聖なる夜の過ごし方・・・

あなたはどう過ごします?

自分の仕事に没頭するか

好きな人と一緒にいるか

それとも一人で過ごすか

誰かを待って過ごしてみるか・・・







聖なる夜の過ごし方






ダガー「はぁ〜・・・」

十二月二十四日、その日も私は女王として忙しかった・・・

ダガー「クリスマスイヴくらい女の子として過ごしたいわぁ〜・・・」

やる気の無い声で私はぼやいた。
だけども・・・

ベアトリクス「すみませんが・・・駄目です。」

ベアトリクスが許してくれそうにない・・・

ダガー「あ〜・・・ジタンに会いたいわ〜・・・」

わざとベアトリクスに聞こえるようにやる気を無くした声でぼやく。

ベアトリクス「陛下・・・」

ダガー「ジタンに会わせてくれないと何もしたくないわ〜・・・」

ベアトリクス「いい加減にしてください!!」

ぼやき続けてたら遂にベアトリクスがきれた・・・
だけど私は・・・

ダガー「あ〜・・・」

無気力生命体になりきっていた。

ベアトリクス「はぁ・・・」

ベアトリクスも困り果ててる・・・
これならジタンに会わせて・・・

ベアトリクス「こうなったら指の一本切らないと分からないようですね・・・」

もの凄い形相で剣を取り出す・・・
これは間違いなく本気・・・

ダガー「さ、さぁ頑張らなきゃ!!」

結局私は断念してやる気を出す事に・・・
あ〜あ〜・・・残念・・・











ジタン「はぁ〜・・・」

バクー「やる気出さんかい!!」

バゴンッ!!

ジタン「ふぇ〜・・・」

ボスがデコピンしても俺は何のやる気も出なかった・・・

ジタン「ダガーに会いたいよ〜・・・」

ブランク「こりゃ重症だな・・・」

マーカス「こりゃいっその事会わせた方が良いんじゃないッスか?」

いいぞマーカスもっと言ってくれ!!

ルビィ「無理ちゃう?」

ああ・・・酷い・・・

シナ「あっちだって忙しいに決まってるズラ。」

それは言わないで・・・

ゼネロ「諦めるでよ。」
ベネロ「諦めるでよ。」
ゲネロ「諦めるでよ。」

トドメに諦めろのジェットストリームアタック・・・

ジタン「はふぅ〜・・・」

俺は完全に落ち込み床に寝そべる。

マーカス「かれこれ三ヶ月ッスか?」

そうだよな〜・・・
あの戦いが終わった後俺らは恋人にはなったけど・・・
俺は盗賊兼劇団員、彼女は一国の女王。
互いの予定が会う事は少なく前に会ったのは紅葉狩りの時・・・
その前は夏の海・・・その前は花見だったっけ・・・
とにかく会う事が少ないのだ〜・・・

ジタン「はぁ〜・・・」

マーカス「恋人になっても会えるのはワンシーズン一回は辛いッスね・・・」

ミコト「元気出して兄さん。」

ジタン「ありがとよ〜ミコト〜・・・」

ミコト「いざとなったら私が相手になってあげるから。」

ジタン「いや、それはいい。」

ミコト「え〜どうして?」

ジタン「それはお前が妹だからだ。」

ミコト「妹だからじゃない。」

ジタン「はぁ〜・・・」

あの戦いの後ミコトは俺の妹として正式に引き取った。
しかし時が経つに連れミコトは俺に甘えるようになり・・・
最近に至っては俺にべったり・・・
どうやら俺と結婚するのが野望らしいが・・・
問題はそれに成功しそうな所だ・・・
俺から見ればミコトは大切な妹・・・
しかしミコトから見れば一番愛しい人・・・
だからどうすればいいのか・・・俺には分からない・・・

ジタン「はぁ〜・・・ダガー・・・」

俺はさらに無気力生命体になった。

バクー「いい加減にせんかい!!」

ガシャン!!

