意外(?)なプロフィール





本編を読む前にこちらをお読みください。(人物紹介を見てない人のみ)





ジタン「青い空・・・白い砂浜・・・海はサイコーだな!!」

本編が始まる前のある夏の日、ジタンはどこかの海辺に来ていた。

ジタン「さってと・・・これからどうすっか・・・お?」

ジタンは何かに気付いた。と。

「危ないです!!」

遠くから女の子の声がし、同時にジタンに向かってビーチボールが飛んできた。

ジタン「ほっ」

しかしジタンは難なく避けて滑らかに一回転しながらボールを受け取った。(○林サッ○ーの最後のアレ風)

女の子A「わぁ〜〜〜凄いです〜〜〜!!」

女の子B「じゃないでしょ!!ごめんなさい・・・」

ジタン「なぁに何てこと無いさ。(キラン☆)」

そう言いながらジタンはボールを人差し指で回し、最高の笑顔を女性達に送った。(キラン☆は歯が光った効果音)

女の子C「か、カッコいいです・・・あ、あの一緒に遊びませんか?」

ジタン「喜んで!!」

女の子A「あの。好きな物ってなんですか?」

ジタン「そうだな・・・水色かな?」

女の子B「水色・・・ですか?」

ジタン「綺麗だからさ。とても澄んでて・・・俺の孤独を消してくれるような・・・」

女の子C「孤独?」

ジタン「俺さ、孤独が嫌なんだ。強がってはいるけど誰かがいないと本当は怖いんだ・・・水色はそんな俺の心を・・・癒してくれるようで・・・好きなんだ・・・」

女の子達「・・・」

ジタン「ごめんね、なんか湿っぽい話になっちゃっ・・・て?」

女の子達は何故かジタンを見つめてちょっと震えていた。と。

女の子A「すいません!!この先空きがありますか!?」

ジタン「はいっ!?」

女の子B「私二週間近く何もありませんから一緒にショッピングでも行きませんか!?」

ジタン「へっ!?」

女の子C「私トレノに水色の可愛いアクセサリー売ってるお店あるの知ってます!!」

一斉に女の子がジタンをデートに誘い出した。

ジタン「あ、明後日は暇かな?」

ジタンはちょっと困っている。しかし・・・

女の子A「でしたら明後日の正午に船の国リンドブルムの商業区の噴水の前で落ち合いませんか!?」

女の子B「私一番お気に入りの服で行きます!!」

女の子C[行きましょうよ!!」

ジタン「あ、うん・・・分かったよ・・・」

女の子達「やったぁーーーーー!!」


数日後


ルビィ「な、なんやの?この水色の山?」

タンタラスのアジトに大量の水色グッツが置かれていた。

ジタン「この前のデートでの結末って奴・・・捨てるわけにも行かないし・・・俺の部屋にはもう満杯だし・・・」

ルビィ「・・・またやったんかい・・・」



ジタン 特技:見切り 趣味:ナンパ 好きな物:女の子、水色 嫌いな物:孤独
一口メモ:今回のケースは初めてって訳ではないらしい・・・(タンタラスメンバー談)





