Another United World
〜一つに集まった十四の世界〜


第六話 劣悪種の牧場



学校ごと消えた者達を探す為、ロイドやルフィを初めとした一向はアメストリスに向かった。






ロイド「さてと・・・来たのはいいけど・・・これからどうする?」

リフィル「突入なんて無謀な事は控えましょう。」

ルフィ「何でだ?」

承太郎「無計画に突っ込んだらそのままこっちが潰されるだけだ・・・」

ルフィ「そっか。」

ジューダス「確かに人間牧場は危険な場所だ。ちゃんとした計画を立てた方がいい・・・」

ナナリー「って言ってもさ・・・相手は五聖刃何だろ?これだけの数で大丈夫なのかい?」

ジューダス「僕達はマグニスを倒す為に来たんじゃない。無理に相手にする理由は無い。」

ロイド「そりゃそうだけどさ・・・」

ジューダス「!一ついい方法があるな。」

承太郎「ほう・・・聞かせてもらおうか・・・」

ジューダス「その為にはディザイアンの兵士を見つける事からだ。」

ロイド「まさかジューダス・・・ディザイアンに変装して俺を捕まえたって事で侵入・・・じゃないよな?」

ジューダス「ふん・・・良く分かったな・・・」

ロイド「やっぱりな・・・俺はこれがある限り奴らに狙われるからな・・・」

そう言ってロイドは左手のエクスフィアに触れた。

リフィル「危険だけど・・・それしかいいような方法が無いわね・・・ロイドは良くて?」

ロイド「ああ。」

ルフィ「んじゃあディザイアンの服を奪うとするか。」

ナナリー「で、今奪うのにちょうどいいディザイアンは何処にいるんだい?」

ロイド「え?」

ルフィ「あ?」

承太郎「ん?」

リフィル「・・・あなたね・・・」

ジューダス「・・・」

ナナリー「・・・知るわけ・・・無いよね・・・」

リフィル「・・・こう言うのは近くの町に行けばいいのよ。」

ロイド「ここから一番近い町って言えば・・・」

ナナリー「チェリクかホープタウン・・・だよね・・・?」

承太郎「だろうな。」

今上げられた二つの町、チェリクは港町として栄えており、ホープタウンは古くから他との交流が少ないが、数年前に神羅が魔晄炉と言う星のエネルギーを吸い上げて利用する施設がある町なのだ。

リフィル「どちらがいいかしらね・・・」

ナナリー「あ、あのさ・・・」

リフィル「何?」

ナナリー「チェリク・・・で、いい?」

リフィル「構わないけど・・・どうして?」

ナナリー「あ、それは・・・」

ジューダス「その方がいいだろうな。ホープタウンだと神羅に遭遇するかも知れない。」

ルフィ「別に神羅に会ったって大丈夫なんじゃないか?」

ジューダス「お前はあいつらの事認めてるのか?」

ルフィ「そ、そりゃ星の命吸ってまでいい生活はしたくないからいいとは思わないけど・・・」

神羅の魔晄炉は星のエネルギー、つまり命を吸い、生活の為に活かしているのだが、その事に関し色々と賛否両論があげられてるのだ。

ジューダス「僕はああ言う輩は好きじゃない。関わるなんてごめんだ。」

ロイド「じゃあチェリクで。」

承太郎「ああ・・・」

リフィル「それじゃあチェリクへ向かいましょう。」

ルフィ「おう!!」

そう言う事で一向はチェリクへ向かう事にした。

ナナリー(この時間だと・・・ルーは・・・ううん・・・)