今度は花瓶で頭を叩いた・・・
だけどそんなんどうでもいい・・・

ジタン「ダガーに会いたいよ〜・・・」

ブランク「花瓶で頭砕いてもこれか・・・」

ジタン「花瓶ごときに過敏に反応してられっかっての〜・・・」

一同「・・・」

その後俺は天使を見た・・・
次目を覚ますのはいつだろうか・・・











ダガー「ふぅ〜・・・」

やっと一段落ついた・・・
これで少しは暇が出来る。
その隙に・・・

ベアトリクス「駄目ですよ。」

ダガー「うっ・・・」

見事にばれてる・・・

ベアトリクス「まだまだするべき事はあるのですから。」

ダガー「そ、そう・・・」

相手がベアトリクスじゃ逃げ出すのは難しい・・・
女だから着替えだって言っても無理・・・
どうしたらいいんだろう・・・

ベアトリクス「さてと・・・次は・・・」

ダガー「そうだ・・・」

私はベアトリクスが後ろを見ている隙に近くにあった花瓶を手に取った。

ベアトリクス「こちらに目を・・・」

ダガー「えいっ!!」

ガシャン!!

ベアトリクス「ぱうっ!?」

私は花瓶で思いっきりベアトリクスの頭を砕・・・叩いた。

ベアトリクス「うぅ〜・・・」

頭から血を流し、ベアトリクスは倒れた。

ダガー「ごめんね。」

私はベアトリクスを部屋の隅に隠し、出かける準備を始めた。

ダガー「ちょっとやそっとの変装なんかじゃすぐに見つかっちゃうだろうし・・・アレを使おう。」

そう思い私はこの事を想定して購入した取って置きを出した。

ダガー「よし・・・これなら・・・」

私は男の人が穿くような黒いズボンにサングラス。
さらに紺色で背中に紅李素魔州って書いてあるヤッケって言う暖かい上着に作業用帽子、つまり男の人みたいな格好になった。

ダガー「でもこれ・・・何て書いてるんだろう・・・」

実は私、この文字がなんて書いてるのか分からないんです。

ダガー「ま、いいか。これでジタンの所に。」

そして私はジタンに会うべく窓から飛び出してリンドブルムに向かう事にした。

ダガー「あっち行きの荷物を運ぶ飛空挺に乗り込めば・・・」

そう思って私は作戦を実行に移した。













バクー「ジタンは何処に行ったんじゃーーーーー!!」

うわぁ・・・かなり怒ってるな・・・

ブランク「あんにゃろう!!滅茶苦茶忙しいってのにダガーに会いに行きやがったな!!」

ご名答・・・だけど俺はまだ近くさ。

シナ「見当たらないズラ!!」

そりゃそうさ。だってアジトから離れてる場所から隠れながら覗いてるもん。

ミコト「私って言う人がいながら〜〜!!」

いや、お前は妹だ。恋人じゃない。

バクー「こちとら忙しいんじゃ!!もし見つけたら殺してでも連れて来い!!」

一同「おう!!」

こりゃしばらく帰れないな・・・

ジタン「だけど、俺は絶対会いに行くんだ。」

俺は彼女に会いに行くべくアジトを抜け出した。
勿論ばれないように変装して・・・

ジタン「しかしまぁ・・・こうやって見ると・・・」

俺は近くのガラスに映った自分を見た。
そこには金髪ブロンドのロングヘアーに口紅。
水色のマフラーを首に巻き、赤のスカートに白いコートを着た少女がいる・・・
そう、俺は女装してる。

ジタン「これならばれる事も無いだろう。早くダガーに会いに行かなきゃな・・・」

そして俺はダガーに会いに行くべくリンドブルムを出ようとした。
その時。

サラマンダー「なぁ。」

ジタン「ひゃうっ!?」

偶然サラマンダーに出くわしてしまった。
しかも俺に話しかけ来た!!