ダガー「ホウキ雲〜の向コウに、見つけた一粒の星はぁ〜♪」

本編終了後のある日、ダガーは私服で街中を歌いながら歩いていた。

ダガー「輝く星でもかすかな星でも、き〜み〜だ〜けの光〜♪」

何の歌はさておき、ダガーはすっかり歌に集中していた。と。

「や、やめてください!!」

遠くから女性の悲鳴が聞こえた。

ダガー「胸のく〜も〜の?・・・何かしら?」

ダガーは歌うのをやめて、声がした方に向かった。

ダガー「何してるんですか!?」

そこには一人の女性が五人の男に絡まれていた。

ダガー「その人を放しなさい!!」

男A「何だぁこのアマ!?」

男B「すっこんでろヴォケェ!!」

ダガー「(ヴぉ!?)そう言われて引き下がるもんですか!!」

男C「いい度胸してるんじゃねぇか姉ちゃん・・・痛い目見ないとわかんねぇようだな?」

女性「私のことはほっといていても大丈夫です!!逃げてください!!」

ダガー「いいえ。このような人達にはちゃんと知らしめなければなりませんからね。」

男D「言ってくれんじゃねぇの。ようし、相手になってやろうじゃないか!!」

男E「そん変わり嬢ちゃんが負けたら俺らの言いなりになりなよ・・・」

ダガー「望む所です!!」

男A「ようし。じゃあ何で勝負だ?」

ダガー「そうですね・・・早口言葉で勝負です!!」

その場全員「早口言葉!?」

ダガー「嫌なら私の勝ちですね。」

男B「な、何でそうなんだよ!?」

ダガー「試合放棄って奴です!!」

男C「そ、そうなるのか?」

男D「さぁ?」

男E「でもこのままじゃ男が廃るぜ。」

男A「じゃあ最初は俺が行くぜ。」

ダガー「ルールは交互に早口言葉を三回言って先に突っ掛かった方が負けです。」

男A「いいぜ。お題は嬢ちゃんが言った奴でいいぜ。」

ダガー「分かりました・・・ふぅ・・・」

ダガーは深呼吸して集中した。

ダガー「行きます!!隣の客はよく柿食う客だ!!隣の客はよく柿食う客だ!!隣の客はよく柿食う客だ!!」

男A「や、やるな・・・」

そして男Aも集中した。

男A「隣の客はよく柿食う客だ!!隣の客はよく柿食う客だ!!隣の客はよく柿きゅう客だ!!ん!!」

ダガー「この勝負は私の勝ちですね。」

男B「次は俺だ。」

ダガー「行きますよ・・・新春シャンソンショー!!新春シャンソンショー!!新春シャンソンショー!!」

男B「ま、負けねぇぞ・・・はぁ・・・」

男Bも集中した。

男B「新春シャンションショー!!新春シャンションショー!!新春シャンションショー!!」

ダガー「全然違いますよ!!」

男C「次で決めてやるぜ。」

ダガー「行きますよ。バスガス爆発!!バスガス爆発!!バスガス爆発!!

男C「へっそれくらい・・・」

そして男Cも集中した。

男C「バスガス爆発!!バスガスバスバス!!バスバスバスバス!?」

ダガー「これで三人目。」

男D「だらしねぇな。」

ダガー「行きますよ。坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!!坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!!坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!!」

男D「な、なんの・・・」

男Dは集中した。

男D「坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!!坊主が坊主に屏風に上手の絵を描いた!!坊主がぼうびゅに上手にぼうぶの絵を描いた!!ちくしょう!!」

ダガー「あと一人ですね。最後は長いので一回だけでいいですよ。」

男E「なめやがって・・・」

ダガー「行きます・・・隣の竹垣に縦に竹立て掛けかけたのはたてに竹立て掛けたかっただけど、竹が縦に立て掛けてあったからやめた!!隣の竹垣に縦に竹立て掛けかけたのはたてに竹立て掛けたかっただけど、竹が縦に立て掛けてあったからやめた!!隣の竹垣に縦に竹立て掛けかけたのはたてに竹立て掛けたかっただけど、竹が縦に立て掛けてあったからやめた!!」