ナナリーは何かを思ったが、すぐに忘れチェリクに向かった。









ロイド「さすが港町だな。」

ロイド達は港町チェリクに到着していた。

ルフィ「んじゃ、後はディザイアンを探すだけか。」

リフィル「そうね。見つけてもすぐそこで騒ぎを起こさないでね。」

ルフィ「何で?」

ジューダス「騒ぎを大きくすれば何が起こるか分からない。見つけたら後を追って、人がいない場所で奪えばいい。」

承太郎「なるほどな。」

リフィル「安全面を考えてここはみんなで行動しましょう。」

ジューダス「確かにな。会ったらそこで騒ぎを起こすような奴ばかりだからな。」

ルフィ「誰だ?」

ロイド「俺らの事だろ・・・」

承太郎「・・・」

ジューダス「だろうな。」

リフィル「三人だけで済んでよかったような・・・」

ルフィ「ひっでぇな先生!!」

ロイド「そう言いたいけど・・・俺らの生活態度を見て言える事か?」

ルフィ「あ?」

ロイド「承太郎はケンカの常習犯。俺は体育と技術以外の授業はからっきし。お前は遅刻常習犯に体育以外まるで駄目夫だろ。」

ルフィ「ん。ま〜な。」

ロイド「俺らだけで済んだのは不幸中の幸いさ・・・」

ナナリー「大丈夫なのこのメンバー?」

ジューダス「知らん・・・」

一抹の不安を抱えたメンバーはディザイアンの捜索を始めた。

ジューダス「探し出したのはいいがいない物だな。」

リフィル「当たり前でしょう。」

ロイド「なぁ先生・・・」

リフィル「何?」

ロイド「牧場の近くの方がよかったんじゃないか?その方が会える確率高いし。」

リフィル「ロイド!!」

ロイド「はい!?」

リフィル「確かにその通りだわ。あなたは成績は悪くても着眼点はいい。」

ロイド「そうですか・・・」

ナナリー「じゃ、牧場に行くのかい?」

ジューダス「そのようだな。結局ここに来たのは無駄骨って事か。」

ルフィ「んじゃ牧場に行くか。」

承太郎「ああ。」

リフィル「いいえ、今日はもう遅いからここで休みましょう。」

ジューダス「賛成だ。」

リフィル「お金は持ってるわ。それじゃ宿屋に。」

ナナリー「あいよ。」

そう言う事で一行は宿屋に行く事にした。

「よし・・・ターゲット見つけた。やるよ。」

「うん・・・」

そして一行の後を何者か二人が追っていた。









ジューダス「到着したな。」

次の日一行は人間牧場に到着した。

ナナリー「さ〜て。後はディザイアン兵が来るのを待つだけだね。」

リフィル「ええ。それまで近くで隠れてましょう。」

ロイド「ああ。」

そう言う事でロイド達は近くの物陰に身を潜めた。

ルフィ「お、来た来た。」

待っているとディザイアン兵(男)が一人やって来た。

ジューダス「作戦はまずロイドがあいつの前に行け。」

ロイド「ああ。」

ジューダス「そしてそれに気を取られてる隙に承太郎が奴を抑える。」

承太郎「おう・・・」

ジューダス「そしてルフィが気絶させろ。」

ルフィ「うしっ」

作戦を立ててるとディザイアン兵がやって来た。

ディザイアン「あ〜・・・何かいい話無いだろうかな〜・・・」

リフィル「今よ!!」

ロイド「ああ!!」

ロイドがディザイアンの前に出た。

ディザイアン「ぬおっ!?手配中のロイド=アーヴィング!!」

ロイド「ああそうさ。」

ディザイアン「ここで出会ったのがなんとやら!!とっ捕まえて!!」

承太郎「無理だな・・・」

ディザイアン「へぁ!?」

承太郎が既にディザイアンを捕まえていた。

ロイド「んじゃ、止め頼むな。」

ルフィ「おう!!」

そしてルフィがやけに両腕を素早く動かしていた。

ルフィ「ゴムゴムのぉ・・・銃乱射ガトリング!!」

ディザイアン「おぼぼおぼぼぼぼぼぼぼ!!」

ルフィは連続パンチでディザイアンをタコ殴りにした。

ロイド「もういいだろ?」

ルフィ「あ?」

ディザイアンだった物体「キュ〜・・・」

リフィル「ま、後で少しだけ治療しておきましょうかしら?」

ナナリー「とりあえず服奪おう。」

ジューダス「だな。」

そして六人はディザイアンから服を奪った。

ナナリー「あれ?これって・・・」

ナナリーは緑色の球を拾った。

リフィル「マテリアじゃない。どうしてこの兵士が?」

