幻の18.5話


戦慄の飲み会






エーコ「それじゃあ今夜はジタンが戻った事を祝してみんなで盛り上ろーーーーー!!」

ほぼ全員「わぁーーーーーーー!!」

十八話があったその次の日の夜、仲間達は全員でジタンが戻った事を祝しての飲み会が行われた。

バクー「こんな時しか出られない分、盛大に盛り上がッたるわーーーー!!」

シド「その通り!!皆の者!!飲めや歌えや無礼講じゃーーーーーーー!!」

・・・とまぁこんな感じでこの飲み会は始まった。

ジタン「・・・なぁ・・・」

コウ「・・・ん・・・?」

ビビ「・・・何・・・?」

ジタン「・・・俺らこんな事してる暇無いよな・・・?」

ビコ「・・・」(無言で頷く)

この三人は会場の隅にあるバーで何もせずにその光景を見ていた。

ジタン「これって俺の責任だろうか・・・?」

コウ「少なからずだけど・・・な・・・」

ジタン「だよなぁ・・・はぁ・・・」





ブランク「おらおらおらぁ!!飲めや飲め!!」

ダガー「病み上がりなんかカンケー無いわよ〜〜〜〜!!オ〜〜ホッホッホ!!」

既に全員が出来上がってしまっていた。

サラマンダー「よ〜し盛り上げてくぜ!!一番サラマンダー=コーラル!!ルパ○三世の物まね行くぜ!!」

全員「おぉーーーー!!」

サラマンダー「ふ〜〜〜〜〜〜じこちゃ!!」

フラットレイ「似てないぞ馬鹿たれ〜〜〜〜〜!!」

バゴン!!

サラマンダー「ハベボッ!!」

ノリに乗ったフラットレイの鉄拳が見事右ストレートと化しサラマンダーを三メートル吹っ飛ばした。

エーコ「ぢゃ〜〜次!!二番エーコ=キャルオル=ファーブル!!ブラッ○ジャ○クのピ!!」

マリーン「二番マリーン=レズリアとシルフ=スカーレットの夫婦漫才行きます!!」

ネタをやろうとしたエーコをマリーンは横割りして無理矢理ネタを始めた。

エーコ「あ〜〜んもう!!」

マリーン「ねぇあなた〜〜〜!!あたち欲しい服があるのぉ〜〜〜!!」

シルフ「おうマイハニーマイヤヒー!!何でも買ったらぁ!!で、にゃんよ!?」

マリーン「あにょね〜〜〜!!デニムのジーンズなの〜〜〜!!」

シルフ「おおデニムか!!デニムはいいよな〜〜〜!!スポーツとしていい汗かけるしシャラポワはサイコ〜だしよ!!」

マリーン「それはテニス!!」

シルフ「そうそう!!デニムは水の都の・・・」

マリーン「それはベニス!!」

シルフ「悪ぃ悪ぃ!!デニムは一番最初のガン○ムの初めの頃に旧ザ○に乗って・・・」

マリーン「それはガデム!!」

シルフ「テイルズオブエターニアに出て来た剣士の・・・」

マリーン「レイス!!他のゲームはやめい!!」

シルフ「す〜なの嵐に〜隠さ〜れた〜○ビルの塔に住んでいる〜チョ〜能力しょ〜ねん、バ○ルに〜世〜〜〜!!」

マリーン「ロデムでも無い!!しかも古い!!」

シルフ「よ〜し!!ここまで進める事が出来たから今日はこの辺でデニムを・・・」

マリーン「それはセーブ!!もうええわ!!」

バゴン!!

