー「姫様・・・しばしの我慢であります。」

ダガー(チョコに頼ればよかった・・・)

ダガーは心の中で泣いている。

スタイナー「さ、どうぞどうぞ。」

ダガー「これならライフにお尻を触られる方がましよ・・・(泣)」

スタイナー「今なんと?」

ダガー「何でもないわ!(泣怒)、とりあえず向こう見ていてくれない?」

スタイナー「何故?」

ダガー「服に匂いが移ったら嫌だから脱いで中に入るの!!」

スタイナー「!っ失礼いたした!!」

中身はいったい何なのか?そのころ


ジタン「くそっ」

ギザマルークを相手に戦っていたがかなり苦戦していた。

ビビ「はぁはぁ・・・」

フライヤ「ビビ、エーテルじゃ。」

ビビ「ありがとう。」

ビビはエーテルを飲んで魔力を回復させた。

クイナ「ちょっと、きついアルね。」

ジタン「回復担当だったダガーがいないからな。」

そう、先ほどからこの四人はまともな回復をしないで戦っているので全員限界まじかだった。

クイナ「今じゃホワイトウインド使ってもあまり回復しないアル・・・」

ホワイトウインドとは青魔法の一つで自分の体力の三分の一仲間を回復する魔法であるが今クイナはいつやられてもおかしくなかった。

フライヤ「くそう、やはり強い・・・」

ギザマルークの強さはハンパではなかった。

ギザマルーク「ガァーー!!」

ギザマルークは体当たりを仕掛けてきた。

ジタン「危なっ!!」

皆何とか避けることは出来たがすぐにウォータを放ってきた。

ザブーーン!!

ジタン「ぐあ!!」

フライヤ「ぬぐ!!」

クイナ「アル〜!!」

ビビ「ああ!!」

全体に喰らい皆倒れそうだった。

ビビ「結構ダメージを与えたのに・・・」

クイナ「きついアル・・・」

と、ジタンが立ち上がった。

ジタン「フライヤ、クイナ。お前らでアレを使えばどれ位で倒せる?」

フライヤ「アレか・・・完全に倒すことは出来んがここうを突破できるくらいなら・・・まさか!?」

ジタン「後は頼む、ライフデジョン!!」

ジタンが何かを唱えたとき、ジタンから光が出てきて回りの三人に降り注いだ。

ビビ「何?突然力が・・・」

フライヤ「ジタンのおかげじゃ。」

ビビ「えっ?あっ!!」

ビビが見たのは力尽き倒れているジタンの姿だった。

ビビ「ジタンどうして!!」

フライヤ「ライフデジョンは自分の体力を犠牲に他の者の体力魔力を完全に回復する技なのじゃ。」

ビビ「じゃあジタンは!!」

フライヤ「そうじゃ、ビビジタンを頼む!!行くぞクイナ!!」

クイナ「アル!!」

と、二人から見たことの有る光が出てきた。

ビビ「この光・・・トランス!?」

かつてジタンやダガーも発動したトランス、その力をこの二人も持っていた。

ギザマルーク「ガ!?」

ギザマルークにとっては始めてみる光景なので驚いている。

フライヤ「これで十分に戦える!!」

クイナ「覚悟するアル!!」

トランスした二人の姿は、フライヤは衣装が変わり仮面をつけ黄色と紫に光り、クイナは顔が黒くなり衣装が変わりフライヤと似た光を放っている。

フライヤ「はぁーー!!」

クイナ「アチョーー!!」

二人はギザマルークに向かい走り出した。

ギザマルーク「ガァ!!」

ギザマルークも二人めがけ体当たりを仕掛けた。が。

フライヤ「はぁっ!!」

クイナ「アルっ!!」

フライヤはハイジャンプで、クイナは横に飛んで避けた。

クイナ「アチョッ!!」

ザグッ!!

クイナはギザマルークをフォークで突き刺した。そして。

フライヤ「ていっ!!」

ザシュッ!!