マテリアとは精神エネルギーが凝縮された球体で特殊な穴が着いた武具に装着すると知識や魔法、技などが使えれるのだ。

ロイド「でも俺らにマテリアを使えれる物は無いし。ルフィ持ってろ。」

ルフィ「いいのか?」

ロイド「たまにはいいさ。ほれ。」

ルフィ「サンキュ。」

そう言ってルフィはポケットにマテリアをしまった。

ジューダス「さてと・・・誰が変装する?」

リフィル「これは男ですからあなた達三人の誰かですね。」

ルフィ「俺ら?」

ロイド「だけどルフィは駄目だろ・・・ジューダスやってくれよ。」

ジューダス「断る。仮面のディザイアンなど何処にいる?」

承太郎「俺の場合はサイズが合わない・・・」

ルフィ「んじゃ俺じゃないか。」

ロイド「だからお前は止せって。」

そんな口論がこの後十分ほど続いた。



ルフィ「だから俺がやるって言ってるだろ。」

ロイド「お前がやったら滅茶苦茶になるっての。」

承太郎「どう考えても俺には小さい。」

ジューダス「仮面ありなら別にいいが・・・」

ナナリー「いつまで続けるんだい・・・?」

リフィル「もう・・・あなた達は・・・仕方ありません。私がやります。」

ロイド「先生!?」

リフィル「その代わり帰ったら説教ですよ。」

ジューダス「それは僕もか?」

リフィル「当たり前です。」

ジューダス「何でこんな目に・・・」





リフィル(変装)「やったぞ。手配中のロイド=アーヴィングとその仲間と思われる者を捕まえる事が出来た。(男声)」

ディザイアン「本当か!?すぐにマグニス様に報告しろ!!」

リフィル「ああ。(男声)」

変装したリフィルはロイド達を連行する形で牧場に侵入した。

ロイド「で、何処に行くんだ?」

リフィル「この牧場の全体像が分かる場所に行きます。まずはそこからです。(女声)」

ロイド「ああ。」

そして牧場に入ったリフィル達は牧場の全体図が分かる場所に来た。

リフィル「さてと、こんな服はさっさと脱いで・・・みんなの居場所を探しましょう。」

ロイド「ああ。」

そう言ってリフィルはディザイアンの服を脱ぎ、近くの機械をいじりだした。

リフィル「えっと・・・これかしら。」

リフィルが機械をいじっていると地図のような画面が現れた。

ナナリー「やるじゃん先生。」

リフィル「ここからです。この地図を見ると学校自体はないようですね。」

ジューダス「おそらく生徒だけ残してまた学校を何処かに転移させたのだろう。」

ロイド「そんな事出来る奴なんているのか?」

ジューダス「ああ。だが今は救出が先だ。」

リフィル「そうね。生徒のみんなは・・・ここね。」

そう言ってリフィルはある地点を指した。

ルフィ「よし、そうと決まったら早速助けようぜ。」

ジューダス「だが待て。もし外へ誘導している時に敵と遭遇したらまずい。二手に別れ行動した方がいいだろう。」

ロイド「つまり騒ぎを起こして奴らを誘き寄せる組とその隙に救出する組か。」

リフィル「それはいい考えね。勿論私は救出よ。」

ロイド「キャラ的に俺ら三人は間違いなく騒ぎを起こす役目だな。」

ジューダス「そうだろうな。」

ナナリー「んじゃあたしとこいつで救出ね。」

リフィル「確かに見つかった時に戦える人が必要ですからね。」

ロイド「じゃ、決まりだな。俺、ルフィ、承太郎で騒ぎを。先生達で救出だな。」

承太郎「俺らは騒ぎを起こした後どうするんだ?」

リフィル「適当に騒ぐだけ騒いだらそのまま上手い事逃げ出して。でも大きくしすぎないように。」

ルフィ「おっし。んじゃ行くか。」

リフィル「気を付けなさいね。」

そして六人はそれぞれの行動を開始した。





救出組





リフィル「ここね・・・みんないるわ。」

リフィル達は生徒がいる場所に来ていた。

ナナリー「見張りは・・・三人ね。」

ジューダス「けりをつける。ナナリーは援護を。リフィルは生徒の方に。」

リフィル「分かったわ。」

ナナリー「オッケイ。」

ジューダス「では・・・行くぞ!!」

そう言ってジューダスがディザイアンに向かい飛び出した。

ディザイアンA「な、何だ!?」

ジューダス「遅い!!幻影刃!!」

ディザイアンA「ぐあっ!!」

ジューダスはすり抜けるようにディザイアンの一人を切り倒した。

ディザイアンB「おのれ曲者!!」