男E「な、なんだって!?」

ダガー「どうします?放棄したっていいんですよ?」

男E「い、言ってやるよ!!」

そして男Eは今までの男以上に集中した。

男E「行くぜ・・・隣の竹垣に縦に竹立てて掛けたのはたてに竹立て掛けたかったのだけど、竹が縦に立て掛けてあったからやめた!!いよっしゃ!!」

男達「よくやった!!」

ダガー「言えてませんよ。」

男達「はっ?」

ダガー「あなた『隣の竹垣に縦に竹立てて掛けたのはたてに竹立て掛けたかったのだけど、竹が縦に立て掛けてあったからやめた』って言いましたよ。惜しいですが違います。」

男達「く、くっそーーー!!覚えてろーーー!!」

そう言って男達はどこかに去った。

女性「ありがとうございます。どうお礼をすれば・・・」

ダガー「いえ、お礼なんて・・・紅茶とまんまるカステラを食べたくなったので私はこの辺で。」

女性「あ、そうだ!!待っててください!!」

そう言って女性はどこかに行き、何かを持ってやってきた。

女性「これうちのおばあちゃんが作ってくれたトマトです。どうぞ。」

ダガー「えっ!?」

女性「どうしました?」

ダガー「い、いえなんでも!!あ、ありがとうございます!!」

若干嫌そうにダガーはトマトを沢山貰った。

ダガー「そ、それでは・・・」

女性「さようなら!!」

ダガー「はぁ〜・・・ま、いっか。叶わないことなんてない〜〜〜・・・ひらくのはその君〜の手〜♪」

そして歌いながらその場を去った。



ダガー 特技:早口言葉 趣味:歌を歌う 好きな物:紅茶、まんまるカステラ 嫌いな物:トマト
一口メモ:何処で早口言葉を覚えたかは不明・・・





ビビ「ちょっとエーコ、何処に行くの?」

エーコ「いいからついてきて。」

本編終了後のある日、ビビはエーコと一緒に街中を歩いていた。

エーコ「ビビだって暇だったから散歩してたんでしょ?だったらいいじゃない。」

ビビ「散歩は好きだからしてるんだけど・・・」

エーコ「なんか言った?」

ビビ「何でも・・・」

エーコ「ふうん・・・あ!!」

エーコは何かを見つけてどこかに走り出した。

ビビ「ちょっとエーコ!?・・・ったく・・・ついて来てって言ってる自分が寄り道してどうするの?」

ビビは若干呆れながらエーコの後を追いかけようとした。と。

?「ちょっと待て!!」

ビビ「え?」

誰かがビビを呼び止めた。

ビビ「ああこの前のおじさん。」

ビビを呼び止めたのは普通の男だった。

男「ここで会ったがなんとやら!!この前の雪辱晴らしてくれる!!」

ビビ「またカードやるの?おじさん弱いんだから止めなよ。それに僕大事な用があるんだ。じゃあね。」

男「逃がすものか!!」

男は無理矢理ビビの腕をつかんだ。

男「行くぞ!!」

ビビ「ええ〜〜〜!?」

そのままビビは拉致された。



エーコ「この服可愛い〜〜〜」

エーコはビビが拉致されたのに気付かず服屋にいた。

エーコ「この服は・・・さすがにビビには大きいかな?ジタンなら着こなせれるだろうけど・・・」

エーコはジタンと言う名を言ってちょっと切なくなった。

エーコ「何であんなことしちゃったんだろう・・・はぁ〜・・・」

あんなこととはおそらく本編第三十一話のジタンとの一夜のことだろう。

エーコ「ええい!!今のあたしにはビビがいるんだから!!ねっビビ?・・・ビビ?」

エーコは今やっとビビがいないことに気付いた。

エーコ「ビビ?ねぇ何処にいるの?ビビ?ビビ!!」

大声で叫んでもビビはいなかった。

エーコ「ビビ・・・いやよ・・・あたし一人なんて・・・」

ビビがいないことにエーコは泣きそうになった。



ビビ「よし、これで十連勝。」

男「ぐっ・・・」

ビビは拉致された後男とカードゲームしていた。そして勝っていた。

ビビ「おじさんもうカード無いから僕は行くね。」

男「次は絶対に勝ったるかんな!!」

そしてビビはエーコと別れた場所に来た。

ビビ「あれ?エーコ?」

ビビはエーコを呼んだが何処にもエーコはいなかった。

ビビ「何処行っちゃったんだろ?」

ビビはいなくなったエーコを探し始めた。

ビビ「エーコのことだからそんな遠くには行ってないと思うけど・・・」

そう思い、ビビはエーコが行きそうな場所を徹底的に探した。



ビビ「おかしいな・・・何処に行っちゃったんだ?」

かなりの時間を探したらしく、夜を迎えてしまっていたが、ビビはまだエーコを見つけていなかった。

ビビ「早く見つけないとな・・・ん?」

ビビは何かに気付いた。

ビビ「・・・笛の音?こっちから?」

笛の音が聞こえるのでビビはその音が聞こえるほうに向かった。

ビビ「この辺からだと思うんだけど・・・」

しかし辺りに誰もいなかった。

ビビ「おっかしぃな・・・ん?」

疑問に思いながらビビは上を見上げた。

ビビ「こんな所に風車が出来ていたなんて知らなかったな・・・」

見上げた先には風車があった。

ビビ「あれ?」

そしてビビは風車の近くに何かを見つけた。

ビビ「あれは・・・」



エーコ「・・・」

エーコは風車の近くで泣きながら横笛を吹いていた。

エーコ(ビビ・・・)