ジタン(な、何でいるんだよ!?と、とりあえずごまかさないと・・・)

俺はごまかそうとする。

ジタン「あ、あの、これ、これには訳が・・・」

サラマンダー「今一人か?」

ジタン「え!?」

サラマンダー「よかったら俺とワインでも飲まないか?」

げっ・・・こいつ俺にナンパしやがってる・・・
てことはばれてないな。

ジタン「ごめんなさい・・・私待ち合わせがあるんです。大切な人と・・・(女声)」

サラマンダー「そ、そうか・・・」

ふるとサラマンダーは寂しそうに街中に消えていった。

ジタン「プププ・・・あのサラマンダーが・・・さてと、改めて愛しのダガーの元へ。」

そして俺はリンドブルムを出た。













ダガー「やっと着いた・・・」

私はやっとリンドブルムに到着した。

ダガー「さてと・・・急いでアジトに行かなきゃ。」

私は急いでタンタラスのアジトに向かった。

ダガー「確かこの辺りだったは・・・」

バクー「むがぁーーーーーー!!」

ダガー「ず・・・?」

何処からかもの凄い音が聞こえた。
私はその音がした方に向かった。

ダガー「あれ?ここアジトじゃ・・・」

そこはタンタラスのアジトだった。
私は恐る恐る中を覗いた・・・

バクー「んなろーーー!!ジタンの野郎まだ見つからないのか!!」

ブランク「ボ、ボス落ち着け!!」

バクー「落ち着いてられっかボケッ!!俺らは今夜サンタとして各地の子供にプレゼントを贈るんだぞ!!」

ダガー(そうなんだ・・・でも・・・)

バクー「その為にプレゼントのチェックをする作業をサボってあいつはーーーー!!」

ルビィ「わ、分かったからシナ掴んで振り回すのよしてぇや!!」

シナ「ズラーーーーー!!」

バクーさんはジタンがいない事に怒ってシナを降り回・・・

ダガー「いないの!?」

私はその時ジタンがいない事に気付いた。

ダガー「もしかしてアレクサンドリア・・・!?」

バクー「ん!?」

その時バクーさんと目が合った・・・

バクー「そこかぁーーーーー!!」

ダガー「ええ!?」

バクーさんは私に向けてシナを投げ付けてきた。

シナ「受け止めてぇーーーー!!」

ダガー「ごめんなさい!!」

私はシナをかわした。
そしてシナはそのまま街に消えていった・・・

バクー「変装しても甘いぞジタンーーーー!!」

も、もしかして私をジタンと!?

ダガー「誤解ですーーーーーーー!!」

私は全力でアジトから逃げた。

バクー「死ぬ気で捕まえて来ーーーーーーい!!」

ブランク「りょ、了解!!」

後ろを見るとブランクとルビィ、マーカスとミコト、それに謎の三兄弟が私を追ってきた。

ルビィ「待てやジタンーーーーーー!!」

ブランク「お前を捕まえないと俺らが殺されるんだ!!観念してくれ!!」

ダガー「そんな事言われたってーーーーー!!」

必死なのか、私の声は届く事はなかった。

ミコト「兄さーーーーーーん!!観念して私と結婚しよーーーーー!!」

マーカス「いや、それは無理ッスから!!」

ミ、ミコトそんな事企んでるの!?
これは急がなきゃミコトにジタンを奪われる・・・
それにしても雪が降り続ける聖なる夜に追われる羽目に遭うなんて・・・
捕まらないよう私は必死に走った。













ジタン「やっと着いた。」

俺はチョコに乗りやっとアレクサンドリアに着いた。

ジタン「さてと、急いでダガーに会わなくちゃな。」

俺は賑ってる城下町をすり抜け城に忍び込んだ。

ジタン「さてと・・・来たはいいがどうするか・・・」

このまま部屋に行っても絶対見張りいるだろうし・・・
それに部屋にいると確信がある訳でもない・・・

ジタン「どうしたものか・・・」

俺は城の中で真剣に悩んだ。
その時・・・

ベアトリクス「見〜つ〜け〜ま〜し〜た〜よ〜・・・!!」

ジタン「へ?」

俺の後ろに頭から血を流してるベアトリクスがいた。

ジタン「おい大丈夫か?」

俺は傷の具合を見ようと近づく。
と。

ベアトリクス「あなたがやっておいて何ですかーーーーーーー!!」

ジタン「うわっ!!」

突然ベアトリクスがクライムハザードを仕掛けて来た。

ジタン「な、何だ!?」

ベアトリクス「よくもまぁ女王と言う立場の中盗賊に会いに行くなどと・・・」

ま、まさかこいつ俺をダガーと勘違いしてる?