一度天井まで飛んだフライヤも天井を利用しギザマルークに槍を突き刺した。

ギザマルーク「ガァ!!」

ギザマルークにダメージを与えて二人は一度離れた。そして。

フライヤ「とどめじゃ!!」

クイナ「アルッ!!」

フライヤはジャンプをし、クイナは何かを唱えだした。そして。

フライヤ「ハァッ!!」

フライヤは槍に魂気を集め出来た無数の光の槍を放ち。

クイナ「十万ボルト!!」

クイナはサンダーとは違う雷を放った。

ズガーーン!!

ギザマルーク「ガァーー!!」

ギザマルークは倒れ水の中に沈んだ。

ジタン「や、やったか・・・」

フライヤ「ジタン大丈夫か!?」

フライヤとクイナはトランスを解除している。

ジタン「何とかビビが介抱してくれた。」

B兵「う、うぅ・・・」

フライヤ「!お主大丈夫か!!」

四人はB兵に駆け寄った。

B兵「フライヤさん、私のことは気にせずに・・・どうか蒼の国ブルメシアを、我らのブルメ・・・シ・・・アを・・・」

兵士は息を引き取った。

フライヤ「おのれ・・・許せん!!」

ジタン「急ごう!!」

そして四人は洞窟を後にした。そのころ南ゲートでは。


スタイナー(さて、行くであります。)

スタイナーが大きな袋をかつぎゲートの前に来ていた。

背の低いゲート兵(以下チビ)「お前、見かけない顔だな?」

背の高いゲート兵(以下ノッポ)「こんな所に何しに来たんだい?」

スタイナー「ゲートの修復作業員としてやってきた。住み込みで働けると聞いて一通りの荷物を持ってきたのである。」

ノッポ「そりゃ助かるねぇ!この前の事故からずっと修理してるんだけど、まだ動かなくてね。」

この前の事件とはカーゴシップでの突破の事だろう。

チビ「悪いけど袋の中身を確認させてもらうよ。袋を置いてくれないか。」

スタイナー「ぬ、仕方有るまい。」

スタイナーは袋を置きチビが袋を調べだした。

ノッポ「すいませんね、規則なんでして。私かお話相手になりましょう。」

スタイナー(大丈夫であろう。)

ノッポ「最近色々あって警備を厳重にしているんですよ。」

スタイナー「ほうほう。」

チビ「ちょっと硬いな。」

ノッポ「何せアレクサンドリアのガーネット姫が行方不明だからなおさらなんですよ。」

スタイナー「ぎくっ!!」

チビ「おし、ほどけて来た。」

ノッポ「でもあのブラネ女王の娘でしょ、美しいって言うけどびたいち信用できないんだよね。」

スタイナー(何だと〜!!)

チビ「な、なんじゃこりゃ〜!!

スタイナー(まずい!!)

ノッポが中身を見た。

ノッポ「これ、ギサールの野菜のピクルスじゃないか、こんな沢山。」

スタイナー「だ、大好物なのである!!」

ノッポ「ま、いいか。これゲートパスね。これで上に行けるから頑張ってくれよ。」

スタイナー「かたじけない。」

そしてスタイナーは中に入った。

スタイナー(何とか中に入られた後は人目につかない所にっお。)

スタイナーは人目に付かないような路地を見つけた。

スタイナー(あそこなら・・・)

スタイナーはこそこそと路地に向かい歩き出した。路地について袋を置いた。

スタイナー「周りは・・・よし。」

スタイナーは回りを確認し、袋に向かい。

スタイナー「えっと、『笑止千万!それですべてが丸く納まれば世の中に不仕合わせなど存在しない!』」

前に『君の小鳥になりたい』でジタンが喋ったセリフを袋に向け叫んだ。と、袋が少し動き中からダガーが顔を出した。

ダガー「スタイナー、もう大丈夫?」

スタイナー「はっ!!」

ダガー「解りました。では、あたりを見張ってくれませんか。」

スタイナー「はっ!!」

そしてスタイナーは袋から少し離れてあたりを見張りだした。

ダガー(ふぅ、苦しかった。頭が割れそうだわこの匂い。)