ビビを想いながら笛を奏でていた。と。

?「・・・エーコ?」

誰かがエーコを呼んだ。

エーコ「!?」

エーコは驚き、演奏を止めて声がしたほうを向いた。そこには。

ビビ「やっぱりエーコだ。」

ビビがいた。

エーコ「ビビ!!」

泣きながらエーコはビビに抱きついた。

ビビ「あ、危ないよエーコ!!」

二人がいる所はかなり高い場所だった。

エーコ「バカ!!バカバカバカ!!あたしを一人にしないでよ!!」

泣きながらエーコはビビの胸を何度も叩いた。

ビビ「ごめんね・・・」

泣きじゃくるエーコをビビは抱きしめた。

エーコ「でもよくここにいるって分かったね。」

ビビ「笛の音が聞こえたからね。」

エーコ「そう・・・」

ビビ「それにしてもこんな所に風車が出来てたなんてね。」

エーコ「・・・昼間・・・」

ビビ「ん?」

エーコ「昼間ビビに見せたかったの、この風車なの・・・」

ビビ「そうなんだ。」

エーコ「ビビ、風車好きでしょ?だから見せたかったの・・・」

ビビ「ありがとう、エーコ。」

エーコ「そのかわり!!」

ビビ「え?」

さっきまで泣いていたのにコロッっと変わって強きモードになった。

エーコ「これから一週間何があってもエーコの側を離れないこと!!」

ビビ「うん。」

エーコ「そして料理にニンジンとピーマンが出てきたら代わりに食べること!!」

ビビ「え!?それは・・・ま、いいか。」

エーコ「約束よ!!」

ビビ「うん。」



ビビ 特技:カードゲーム 趣味:散歩 好きな物:風車、エーコ 嫌いな物:高い所
一口メモ:エーコとは公認の仲

エーコ 特技:大人の恋愛(自称) 趣味:笛の演奏 好きな物:ジタン、ビビ 嫌いな物:ニンジン、ピーマン、孤独
一口メモ:ビビとは公認の仲





フライヤ「ほう・・・ビビもエーコもいい感じになって来ておるな。」

フライヤは先程のビビとエーコのやり取りを遠くから覗いていた。

フライヤ「さて、そろそろ帰ろうか。」

そう言ってフライヤはその場から飛び降りた。と。

男「ホガッ!?」

フライヤ「ん?」

なんとフライヤは人の頭に着地した。

フライヤ「おおすまぬな。」

男A「すまぬなですむと思ってんのかアマ!?」

男B「俺らの邪魔しやがって!!」

フライヤ「邪魔?」

男C「そうだよ!!どうしてくれんだ!!」

フライヤ「いったい何をしてたのじゃ?」

男A「そ、それは・・・」

フライヤ「事と場合によっては謝ることは出来んぞ。」

男B「ええい喧しい!!」

男C「やっちまうぞ!!」

男達は懐からナイフを取り出した。

フライヤ「ほう・・・やるか?」

男達「死にくされぇ!!」

男達はフライヤに襲い掛かろうとした。と。

「待て!!」

その場全員「!?」

何処からか声がし、フライヤと男達の間に何者かが下りてきた。

フライヤ「フラットレイ様!?」

やって来たのはフラットレイだった。

男A「フラットレイだと!?」

男B「あの蒼の国ブルメシア最強の竜騎士の!?」

男C「確かあいつって恋人がいたよな・・・てことはまさかあんた!?」

男達「八英雄のフライヤ=クレセント!?」

フライヤ「確かにそうだが今は違うぞ。」

男達「?」

フライヤ「今の私はフラットレイ=ハイウインドの妻、フライヤ=ハイウインドじゃ!!」

男達「・・・」

フライヤの一言に男達は呆れかえった。

男A「八英雄ってこんなんばっかなのか?」

男B「さぁ・・・話じゃ後盗賊に惚れた王女とガキ二人とナマコとブリキがいるって聞いてるけど・・・」

男C「ついでに盗賊とピエロだそうだ・・・」

男A「だったらそんなたいしたこと無いな。」

男B「だな。」

男C「そう言うことだ!!覚悟しやがれ、いい歳して乙女チックなネズ!?」

ドグッ!!

フライヤ「これでも手加減したぞ・・・」

フライヤが男Cに延髄斬りをかました。

男B「やりやがったな!!これでも喰らえ!!」

そう言うと男Bは水のようなものを口に含み、口の前に火を出した。そして

ボウ!!

男Bは火を噴いた。

フライヤ「きゃあ!!」(乙女風に)

フラットレイ「フライヤ!!おのれ貴様!!」

男B「ほうは!!ほほひひっはは!?(どうだ!!思い知ったか!?)」

フラットレイ「許さん!!」

フライヤに危害が及んだことに怒り、フラットレイも何かを口に含み、火を口の前に出した。そして。

ボウ!!