ベアトリクス「恥を知りなさい!!」

ジタン「ち、違うってのーーーーー!!」

ベアトリクスは俺に向かってやたらと攻撃してくる・・・
このままじゃ殺される!!

ジタン「ひとまず退散する!!アレは何だ!?」

ベアトリクス「え?」

ベアトリクスの攻撃が止んだ。

ジタン「さらば!!」

その隙に俺は即効で城から脱出する。

ベアトリクス「あ、おのれーーーーーーー!!」

遠くからベアトリクスの声が聞こえる・・・

ジタン「しかしあの様子からすりゃもう出たのか・・・すれ違いか・・・」

仕方なく俺は城下町に出る。

男A「ねぇ君暇?」

男B「あのさ、俺と一緒に・・・」

男C「イヴの夜を君と過ごし・・・」

ジタン「・・・」

街を歩いてるとやたらナンパされる・・・
そんなに女に見えるのか?

ジタン「しかし、まさかリンドブルムに行ったんだろうか・・・でも今戻るのはな〜・・・待てよ?」

その時俺はある事を思い出す・・・













ダガー「はぁはぁはぁはぁ・・・」

追っ手を振り切った私は一般人に紛れ込み街中を歩く。

ダガー「どうしよう・・・もしジタンがアレクサンドリアに行ったんなら・・・でも戻るわけには行かないしな〜・・・そう言えば・・・」

その時私はある事を思い出す・・・



あれは紅葉狩りの時・・・

ジタン(ちょっと気が早いけどさ、クリスマスはどうする?)

ダガー(そうね〜・・・トレノで普通の恋人っぽく過ごしたいな。)

ジタン(よし、じゃそう言う事で。忘れんなよ?)

ダガー(ジタンこそ。)



ジタン「まずっ!!トレノだ!!」



ダガー「そうよ!!トレノよ!!」









ジタン「やっべぇ!!すっかり忘れてた!!即行でチョコに乗っていかなきゃ!!」

そして俺はチョコを呼びトレノに向かった。







ダガー「どうしよう・・・ここからトレノにどうやって・・・そうだわ!!」

私はある事を思いつきリンドブルムの外に出た。

ダガー「最初っからこうすればよかったのよ、アーク!!」

私はアークを召喚した。

ダガー「戦艦になって私をトレノに運んで!!」

命令するとアークは戦艦になり、私はアークに乗ってトレノに向かった。













ジタン「うひゃ〜・・・イヴだけあってカップルが多いな〜・・・」

トレノについた俺はカップルで賑う街をダガーを探しながらすり抜ける。

ジタン「彼女の性格だ。多分分かりやすい目印がある場所にいるかもな・・・」

そう思い俺はある場所に向かう。
トレノの中心部に大きなクリスマスツリーがある広場に・・・













ダガー「わ〜・・・人が沢山・・・」

トレノについた私はあてもなくジタンを探しながら街中を歩き続ける。

ダガー「何処にいるんだろう・・・もしかして帰っちゃったのかな・・・?」

色々と考えながら歩いてると大きなクリスマスツリーがある広場に出た。

ダガー「わぁ・・・」

私はそのツリーにしばし見とれた。

ダガー「にしても・・・」

私は辺りを見渡す。
何処もかしこも恋人だけ・・・
一人なのは私一人・・・

ダガー「・・・何だか惨めになっちゃうな〜・・・離れよう。」

寂しくなって私は広場を離れようとした。
その時でした。

「あっれ〜・・・いないな〜」

前から口調が男っぽい少女が走ってきました。
あの子も恋人探してるのかな?