ナナリー「甘いよ!!扇氷閃!!」

ディザイアンB「だばっ!!」

ナナリーの放った扇状に拡散した氷の矢がディザイアンの一人を倒した。

ジューダス「後一人!!」

ディザイアンC「おのれぇ!!」

残ったディザイアンがムチでジューダスのレイピアを捕らえた。

ジューダス「くっ!!」

ディザイアンC「このまま燃やしてやる!!ファイアボ!!」

ナナリー「危ない!!」

ディザイアンC「ルッ!?」

ナナリーが矢でムチを切り、ジューダスはディザイアンの火球の魔術をかわした。

ジューダス「その隙は逃さない!!」

ジューダスはレイピアを逆手に持ち替えた。

ジューダス「月閃虚崩!!」

ディザイアンC「ぐがぁっ!!」

ジューダスは下から三日月を描くようにレイピアを斬り上げ、上げた後再び持ち替えて三日月を逆になぞるように斬り下ろした。

ジューダス「雑魚が・・・」

ナナリー「先生。みんなは?」

リフィル「どうやらみんな大丈夫のようです。」

リフィルの後ろには学校の生徒が皆いた。

ジューダス「来ない所を見るとあいつらは成功しているようだな。」

リフィル「そのようね。さぁみんな、ここから逃げるわよ。」

ナナリー「後はあっちか。」





騒ぎ組





ルフィ「うおりゃーーーーー!!」

ディザイアンA「な、何だ何だぁ!?侵入者しんにゅ!?」

承太郎「おらぁっ!!」

ロイド「魔神剣!!」

ディザイアンB「うごっ!!」

ディザイアンC「どあっ!!」

三人は見事に役目を果たしていた。

ロイド「あまりやるなよ!!今の俺らじゃまだマグニスには勝てないだろうからよ!!」

ルフィ「分かってる分かってる!!」

ロイド「絶対分かってないだろ!!」

承太郎「無駄口叩いてるんじゃねぇ!!もう少し騒ぐぞ!!」

ルフィ「分かった!!ゴムゴムのスタンプ!!」

ディザイアン多数「おわぁーーー!!」

承太郎「しかし妙じゃないか?」

ロイド「何がよ?」

承太郎「俺達の所に来る数が少ないんだよ。」

ロイド「それってまさか・・・」

ルフィ「あっちに気付いてるのか?」

承太郎「そうと決まった訳じゃねぇ・・・だからもう少しここで騒いでるしかねぇ・・・」

ルフィ「だな。」

そして三人はまた暴れだした。

ディザイアンD「くそう!!このままじゃやばい!!」

ディザイアンE「何で同時に二組もの侵入者が来てるんだよ!!」

承太郎「二組だと?」

ロイド「どう言う事だ?」

ルフィ「俺ら以外に別の誰かが来たんじゃねぇのか?」

ロイド「もしそうだとすると助けるか?」

承太郎「そんな事してる暇があるか?」

ロイド「そうだけどよ・・・」

承太郎「そろそろずらかるぞ。」

ルフィ「おう。」

ロイド「ああ。」

暴れるだけ暴れた三人はずらかる事にした。と。

「きゃっ!!」

承太郎「ん?」

正面から誰かが承太郎にぶつかった。

ルフィ「何だ?」

ロイド「女の子?」

少女「痛た〜・・・」

ぶつかったのは変わった格好をした少女だった。

ロイド「どうしてこんな所に?」

少女「あ!!手配中のロイド=アーヴィング!!」

ロイド「え?って事は俺を狙ってた?」

少女「そ、それは・・・」

「ユフィ!!」

ルフィ「い?」

少女が来た方向から尻尾の先に炎を灯した赤茶色の犬のような獣が走ってきた。

ルフィ「何で俺の名前を?」

獣「え?オイラはユフィって言ったんだよ?」

ルフィ「てか喋った!?」

ロイド「落ち着けって。まずはお前、ユフィって名前なのか?」

少女「う、うん。」

ロイド「で、お前は?」

獣「オイラはナナキ。だけどレッド13って呼んでいい。」

ロイド「ユフィにレッド13な。何しにここに?」

ユフィ「あ〜・・・えっと・・・」

レッド13「オイラ達はロイド=アーヴィングをディザイアンに差し出してマテリアを稼ごうと・・・」

ロイド「やっぱり・・・」

レッド13「え?もしかしてロイド=アーヴィング?」

ロイド「そうだよ。」

レッド13「わわわ!!どうしよう!!」

ユフィ「どうしようったって・・・」

承太郎「大方お前らはロイドを捕まえようと後を追って、ここに入った途端見つかって追われてるって事か・・・」

ユフィ「・・・正解。」

ロイド「はぁ・・・だけど状況が状況だ。ここは協力して脱出しよう。」