フラットレイも火を噴いた。

男B「ばばばっばばあ〜〜〜〜〜!!」

フラットレイの噴いた火が男Bについて萌えた・・・いやいや燃えた。しかし・・・

フラットレイ「あつつつつつつつ!!」

フラットレイの顔も萌え・・・燃えていた。

フライヤ「フラットレイ様!!お水です!!」

ジュゥ〜・・・

フラットレイ「ムグムグ・・・ペッ!!(水を口に含んで吐き出した音)ふぅ〜・・・」

男A「おのえぃ・・・俺が相手だ!!」

フラットレイ「ほぉ・・・ならば私が相手になろう・・・」

そう言ってフラットレイは槍を差し出した。

フラットレイ「いつも手入れしているこの槍の刃の錆にしてくれよう・・・」

男A「・・・すいませんでした!!」

男Aは逃げ出した。

フラットレイ「他愛の無い・・・大丈夫か?」

フライヤ「はい・・・」

フラットレイ「またこのようなことがあってはならぬ・・・これからは片時もお前を放さないぞ。」

フライヤ「嬉しいです・・・フラットレイ様・・・」



フライヤ 特技:大ジャンプ 趣味:恋人の観察 好きな物:フラットレイ 嫌いな物:フラットレイが傍にいない時間
一口メモ:フラットレイ一筋

フラットレイ 特技:引火性の物を口に含んで火を噴く 趣味:槍の手入れ 好きな物:フライヤ 嫌いな物:フライヤが傍にいない時間
一口メモ:フライヤ一筋





スタイナー「よ〜し、今現在異常無しと。」

本編終了後のある日、スタイナーは日課となっている見回りをしていた。と。

ブランク「おうおっさん。今日も頑張ってるな。」

何処からかブランクがやって来た。

スタイナー「貴様か。ここであったがなんとこさ。この前の決着をつけてやるぞ!!」

ブランク「この前?ああ、あのポーカーか。別にいいぜ。」

スタイナー「しかしこの前はお前が決めてお前が勝った。今日は自分が決めさせてもらう。」

ブランク「何でこんな事になったんだ?」

スタイナー「・・・よし、片手腕立て伏せだ。先にばてたほうが負けである。」

ブランク「ま、いいか。受けて立つぜ。」

スタイナー「では行くぞ!!ふん!!ふん!!ふん!!」

ブランク「負けるかっての!!はっ!!はっ!!はっ!!」

二人は何故か片手腕立て伏せで勝負し始めた。

数分後

ブランク「はっ!!はっ!!はっ・・・駄目だ・・・」

先にブランクがばてた。

スタイナー「今回は自分の勝ちだな。」

ブランク「ぜひ〜・・・ぜひ〜・・・くそ〜・・・プチプチ君潰しなら負けねぇんだけどな・・・」

スタイナー「しかし・・・疲れるな・・・」

ブランク「おうそうだ。俺が調合して作ったドリンクだ。飲めよ。」

スタイナー「かたじけぬ。本心を言えばギサールの野菜のピクルスが欲しいのだがな・・・」

ブランク「文句言うなよ。」

?「お困りかい?」

スブ「その声は・・・」

ロウェル「やぁ〜☆」

何故かロウェルが現れた。

ブランク「何でてめぇがここにいんだよ自惚れ野郎・・・」

ロウェル「何だと!?僕の何処が自惚れなんだい?☆」

ブランク「十分自惚れだ!!」

ロウェル「ははっ僕の演劇に見とれて嫉妬してるんだね?そりゃそうさ。僕は毎日自分を磨いて生きているからね!!☆」

スタイナー「一体何しにきたのだ・・・?」

ロウェル「なんか困ってるようだったから僕のブレイクダンスでも見せて心を和ませてあげようと思ってね!!☆」

そう言うといきなりロウェルはブレイクダンスをし始めた。

ロウェル「はははは!!どうだい!?☆」

ブランク「アホらし・・・行こうぜ。」

スタイナー「うぬ。」

二人は無視してどこかに行こうとした。と。

バゴン!!

スブ「は?」

後ろの方から何かが壊れた音がした。

ロウェル「なんてこった!!ブリ虫を入れてた箱を壊してしまった!!☆」

スブ「ギャーーーーー!!」



スタイナー 特技:片手腕立て伏せ 趣味:見回り 好きな物:ギサールの野菜のピクルス 嫌いな物:ブリ虫
一口メモ:片手腕立ては左手でも可能とのこと

ブランク 特技:プチプチ君潰し(全種類1m四方なら五分で全部潰せる) 趣味:薬品調合 好きな物:賭け事 嫌いな物:ブリ虫
一口メモ:調合した薬は味は酷いが効果抜群

