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出会い







バクー「とりあえず計画はそんな感じだ。」

ジタン「そんな感じって・・・アバウトし過ぎや無いか?」

ブランク「ま、いいんじゃないか?」

バクー「そう言う事だ。計画と演劇の内容頭に叩き込んどけよ。」

ルビィ「あいよ。」

シナ「分かったズラ。」

マーカス「う〜ッス。」

この日タンタラスは王女誘拐を一週間後に向かえ、それの準備をしていた。

ジタン「でもどうしていっつも一週間前なんだろうか・・・」

ブランク「さぁな・・・」

ルビィ「それも掟やろ・・・全ては一週間前から・・・って・・・」

シナ「だからってこれはひどいズラ・・・」

バクー「まぁいいだろうがよ。俺のおごりでまんまるカステラで飲み明かすぞーーー!!」

そう言ってバクーは何処からか大量のまんまるカステラとアルコール類(ビール、ウォッカ、テキーラ、パイソン酒(蛇のモンスターパイソンを浸けたお酒)、焼酎、ウイスキー、濁酒どぶろく)を出してきた。

ジタン「あのよ・・・ボス・・・未成年番号1!!」

ルビィ「2。」

シナ「3ズラ。」

ブランク「酒は嫌いじゃないが4。」

マーカス「5ッス。」

ジタン「ゼネロとベネロは分かんないが未成年に酒を飲ますのは・・・」

バクー「じゃかぁしい!!飲ま飲まYeahじゃ!!」

ルビィ「いやぁーーーー!!」

ブランク「くっそう・・・こうなったら死なばもろともだーーーー!!」

シナ「食うズラ飲むズラーーーー!!」

バクーから逃げられないと感じたブランクとシナは諦めて飲ま飲まYeahとなり、ジタンとルビィは何とかして逃げようともがいていた。





数時間後



バクー「ゲフゥ・・・」(酔いつぶれて寝てる)

ブランク「あ〜もう飲めねぇ・・・」(酔っ払ってる)

シナ「まんまるカステラが〜・・・」(喰い過ぎで苦しんでる)

ルビィ「うち女の子やのにぃ〜・・・」(何をされたか若干淫ら・・・)

ジタン「・・・」(流血で倒れてる)

マーカス「あ〜もう・・・しょうがないッス・・・」

唯一飲ま飲まYeahから逃れたマーカスはとりあえず皆の看病に当たった。

マーカス「ルビィは人に言えないし、ジタンさんはボスのジャイアントスイングからのシナさんと兄貴によるダブルラリアット、その他もろもろで重症だし・・・はぁ・・・」

皆の看病をし終わったマーカスはアジトの外に出た。

マーカス「ん〜〜〜〜・・・ああ・・・夜風が気持ちいいッス・・・」

一度大きく背伸びしてマーカスは散歩に出かけた。







ミコト「何処なのかしら・・・お兄ちゃん・・・」

その時ミコトは船の国リンドブルムの近くを彷徨っていた。

作者「この頃はまだジタンの事を『お兄ちゃん』と呼んでいました。『兄さん』と言う様になったのは実は最近の話なのであったのだ。」

ミコト「それにしても・・・何なのよ・・・」

辺りは既に夜を迎えていて、ミコトがいる位置はあまり灯りが無く真っ暗でミコトは怯えていた。

ミコト「お兄ちゃん本当にこんな世界に住んでるの・・・?信じられないわ・・・」

まだガイアに来たばかりのミコトにとっては信じがたい環境のようだ。と。

ミコト「・・・!?モンスター!?」

カーヴスパイダー「ギュシュ〜・・・!!」

ボム「ゴォ・・・!!」

アックスビーク「グルルル・・・!!

ミコトのすぐ後ろにモンスターが三体いた。

ミコト「この程度のモンスターなら・・・大丈夫ね。」

そう思ってミコトは銃を構えた。

ガンガン!!

ボム「ゴッ!?」

カーヴスパイダー「ギュシュッ!!」

ミコトはボムとカーヴスパイダーに銃を放った。

アックスビーク「グァーーー!!」

攻撃を喰らわなかったアックスビークはくちばしでミコトに攻撃を仕掛けて来た。

ミコト「その程度の攻撃!!」

しかしミコトは難なくその攻撃を避け、銃口をアックスビークに向けた。

ガンガン!!

アックスビーク「ギャッ!!」

ミコトはアックスビークに二発放ち、そのまま銃口をカーヴスパイダーに向けた。

ミコト「動きが遅い!!そこっ!!」

ガンガン!!

カーヴスパイダー「ギュジュッ!!」

残りの弾をカーヴスパイダーに撃ち、リロードした。

ミコト「これくらいなら大丈夫そうね・・・」

カーヴスパイダー「ギュシュ・・・!!」

ボム「ゴォ・・・!!」

カーヴスパイダーとボムが同時に魔法を唱えようとしていた。

ミコト「この気配は魔法ね・・・でもモンスターの魔法なんかに!!」

ボボウ!!

二体同時にファイアをミコトに放ったがかわされた。

ミコト「そこよ!!」

ガンガンガンガンガンガン!!