シルフ「あぁれ〜〜〜〜〜!!」

マリーンの巨大釘バットでシルフは血まみれになりながら吹っ飛んだ。

マリーン「どうもありがとうございました!!」

全員「わぁーーーーー!!」

マリーン「あぁん!!やめてーーーーー!!」

終わったと同時にマリーンに向け大量にパイが飛び交い、マリーンがパイまみれになった。

全員「よ〜〜し次々行けぇーーーーー!!」

ミコト「次はあたし〜〜!!三番この作品一番の可愛い妹ミコト=カリスミィ!!」

そして今度はミコトがお立ち台に立った。

コウ「あぁあぁミコトまで・・・」

ジタン「俺はもう何も言わない・・・」

そう言って二人はお茶を口に含んだ。

ミコト「芸術の為に脱ぎま〜〜す!!」

ジコ「ブゥーーーーーーー!!」

ミコトの行動に二人はお茶を吹き出した。

全員「やれやれぇーーー!!」

ミコト「たららららら〜〜〜たららららら〜らら〜」

自分でメロディを口ずさみながらミコトは本当に服を脱ぎだした。と。

マーカス「ちょっと待ったぁーーーー!!」

ミコト「あうっ!!」

そんなミコトをマーカスが抱きしめて止めさせた。

ミコト「ど〜したのよマーカスぅ〜?そんなにあたしの○○○見たくないの〜?」

マーカス「そうじゃないッス!!俺はミコトさんの○○○を誰にも見せたくないだけッス!!」

ミコト「あ〜〜ん嬉しい〜〜〜!!」

マーカス「ミコトさぁ〜〜〜ん!!」

ミコト「マーカスぅ〜〜〜!!」

全員「そんなのはどっかでやれぇーーーーー!!」

マーカスとミコトにパイやら食べ物やら様々な物が投げられた。

コウ「・・・ジタン。」

ジタン「何も言うな・・・マスター。」

マスター「はい。」

このマスターは今宴会会場となっているバーのマスターである。

ジタン「モスコミュール頼む・・・」

コウ「俺はカカオフィズ・・・」

マスター「かしこまりました。」

ビビ「二人とも酒飲まないんじゃなかったの?」

ジコ「飲みたくなる時だってあるのさ・・・」

ビビ「ふ〜ん。」

コウ「まだシラフでいられるから今の内に言っておく。全員とあるがフリオニールとヴァルキリー、もといワルキューレにミーナ、マイとレイは参加せずにいないしセシル達も来てないぜ。クジャは強制削除だそうだ。もちろんルビィは参加してないぜ妊婦だし。」

マスター「そう言う事でございます。どうぞ。」

マスターは二人に各々頼んだカクテルを差し出した。

ジタン「サンキュ・・・」

コウ「じゃ、飲むか・・・」

ジタン「ああ・・・」

カチャン・・・

ジタン「はぁ・・・」

コウ「ふぅ・・・」

一度グラスを付けて一口飲んで二人は溜め息をついた。その頃宴会組は・・・

スタイナー「かんぱ〜い今ぁ君は人生の大きなぁ大きなぁ舞台に〜た〜ち〜」

スタイナーの乾杯で盛り上がっていた。

ジタン「そうだコウ。お前に聞きたい事があるんだけどよ。」

コウ「あ?」

ジタン「お前さ・・・きばや・・・」

ガシャン!!

ジタン「しっ!?」

コウ「おっ!?」

話しかけようとしたジタンに何者かがビンを頭に叩き付けた。その正体は・・・

ダガー「な〜にそこでしんみりとしてんのYO!!もっと気分アゲアゲで!!」

ダガーだった・・・

ジタン「・・・話し続けるぞ・・・・」

ビビ「ジタン・・・頭から血が・・・」

先程のビンの破片が刺さり、ジタンは流血していた。

ジタン「いや・・・大丈夫だ・・・で、話の続きだが・・・木林え・・・」

ガシャン!!

ダガー「だから暗いっての!!」

またダガーがビンをジタンの頭に叩きつけた。

ジタン「・・・木林恵美っておま・・・」

ガシャン!!

ダガー「シカト厳禁!!」

コウ「・・・リンに会ったのか。」

ジタン「四年前にな・・・やっぱお前が・・・た・・・」

ガシャン!!

ダガー「ええ加減にしなさい!!」

ジタン「・・・なんだな?」

コウ「それは秘密にな。」

ジタン「ああ・・・わか・・・」

ガシャン!!

ダガー「もう!!ビンが勿体無いじゃない!!」

ビビ(じゃあやらなきゃいいんじゃ・・・)