ロウェル 特技:ブレイクダンス 趣味:自分を磨き上げること 好きな物:演劇 嫌いな物:自分を侮辱する者
一口メモ:ブレイクダンスは五分以上続けられる





クイナ「きぃ〜っと〜カエルをた〜べたくて〜食べたくてた〜べたくて〜ワ〜タシはここにいるアル、ねぇそうアル〜♪」

本編終了後のある日、クイナはどこかで聞いたような歌を歌いながら何かを探していた。

クイナ「フヌ?おかしいアル・・・もしや!!」

クイナは何かを確信し、突然走り出した。



シナ「暇ズラ〜・・・」

シナはタンタラスアジト前でマイトンカチとビン、ボールなどでジャグリングをしていた。そこに。

ネリク「およ?何してるホ?」

ネリクとマックスがやって来た。

マックス「お前、意外に器用なのだな。」

シナ「意外ってどゆことズラ?つうか何しに来たズラ?」

ネリク「いやさ、この辺に山ブリ虫っていないドか?」

シナ「ブリ虫ならいるズラ・・・でも山は・・・」

ネリク「しばらくぶりに食べてみたかったラリよ・・・」

シナ「お前そんなん食うズラか・・・まさかマックスも・・・」

マックス「私は果実が好きだ。ちなみに私は空気のいい場所を探してるのだが・・・」

ネリク「山ブリ虫がないならオレはマックスについてくド。」

マックス「となると・・・かなり近くでないといけないな。こいつは長距離駄目だからな。」

シナ「そんな場所近くには・・・」

シナがジャグリングしながら考え始めたその時。

クイナ「いたアル〜〜〜〜〜〜!!」

シネマ「!?」

遠くからクイナが全力で走ってきた。

クイナ「やいカマイタチ!!・・・じゃなくお前達!!ワタシのおやつ食べたアルね!!」

シネマ「は?」

クイナ「とぼけても無駄アル!!ワタシのまんまるカステラに牛乳を食べたアルね!?」

ネリク「んなこと言っても・・・オレはアクセサリー作りに没頭してさっき久々に外に出てマックスと会ったばかりド。」

マックス「私は先程までアーチェリーの練習をして休憩がてら草笛でも吹こうかと思ってたとこだ。」

シナ「オイラはずっとここにいたし、まんまるカステラは好きだけど牛乳は嫌いだからオイラじゃないズラ。」

ネリク「あり?確かタンタラスは『嫌いなものは無理にでも無くせ』って掟が無かったホか?」

シナ「そうだけどそんなんで好き嫌いが無くなるなんて無理ズラ。」

マックス「ジタンは無くしてたぞ。」

シナ「だってあいつ普通じゃないし・・・」

クイナ「話を逸らすなアル!!」

シナ「とりあえずオイラは違うズラ。コーヒーの香りを嗅ぎたくなったからもう行くズラ。」

クイナ「そうは行かぬアル!!こうなればフードファイトアル!!」

シネマ「何故フードファイト!?(ズラ)(ド)」

クイナ「黙るアル黙るアル黙るアル!!ワタシの早食いを見せてやるアル!!」

シネマ「いやだ〜〜〜〜〜!!(ズラ)(ラリ)」



クイナ 特技:早食い 趣味:食事 好きな物:カエル 嫌いな物:自分の食べ物を盗み食いする奴
一口メモ:食べ物の恨みは本当に怖い

シナ 特技:ジャグリング 趣味:コーヒーの香りを嗅ぐ 好きな物:コーヒー、まんまるカステラ 嫌いな物:牛乳
一口メモ:血糖値は高い

ネリク 特技:製作作業全て 趣味:アクセサリー作り 好きな物:山ブリ虫 嫌いな物:長距離
一口メモ:足は短い

マックス 特技:アーチェリー 趣味:草笛を吹く 好きな物:果物全般 嫌いな物:空気が悪い所
一口メモ:指笛は出来ない





サラマンダー「よし・・・今日はこの辺でいいか・・・」

ラニ「お疲れさん。」

本編終了後のある日、サラマンダーとラニは街外れで何かをしていた。

ラニ「しっかし毎日毎日筋トレって・・・よくやるよ・・・」

サラマンダー「日々鍛錬・・・そう言うだろ。」

ラニ「まぁそうだけど・・・」

サラマンダー「分かったらアレよこせ。」

ラニ「またやんの!?・・・まぁ用意して入るけどさ。」

そう言ってラニは何かが入ったジョッキを渡した。

サラマンダー「はぁ〜・・・ん!!」

ゴギュゴギュゴギュ・・・

サラマンダー「ゲップ・・・ふぅ〜・・・」

ラニ「ボクサーじゃないんだから生卵を飲むなんて・・・」

サラマンダー「いいだろ・・・」

ラニ「まったく・・・一回につき卵十個・・・一パック十個98ギルで毎日だから・・・35770ギル一年で消費してるんだ・・・こんだけに・・・」

サラマンダー「相変わらず早いな・・・」

ベアトリクス「何してるんですかお二人?」

ラニ「あ、ベアトリクス。あたしはダンナの筋トレに付き合ってるだけ。」

ベアトリクス「所でパック殿を見ませんでした?」

ラニ「いや?」

ベアトリクス「私のこと『オバサン』って言ったからにはちょっと痛めつけなければいけません・・・」

ルビィ「十分オバハンやん。」

ベアトリクス「何ですって!?」

バクー「歳なんかどうだっていいじゃねぇかよ。乳はでけぇのに小せぇ奴だな。」

ベアトリクス「許しません!!ストックブレイク!!」

ベアトリクスはバクーに向けてストックブレイクを放った。

バクー「この程度。ほれ。」

ビゴン!!