少女「もしかしてハズレかな・・・?」

少女が私の方に走ってきました。
そして私達はすれ違いました・・・





ジタン「まいったな〜・・・」

俺はツリーの広場に到着したが、ダガーはいなかった。

ジタン「何処もかしこもカップルカップル・・・一人なのは俺とさっきすれ違った人だけか・・・」

さっきの人も恋人を待ってるのかな・・・
駄目元で聞いてみるか。

ジタン「すいません。」

男性?「はい?」

俺はすれ違った人に話しかけた。
何だか女の子みたいな声だな・・・

男性?「なんでしょうか?」

ジタン「あ、あの〜ここら辺で黒い髪の女の子・・・見かけませんでした?」

男性?「いいえ?」

ジタン「そうですか・・・まいったな・・・」

俺は困って頭をかいた。

男性?「もういいですか?私は大切な人を待ってるんです。」

ジタン「あ、ああごめ・・・私?」

男性?「え?あ!!」

ちょっと待てよ・・・この声・・・

ジタン「まさか・・・ダガー?」

男性?「え!?ジタンなの!?」

何と男と思ってた人はダガーだった。

ジタン「何で男装なんか?」

ダガー「そう言うジタンだって女装してるじゃない!!本当に女の子だと思ったわ・・・」

ジタン「俺だって声聞かなかったら分からなかったさ。にしてもなんだよそのクリスマスって書いてるヤッケ?」

ダガー「これクリスマスって書いてるの?」

ジタン「ま、いいけどさ・・・そうだ。」

俺はある事を思い出してダガーの顔を見た。

ジタン「ダガー。」

ダガー「何?ん!?」

俺はダガーにキスをした。
一瞬だけど唇が重なった・・・

ジタン「メリークリスマス。」

ダガー「ジ、ジジジ・・・」

突然の事でダガーの顔が真っ赤だ。

ダガー「ジタン!!」

やっぱり怒られちった。

ジタン「ごめんごめん・・・忙しくてプレゼント買えなかったんだ。これで我慢してくれ。」

ダガー「ふ〜ん・・・私とのキスってそんなに安上がりなんだ・・・」

やべ・・・機嫌損ねちまった・・・
こんな時は・・・

ダガー「きゃっ!?」

優しく抱きしめるに限る。

ジタン「ふふ〜ん。暖かいだろ?」

ダガー「もう・・・メリークリスマス・・・」

ジタン「ああ・・・」

その時俺はある事に気付いた。
女の格好をしてる俺が男の格好をしてるダガーを抱きしめる・・・
こりゃ変な絵だぞ・・・

ジタン「あのよ・・・いいか?」

ダガー「何?」

ジタン「・・・変わってくれないか?」

ダガー「どゆこと?」

ジタン「つまりダガーが俺を抱きしめてくれって事。」

ダガー「何で?」

ジタン「だってよ・・・」

ダガー「あ・・・そっか。」

ダガーも気付いたらしく、ダガーが俺を抱きしめる形になった。

ダガー「これでいいでしょ?」

ジタン「そうそう。お〜柔らかけぇ〜」

ダガー「あ!!もう!!」

ジタン「冗談だって。じゃ、デート開始としますか。」

ダガー「ええ。」

そして俺達は手を繋ぎ、雪の降るトレノでデートを始める。
服と性別が合ってないけど背のデカイ彼女と低い彼氏に見えるだろう。

ジタン「そう言えばサラマンダーに会ったぜ。あいつ全然気付いてなくてナンパしてきやがった。」

ダガー「え〜サラマンダーってそうなんだ。」

ジタン「そんなに女の子に見えるんだな俺・・・」

ダガー「可愛いわよ。」

ジタン「一応男だぜ。」

ダガー「はいはい。」

ジタン「にしても大丈夫だろうか。俺仕事ほったらかしで来たからな。」

ダガー「私なんてベアトリクス倒してきたのよ?」

ジタン「お互い、仕事より恋って事だな。」

ダガー「ええ。」

ジタン「帰ったらこっぴどく怒られるから、今日はゆっくりしてようぜ。」

ダガー「うん。」

ジタン「じゃ、何処行こうか?」

ダガー「ジタンの行きたい所なら何処でも。」

ジタン「オッケイ。」

そして俺達は一緒にイヴを過ごして行く・・・









聖なる夜の過ごし方・・・

みんなはどう過ごすのかい?

仕事を頑張るもよし

恋人とデートするもよし

一人や大勢で過ごすのもいいさ

幸せならば・・・どんな過ごし方でも・・・





FIN





あ と が き


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