確かに。この中に入るなんて人として厳しいだろ。そんな中ダガーは元の服に着替えた。

ダガー「もういいわよ。」

スタイナー「おお、姫様。」

ダガー「姫様じゃないでしょ!!」

スタイナー「あ、ダガー殿。」

ダガー「マーカス達に合流するまで姫も敬礼も駄目だからね。」

スタイナー「はっ!!」

ダガー「じゃ、行きましょう。」

そして二人は歩き出した。

ダガー「わぁ〜」

ダガーの目の前には鉄馬車のベルクメアがあった。

ダガー「これで山頂にいけるのね。」

スタイナー「そうである。」

ダガー「ジタンなしでも来れることが出来たわ。」

スタイナー「あんな奴居らなくとも十分である。」

と。

Bの民「お前達、ジタンを知っているのか?」

ダガー「えっ?」

Bの民が話しかけてきた。

ダガー「ええ、ジタンは私の仲間ですが」

Bの民「あいつは今何処に居るのだ?」

ダガー「ジタンなら他の仲間と一緒に蒼の国ブルメシアに向かいました。」

Bの民「その中にフライヤというBの民が居なかったか?」

ダガー「居ましたよ。後、ク族のクイナって方も一緒です。」

Bの民「そうか、皆無事なのか・・・」

ダガー「所であなたは。」

Bの民「失礼、自己紹介が遅れた。私は・・・」

スタイナー「ん?」

Bの民が自己紹介をしようとした時スタイナーが何かに気づいた。

スタイナー「お主、フラットレイ=ハイウインドではないか!?」

ダガー「え?」

Bの民「何故私の名をっ!お前はアデルバート=スタイナー!!」

ダガー「知ってるの?」

スタイナー「前に三大国舞踏大会で手合わせしたことがあるのであります。」

フラットレイ「何故お前がここに。」

スタイナー「色々あってな。」

ダガー「所でどうしてジタンを知っているのです?」

フラットレイ「ああ、奴とは昔共に旅をした仲間でな。それとお前は?」

スタイナー(どうします?フラットレイは頼りになる男ですが、本当のことを言いましょうか?)

ダガー「(そうね。)私はガーネット=ティル=アレクサンドロスです。今はダガーと名乗っていますけど。」

フラットレイ「何故ここに?」

ダガー「ちょっと訳ありで今山頂の駅に向かっているの。」

フラットレイ「そうか・・・」

ダガー「でも蒼の国ブルメシアに行かなくていいのですか?」

フラットレイ「事情は解っている。しかし、私の事を必要とはしておらん。」

ダガー「でも・・・」

フラットレイ「すまぬがお前達についていってもよいか?」

ダス「えっ!?」

フラットレイ「お前達について行けばジタン達にいずれ会える、だからよいか。」

ダガー「えっと・・・」

ダガーは悩んでいる。

ダガー「いいわ、仲間は多いほうがいいもの。」

フラットレイ「かたじけない。」

スタイナー「では、早く行きましょう。」

ダガー「ええ。」

そして三人は鉄馬車の中に入った。




ギザマルークの洞窟を突破し蒼の国ブルメシアへ向かうジタン達。最強の竜騎士と言われたフラットレイを仲間にし、山頂の駅へ向かうダガー達。二手に分かれた彼らに何が待ち受けているのか。



続く












あ と が き
ファンが多いと思われる?フラットレイがなんと仲間に!!
しかしダガーも辛いだろうな・・・あん中に入るなんて・・・
でもこの話って何だか忘れそうなんだよね。
特に本編進める中で別に重要じゃないし。
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