サベラ「はっ!?」

なんとバクーはデコピンでストックブレイクを弾いた。

バクー「日頃から新型のデコピンの開発改良をしてるんだ。その程度へでもね!?」

突然バクーの動きが止まった。

ラニ「な、何?」

バクー「ブひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

ルビィ「ボスはコチョバシが苦手なんや・・・」

パック「そうなのか・・・おもしれぇ〜こちょこちょ・・・」

バクー「やめれ〜〜〜〜〜〜!!」

ベアトリクス「パック!!もう逃がしません!!」

パック「やばっ!!」

しかしパックはベアトリクスに捕まった。

ベアトリクス「私のお仕置きが終わったら国に強制送還ですからね。」

パック「いやだ〜〜〜!!束縛された生活なんていやだ〜〜〜!!俺は冒険が好きなんだ!!何度も抜け出してやる!!」

ルビィ「あ、そうやちょいちょい。」

ベアトリクス「はい?」

ルビィ「アンタに聞きたいんやが、黄色の薔薇とコチョウランの花言葉って何?」

ベアトリクス「黄色の薔薇にコチョウランですか?『きみの全てが可憐』と『あなたを愛します』ですが。」

ルビィ「うひゃ〜!!あいつらやっぱ!!ウシシシシシ・・・」

ラニ「なんかあったの?」

ルビィ「いやさ、マーカスがミコトちゃんに黄色の薔薇を渡してミコトちゃんがマーカスにコチョウランを渡してな・・・こりゃなんかあるなと思って・・・」

ベアトリクス「コチョウランはともかく薔薇はよい選択ですね。」

ラニ「出たよ薔薇バカ・・・」

ベアトリクス「何ですって!?・・・あ、カエル。」

ラニ「いやぁーーーーーー!!」

カエルと聞いただけでラニはどこかに走り去った。

サラマンダー「金に溺愛と将来設計してる暇があったらカエルに慣れろよ・・・」

ルビィ「つうかいないやん。」

ルビィの言うとおりカエルはいなかった。

ベアトリクス「いい気味です。」

ルビィ「ひどっ・・・」

ベアトリクス「あ、そうだわ。約束で編み物をしなければ、ごきげんよう。」

パック「俺もかよ〜〜〜!!」

ベアトリクスはパックを引き連れてどこかに行った。

ルビィ「嘘を言ったら即逃げるって・・・酷いやっちゃ・・・」

サラマンダー「つうかお前さ・・・」

ルビィ「?」

サラマンダー「そんなんでよく街中歩けるな・・・」

ルビィはあちこちに派手目のアクセサリーをつけていた。

ルビィ「ショッピングが好きやからいいやない。」

サラマンダー「オマケに化粧あつ・・・」

ルビィ「なんかゆうた?」

ルビィの手にはナイフが大量にあった。

サラマンダー「・・・すまん・・・」

ルビィ「それでええ。お?」

ルビィが何かを見つけた。

ルビィ「アレモーグリや。」

サバ「何だと!?」

ルビィの『モーグリ』と言う言葉に敏感に反応し、二人は立ち上がった。

サバ「ポンポン触らせろーーーーー!!」

そして二人はどこかに走っていった。

ルビィ「・・・なんなんやこの話のキャラ・・・」



サラマンダー 特技:生卵一気飲み(最大10個) 趣味:筋トレ 好きな物:モーグリのポンポン 嫌いな物:キノコ、ブラックコーヒー
一口メモ:ロリコンとの噂が・・・

ルビィ 特技:○○投げ(10m以内命中率100%) 趣味:ショッピング 好きな物:派手目なアクセサリー、ジタン 嫌いな物:自分のことを厚化粧と言う奴
一口メモ:化粧時間三十分近く

ベアトリクス 特技:花言葉全て言える 趣味:編み物 好きな物:薔薇 嫌いな物:オバサン扱いされること
一口メモ:四捨五入するとみそ・・・ズゴン!!(何かに殴られた音)

ラニ 特技:金額計算 趣味:将来設計 好きな物:お金 嫌いな物:カエル
一口メモ:筋肉がつきやす・・・バゴン!!(何かに殴られた音)

バクー 特技:デコピン 趣味:強力なデコピンの開発 好きな物:モーグリのポンポン 嫌いな物:こちょばし
一口メモ:そのデコピンは全てを砕く・・・

パック 特技:抜け出し 趣味:新しいものの発見 好きな物:冒険 嫌いな物:束縛された生活
一口メモ:エーコとは犬猿の仲





ミコト(兄さん、今日遅くなる?)

ジタン(多分な、悪いけど一人で先に寝ていてくれ。)

ミコト(分かったわ。)

本編終了後のある日、ミコトはジタンと意思疎通していた。

ミコト「兄さん遅れるって。」

マーカス「そうッスか・・・」

そしてマーカスも近くにいた。

ミコト「・・・マーカス、今何か考えたでしょ?」

マーカス「い、いえ!!そんなことは!!」

ミコト「鼻血出てるわよ。」

マーカス「す、すんませんッス!!」

ミコト「まったく・・・でも・・・」

マーカス「?」



ジタン「ミコト、いつもいつもありがとうな。」

ミコト「ううん。お兄ちゃんのためなら私は何でもするから。」

ジタン「そっか・・・それじゃあ・・・」

そう言ってジタンはミコトを抱きしめた。

ジタン「これはお礼に・・・」

ミコト「お兄ちゃん・・・」

そして二人は唇を近づけた。



ミコト(そしてその後・・・ああ〜・・・お兄ちゃ〜ん・・・)

マーカス「ミ、ミコトさん?」

ミコトは妄想に深け行ってしまっていた。と。

ズゴン!!

ミコト「きゃあ!!」

マーカス「うぉわっ!!」

コウ「あれ?マーカスとミコトか?」

何故かコウが何処からか現れて、二人のすぐ近くの地面に足が埋まってた。

マーカス「どうしたんス?」

コウ「悪気(あっけ)を感じてきたんだけど・・・おかしいな・・・」

ぶつぶつ言いながらコウは足を引き抜いた。

コウ「俺さ、邪念や悪気を感じると何か反射的に蹴っちまうんだよ。まさかどっちか変なこと考えてなかったか?」

マーカス「そ、そんなことは!!」

ミコト「あ、当たり前よ!!そんなことある訳無いじゃない!!」

コウ「そうか。じゃあどうしてここに・・・?」

マーカス(まさかミコトさんとのみだらなことを考えてたなんて・・・)

ミコト(お兄ちゃんとの恋愛を考えてたなんて・・・)

コウ「どした?」

マミ「な、何でも!!」

コウ「そ。」

二人が悪気の発信源なのにコウは気付かずにいた。と、そこに。

サクラ「あ、ぱぱ〜〜〜!!」

三人の下にサクラが走ってきた。

コウ「どうした?トット先生と一緒じゃなかったのか?」

トット「いますとも。」

遅れてトットも来た。

マーカス「で、何しに来たんス?」

サクラ「あのね!!さくらおもしろいのおもいついちゃったの!!きいてきいて!!」

コウ「おう、言いな。」

サクラ「じゃあいくね!!えっと・・・どてをあるいてたらどてってころんじゃった!!」

マコミト「・・・」

サクラが思いついたというのはダジャレであった。(土手を歩いていたらドテ(土手)って転んじゃった)

マミ(つ、つまんねぇ〜・・・)