ユフィ「そ、それは〜・・・」

レッド13「ユフィ・・・」

ユフィ「・・・それしかないね。」

ロイド「だけど、脱出した瞬間襲うなんて無しな。」

ユフィ「う・・・分かったよ。」

ルフィ「んじゃ逃げるか。出口はどっちだ?」

ユフィ「多分あっちだと思う・・・」

ロイド「よし、早く逃げよう!!」

ルフィ「ああ!!」

そしてユフィ、レッド13と共に三人は出口に向かう事にした。









リフィル「後はチェリクへ向かうのです。」

ジューダス「死にたくなかったらな・・・」

リフィルの命令とジューダスの脅しで生徒達はチェリクへ向かった。

ナナリー「さてと、後はあいつらを待つだ・・・ん?」

「・・・」

全員が行ったと思われたが緑の制服と両耳に変わったピアスを付けた少年がいた。

リフィル「あなたは?見覚えが無いけど・・・」

少年「それはそうです。僕は学校が消えた日に転校してきたんですから・・・」

リフィル「それは・・・あなた名は?」

少年「花京院典明。」

リフィル「花京院ね。あなたも戻りなさい。ここは危険です。」

花京院「いいえ。僕も残ります。これでもある事が出来るので少しなら戦えます。」

リフィル「どうして私の生徒ってこんな子が多いのかしら・・・いいわよ。」

花京院「すいません・・・」

ジューダス「・・・」

ナナリー「どうしたのさジューダス?」

ジューダス「ん・・・いや・・・」

リフィル「あの子達は・・・大丈夫かしら・・・」









ロイド&ルフィ&承太郎「へっくしょい!!」

レッド13「風邪?」

ロイド「いや、先生が何か言ってるんだろう・・・早く帰らないとな・・・」

ルフィ「だけどよ。」

ディザイアン「こ、これだけいればどうだってんだ!!」

五人の周りには大量のディザイアンがいた。

ユフィ「あ〜マテリアがあれば何て事無いのに〜・・・」

ルフィ「マテリア?」

ユフィ「あたしとレッドの武具はマテリアを着けれるんだ。」

ロイド「マテリアったらルフィ。」

ルフィ「ああ。」

ルフィはポケットからマテリアを取り出した。

ルフィ「これ。」

レッド13「あ、マテリアだ!!しかもそれ『りだつ』だよ!!」

ユフィ「マジ!?だったら逃げれるよ!!」

ルフィ「やるよ。俺らには使い道無いし。」

ユフィ「サンキュ!!これでエスケプが使える!!」

そう言ってユフィは持っていた大き目の十字手裏剣の穴につけた。

ユフィ「逃げるよ!!あたしに寄って!!」

ロイド「ああ!!」

皆ユフィの近くに寄った。

ユフィ「エスケプ!!」

ユフィのエスケプで五人はその場から消えた。

ディザイアン「に、逃げたぞ!!追うんだ!!」









ジューダス「ん?」

ナナリー「どうしたのジューダス?」

ジューダス「帰って来たな。」

リフィル「え?きゃっ!?」

ユフィ「ふぅ・・・」

ロイド「逃げれたんだ・・・あ、先生。」

リフィル達の近くに五人が転移してきた。

ジューダス「大丈夫だったな。所でそいつとその犬は?」

承太郎「ユフィとレッド13だ・・・ロイドを狙って俺らを追って逆に狙われる羽目に遭った奴だ。」

ロイド「後マテリアを欲しがってるんだ。どう言う訳かな。」

ユフィ「はは・・・そゆ事。」

ジューダス「で、どうするんだ?」

ルフィ「殺す訳には行かないし、とりあえずチェリクに戻ろうぜ。」

ジューダス「賛成だ。」

承太郎「で、こいつは誰だ?」

花京院「・・・」

リフィル「花京院典明。学校が消えた日に転校して来た生徒よ。

花京院「よろしく。」

承太郎「ああ・・・」

ルフィ「んじゃあ戻ろうぜ。お前らもな。」

ユフィ「ああ・・・」

レッド13「うん。」

ユフィとレッド13、花京院を含めた一行はチェリクに向かう事にした。




生徒を救出したロイド達。この先に待つ戦いは始動したばかりである・・・




続く










あ と が き
二手に分かれた六話目B。
変装して侵入するのはマグニスの牧場じゃないんですがね。
しかし返送にここまで苦戦するもんでしょうかね?
特に仮面ディザイアンは・・・
この時点の相違点
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