ボム「ゴッ!!」

カーヴスパイダー「ギュジュジュッ!!」

そしてミコトは二体に三発銃を撃った。

ミコト「ここまで来れば後少しね。」

冷静に分析しながらミコトは再びリロードした。と。

カーヴスパイダー「ギュ・・・ジュゥ・・・!!」

カーヴスパイダーが糸を吐こうとしていた。

ミコト「これくらいの攻撃なんか当たりはしな・・・っ!?」

ミコトは回避行動を取ろうとしたが何かに気付き動きを止めた。すると。

ボム「ゴォッ!!」

ボムがミコトに向かって突進してきて来た。

ミコト「うわっ!!」

ミコトは何とかかわしたがバランスを崩してしまった。そして。

ミコト「きゃっ!!」

ミコトはカーヴスパイダーの吐いた糸に捕まってしまった。そして同時にカーヴスパイダーは力尽きて倒れた。

ミコト「くっ!!外れない・・・!!」

ミコトは必死になって糸から逃れようとした。と、その隙を突いてボムがミコトに近づき大きくなり出した。

ミコト「ま、まずい!!」

ボゴーーーン!!

ミコト「あぁーーーーー!!」

ボムはほぼ零距離でミコトに自爆した。

ミコト「・・・」

その自爆でミコトは重傷を負い、気を失ってしまった。

アックスビーク「グルル・・・」

そしてアックスビークがその隙を突いてミコトに攻撃を仕掛けようとしていた。

アックスビーク「ギャーーーッ!!」

そして遂にアックスビークがミコトにくちばしで攻撃を仕掛けて来た。が。

「おりゃーーー!!」

ザシュッ!!

アックスビーク「ギャッ!?」

突然何者かがアックスビークを斬りつけ、その一撃で倒したのであった。その人物は・・・

マーカス「散歩に出たと思ったら・・・やれやれッス・・・」

マーカスであった。

マーカス「大丈夫ッスか?」

ミコト「・・・」

マーカスが呼びかけたがミコトは起きそうに無かった。

マーカス「こいつはやばいッスな・・・ん?」

マーカスはミコトの腰元を見て何かに気付いた。

マーカス「この子・・・」







ミコト「・・・ん・・・」

それから数時間後、ミコトは体中傷だらけで何処かの部屋のベットの中で目を覚ました。

ミコト「・・・ここは・・・私は・・・?」

マーカス「起きたッスか?」

その部屋にマーカスが来た。

ミコト「あなたは・・・?」

マーカス「まぁとりあえずこれでも。」

そう言ってマーカスは自分のと思われる上着をミコトに羽織らせ紅茶を差し出した。

ミコト「あ、ありがとう・・・」

マーカス「さてと・・・俺はマーカス。ここは俺の部屋ッス。」

ミコト「マーカスね・・・私は・・・ミコト・・・」

マーカス「ミコトさんッスか。」

ミコト「ねぇマーカス・・・どうして私ここにいるの?」

マーカス「昨日の夜モンスターに襲われて重症だったんスよ。」

ミコト「それじゃああなたが・・・ありがとう・・・」

マーカス「で、どうしてミコトさんは一人であんな所に?」

ミコト「そ、それは・・・(本当の事は言えないし・・・少しだけで・・・)兄を探しているの。」

マーカス「お兄さんッスか?」

ミコト「ええ・・・双子の・・・」

マーカス「(やっぱり・・・)で、お兄さんは?」

ミコト「六歳の時に・・・それからずっと・・・」

マーカス「そうッスか・・・」

ミコト「・・・所で・・・何あれ・・・?」

部屋の隅っこに血に染まったティッシュが大量にあった。

マーカス「あ・・・俺・・・その・・・」

ミコト「?」

マーカス「いやらしい物とかそう言うの見ると鼻血が・・・」

ミコト「いやらしい・・・?」

マーカス「実は・・・ミコトさん結構怪我してて・・・医者は起きてないと思って俺が治療を・・・」

ミコト「も、もしかして・・・私の体・・・」

マーカス「・・・はい・・・ッス・・・」

ミコト「!!!!!!」

二人同時に顔が真っ赤になった。

ミコト「い・・・いやっ・・・!!」

マーカス「駄目ッス!!」

ミコト「ムグッ!?」

叫びそうになったミコトの口元をマーカスが手で塞いだ。

マーカス「他にも人がいるんス・・・出来れば叫ばれたく・・・」

ミコト「・・・」

口を塞がれてる為ミコトはうなずいた。

マーカス「すいませんッス・・・」

そしてマーカスは手を離した。

ミコト「ふう・・・てことは・・・」

マーカス「・・・シッポ・・・スか?」

ミコト「・・・ばれたのね・・・」

マーカス「秘密を知ったら殺す・・・スか?」

ミコト「・・・」

マーカス「でもこれ。」

ミコト「!!」

マーカスの手にはミコトの銃があった。

マーカス「で、どうするッス?」

ミコト「うぅ・・・」

マーカス「ま、俺はミコトさんの秘密を誰かに言おうとは思ってませんし、それにミコトさんの兄に心当たりあるし。」

ミコト「ええ!?」

マーカス「俺の仲間にシッポのある人がいるんス。」

ミコト「本当!?」

マーカス「でも・・・」

ミコト「でも?」

マーカス「その人・・・記憶を失ってるッス・・・」

ミコト「記憶を・・・!?」

マーカス「名前も思い出せなくて・・・今はジタンって名乗ってるッス。」

ミコト「ジタン・・・それが今のお兄ちゃんの・・・」

マーカス「だから・・・今は・・・」

ミコト「・・・うん・・・あのさ・・・」

マーカス「はい?」

ミコト「服・・・」

マーカス「あ・・・すんませんッス・・・」

そう言ってマーカスはミコトの服を渡した。

マーカス「しばらくはここにいたらどうッスか?今のジタンさんの様子も分かるし。」

ミコト「そうさせてもらうわ。」









そしてここから・・・二人だけのお話が始まったのでした・・・




続く










あ と が き
誰もが気になったと思うマカミコのお話。
二人の出会いはこんな感じなのです。
つまりマーカスはミコトの・・・
すんません・・・自主規制します・・・
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