ビビは口に出さず、心の中でそう思った。

ビビ「だって巻き込まれたくないもん・・・」

ジタン「・・・コウ。」

コウ「何だ?」

ジタン「・・・いざとなったら・・・止めてくれ・・・」

コウ「あ?」

ダガー「ブツクサ言ってないの!!」

そしてまだダガーはジタンの頭にビンを叩きつけようとした。が。

ジタン「おい・・・!!」

ダガー「ふにゅ?」

ダガーの手をジタンが受け止めた。

ジタン「いい加減にしろよな・・・このやろーーー!!」

ダガー「わうっ!!」

ジタンは遂にきれてダガーに殴り掛かったがダガーはかわした。

ダガー「お〜やる気じゃな〜〜い!!だったらこっちも!!」

100%酔っ払ってるダガーはその状態のまま二つの剣を合わせてスターブレードを出し、トランスした。

ジタン「上等だゴルァ!!」

そしてジタンも右手だけでアルテマウェポンを出し、トランスした。

ダガー「いやぁーーーーー!!」

ジタン「だりゃーーーーー!!」

そして二人は会場を飛び出して外で戦い始めた。

ビビ「・・・」

コウ「・・・史上最悪の夫婦ゲンカか・・・」

ビビとコウは二人が飛び出して行った先を見た。

ビビ「トランスしてるから分かりやすいな〜・・・」

時間は夜と言う事と二人がトランスしてる事で今何処にいるかが丸分かりだった。

コウ「あぁあぁ・・・闇空にピンクと黄色の光がぶつかり合ってるぜ・・・お前らは気を付けろよ。」

ビビ「・・・心得とく・・・」

そう言ってビビもお茶を一口飲んだ。その頃宴会は・・・

フライヤ「そ〜れ!!」

ベアトリクス「あぶっ!!」

フライヤとベアトリクスのパイ投げ合戦となっていた。

ベアトリクス「せぃやっ!!」

フライヤ「おぶっ!!」

そして別サイドでは・・・

クイナ「まだまだ足りないアルよ〜〜〜〜!!もっと持ってくるアル〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

シナ「こっちもズラ〜〜〜〜〜〜!!」

クイナとシナのフードファイトが行われていた。

ネリク「食え食えーーーー!!」

マックス「そして吐け吐けーーーー!!」

クシ「うぇ〜〜〜〜!!」

そして二人同時に吐いた。

コウ「汚ぇ〜・・・食事中の人にはすいませんでした・・・」

ビビ「お詫びします・・・」

二人が謝っている頃、パイ投げ合戦が終わり、次にお立ち台に立ったのは・・・

ラニ「二百五十六番(嘘)ラニ=メイラ!!タップダンスしたるわぁ!!」

ラニだった。

エーコ「つまんねぇからパ〜〜〜ス!!」

ラニ「ひぐぅ!!」

つまらないと言う理由でエーコによりラニは退場させられた。

エーコ「て事で五百二十二番ハッコウの美少女エーコちゃんで!!」

ビビ「エーコ・・・」

コウ「もうどうでもしてくれ・・・」

エーコ「絶対に公表出来そうに無い事しちゃいま〜〜〜しゅ!!」

ガシャン!!

エーコ「あうん!!」

何をしようとしたのかは分からないが何者かがエーコにビンを投げつけ強制退場させた。

コウ「・・・ビビ・・・」

ビビ「・・・分かってるよ・・・彼女を止めさせるのは・・・僕の役割だから・・・」

以外にもビンを投げ付けたのはビビだった。

コウ「いや・・・よくやった・・・」

シャイン「六百六十六番!!」

アーカム「シャインとアーカムで!!」

全員「数字が不吉だーーーーー!!」

チュドーーーーーーーーン!!

シャア「ほげぇーーーーー!!」

数字が不吉と言う事で一斉攻撃により二人は強制排除された。

マスター「・・・修理頼めれますか・・・?」

コウ「ああ・・・分かった。」

ビビ「やっぱり錬金術で?」

コウ「ああ・・・これで何人分の命が減る事やら・・・」

ビビ「どう言う事?」

コウ「何でもねぇ・・・」

ビビ「で、あっちは?」

コウ「あっちか・・・」

二人は同時にあの二人の方を見た。







ジタン「どりゃーーーーーー!!」

ダガー「うりゃーーーーーー!!」

二人は今も激戦を繰り返していた。

コウ「あぁあぁ・・・街が崩壊していく・・・」

ビビ「・・・頑張ってね・・・」

コウ「うい・・・」

落ち込みながらコウはカクテルを飲み干した。

ミコト「七百七十七番ミコトたん行きま〜〜す!!」

ビビ「またミコトお姉ちゃんだよ・・・」

コウ「準備は出来てる・・・」

ミコト「芸術の為に脱ぎま〜〜〜〜す!!」

そしてまたミコトは服を脱ごうとした。するとまた・・・

マーカス「駄目ッス〜〜〜〜!!」

マーカスが飛び出てきた。

コウ「いい加減にしろ!!」

ズゴン!!

ミコト「きゃぅっ!!」

マーカス「がうっ!!」

そんな馬鹿ップルにコウがとび蹴りをかました。

コウ「失礼・・・」

そしてすぐに退場した。

マスター「お疲れ様です・・・これは私からのサービスで・・・」

そう言ってマスターはコウにスクリュードライバーを出した。

コウ「サンキュ・・・」

疲れ果てたコウは差し出されたカクテルを飲みだした。

ビビ「次はどうするの?」

コウ「・・・二度あることはサンドパン・・・じゃなくて三度ある・・・次は・・・デカイ一撃をかまさなきゃいけないだろう・・・」

ビビ「そうなったら僕も手伝うよ。」

コウ「頼むぜビビ・・・」

ビビ「うん・・・」

エーコ「千番!!またまたエーコ=キャルオル=ファーブルで言えそうに無い事暴露したいま〜〜〜!!」

ドゴーーーーン!!

エーコ「あうぅ〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

突然ネタをしようとしたエーコの近くで爆発が起こりエーコは吹っ飛ばされた。

コウ「・・・流れ弾か・・・」

ビビ「だね・・・」

エーコが爆発した理由、それは・・・

ジタン「そらそらそらそら!!」

ダガー「えいえいえいえい!!」

ジタンのフリーエナジーとダガーのストックブレイクの一発が当たっただけである。

コウ「・・・グッジョブ・・・」

ビビ「でも・・・次来たよ・・・」

コウ「あ?」

そう言われてコウは宴会のお立ち台の方を見た。

ミコト「千二百三十四番ナイス萌えキャラミコト!!」

コウ「行くぞビビ!!」

ビビ「了解!!」

ミコトが出たと言う事でコウは飛び上がり、ビビは魔法を詠唱し始めた。

ビビ「行くよ!!フレア!!」

ビビはコウの右足にフレアを当てた。

コウ「喰らえぇーーーーーー!!」

そしてコウは足に当てたフレアをミコト目掛けて蹴り出した。

ミコト「芸術の為脱ぎ!!」

バゴーーーーーン!!

ミコト「きゃうぅ〜〜〜〜〜〜〜!!」

コウの蹴り出したフレアは見事命中しミコトはかなり吹っ飛ばされた。

マーカス「ああ!!ミコトさん!!」

コウ「お前も逝っとけ!!」

そう言ってコウは右腕のウィップをマーカスに絡ませた。

コウ「おらぁーーー!!」

マーカス「ありゃーーーー!!」

そしてそのままコウはマーカスを遠くへ放り投げた。

コウ「もう駄目だな。止めるぞ。」

ビビ「それはいいけど・・・どうやって?」

コウ「・・・覚えておいてくれ・・・」

ビビ「え?」

コウ「俺が両手を合わせたら、全力で逃げろ・・・」

ビビ「え?」

そう言うとコウは両手を合わせようとした。

コウ「・・・ついでに・・・何をしたのかも・・・秘密にな。」

ビビ「だからどうして・・・」

コウ「それはこいつを見たら分かるだろう・・・」

そう言ってコウは両手を合わした・・・















ジタン「あ〜・・・頭が痛ぇ・・・」

次の日、皆と街は一応元に戻った。

ジタン「ちょっとやりすぎちまったが・・・止めてくれたんだよな。」

コウ「ああ・・・代償はかなりでかいがな・・・」

ジタン「サンキュ・・・」

コウ「レットの刻限まで後三日・・・大丈夫だろうか?」

ビビ「大丈夫じゃなかったら駄目だよ。僕らは戦わなくちゃいけないんだから。」

コウ「それもそうだな。」

ジタン「ああ。」

ビビ「で、みんなは?」

コウ「・・・全員二日酔いさ・・・街は全部直したけどおかげでこっちは・・・」

ジタン「気を付けろよ。」

コウ「ああ・・・だからせめて・・・こんな事はもうしないで欲しい・・・」

ジビ「同感・・・」

三人「はぁ〜・・・」

三人同時に溜め息をして空を見上げた。

コウ「はぁ・・・ん?」

ジタン「どうした?」

コウ「いや・・・ちょっと右腕に痛みが・・・ぐっ!!」

ビビ「コウ!?」

コウ「近づくな!!離れて・・・ぐぁーーー!!」

ジタン「コウ!!一体どうし・・・!?」

ビビ「うっ!!」

コウ「あぁーーーーーーーーーーーーー!!」







サクラ「!?」

その時サクラはコウの身に起こった事に気付いていた。

サクラ「お父さん・・・?何が起こったの・・・?」

そう思いサクラは自分の胸に手を当てた。

サクラ「何だろう・・・胸が・・・苦しい・・・」







コウ「はぁ・・・はぁ・・・」

ジタン「コウ・・・お前・・・」

コウ「俺は・・・大丈夫・・・ただ久々に来たからちょっとな・・・」

ビビ「何が起こったの?」

コウ「・・・何でもないさ・・・気にしないでくれ・・・」

ビビ「でも・・・」

コウ「大丈夫だ・・・だから・・・絶対に気にするんじゃねぇ・・・」

ジタン「ああ・・・」

ビビ「そこまで言うんなら・・・」

コウ「すまないな・・・」

そう呟いてコウはその場を去った。




本編へと続く










あ と が き
十八話の後にある幻の話。
久しぶりのギャグばっかりかと思いきや最後には・・・
にしてもミコトに関してはすんません・・・
深くお詫びします・・・
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