マーカスとミコトには不評だった。が。

コウ「さ、さすがわが娘・・・」

コウは苦笑いでサクラを褒めた。

コウ「しかしサクラはそんなのをよくサクラっと(さらっと)言えるな・・・」

サクラ「ぱぱもいってるよ。」

ミコト「マ、マーカス・・・何だか寒くなってきたわ・・・」

マーカス「同感ッス・・・」

トット「まぁダジャレはコウの(この)辺で止めておきましょう。」

コウ「・・・先生・・・」

ミコト「マーカス・・・私もう・・・駄目・・・」

マーカス「駄目ッス!!ここで寝たら死んじゃうッス!!」

コウ「そこ、四歳児がいるのにそんなコントすんな。コント(今度)やったらただじゃおかんぞ。」

ミコト「さよなら・・・お兄ちゃん・・・マーカス・・・」

マーカス「ミコトさん!!誰か・・・助けてください・・・助けてください!!」

サクラ「よ〜らぶふぉえ〜ば〜ひ〜とみ〜をと〜じて〜♪」

トット「ナレーション殿の代わりに申します。英語の所はサクラ君の歳にあわせ、テキトーにしたってきっと私は思います。」

コウ「先生それはいくらなんでもきついですよ。テキトーをってきっとてのは・・・」

マーカス「このままではミコトさんが・・・」

サクラ「じゃあさ!!みんなでお話しようよ!!」

コウ「いいけどここじゃあ・・・」

マーカス「ジタンさん家にでも連れて行くッス。今日遅いって言ってましたし。」

コウ「そうだな。じゃ、行くか。」

マーカス「ミコトさんは俺が!!ウォリャーーーーー!!」

マーカスはミコトを抱きかかえ全力で走った。

コウ「速ぇ・・・」

数分後、ジタンの家

ミコト「ありがとう。少しは楽になったわ。」

マーカス「よかったッス。」

コウ「ちなみにここはジタンが帰ってきたミコトとクジャと一緒に暮らしている一軒家さ。」

ミコト「で、なんの話のするの?」

コウ「じゃあ一番、本当にあったらしい怖い話。これは俺が小さい頃におばあちゃんから聞いた話なんだが・・・」

最初にコウが怖い話をし始めた。と。

ミコト「・・・」

ミコトが微妙に震えていた。

マーカス「ミコトさん?」

コウ「俺の家系は別に霊感は強くないんだけど、母親の方の父親、つまりおじいさんだけは霊感が強かったらしいんだ。」

サクラ「わくわく・・・」

コウ「そして母親の実家では牛を飼っていたんだ。ある日キツネが群れで牛を襲いかかってきた。つまり牛を狩ろうと数を集めてきたんだ。」

マーカス「・・・」

コウ「そして牛が一頭狙われた。でもその一頭を助けようとはしなかったんだ。

サクラ「どうして?うしさんがかわいそうだよ・・・」

コウ「キツネには『エキノコックス』って言う寄生虫がいるかも知れないんだ。」

サクラ「きせいちゅう?」

コウ「人や動物に住み着く虫さ。もしそいつに寄生されたら人は死んじゃうんだ。それが怖く、牛一頭を犠牲にして生き残った・・・その時牛はおじいさんの方を悲しい目で見たらしいんだ・・・」

サクラ「・・・」

コウ「それから月日は流れて、ある日の夜中におじいさんは外に出た。気になることがあるって言って牛舎に向かった。でも異常は無く、帰ろうとした・・・・その時!!」

ミコト「!!!!!」

コウが大声上げたと同時にミコトもビグッ!!って驚いた。

コウ「おじいさんはふと、自分に向けられる目線を感じた・・・」

ミコト「・・・・・・・・・・・・・」

ミコトの震えがドンドン小刻みに速くなって来た。

コウ「おじいさんはおそるおそる目線を向けられている方を見た・・・そこにはなんと!!」

ミコト「ひっ!!」

まだ言ってないのにミコトは声を上げてしまった。

マーカス「大丈夫ッスか?」

ミコト「う・・・うん・・・へ、平気・・・だか・・・ら・・・」

ミコトは泣きそうな声でマーカスに答えた。

コウ「・・・目玉が二つ・・・おじいさんの方を・・・悲しそうにずっと見つめていた・・・」

ミコト「きゃーーーーーーーーーー!!!!!

怖さの余り遂にミコトは大声で叫んでしまった。

コウ「おじいさんはその目を見て気付いた・・・『あの時の牛だ・・・』そしておじいさんはその目を見つめ・・・両手を合わせて牛に謝った・・・『すまない事をした・・・呪うならワシを呪うがいい・・・だから成仏してくれ・・・』おじいさんがそう言うと目玉は消え、数週間後、おじいさんは事故に遭い、二度と目が見えなくなってしまったそうだ・・・」

ミコト「いやぁーーーーーーーー!!」

コウ「とまぁこんな感じで・・・って大丈夫か?」

ミコト「あぁーーーーーー!!」

ミコトは怖さの余り錯乱状態に陥っていた。

ミコト「お兄ちゃーーーーーん!!助けてぇーーーーーーー!!」

マーカス「・・・ミコトさんって怖い話駄目だったんスね・・・」

トット「落ち着くかどうか分かりませんが、私が代わりましょう。」

コウ「頼みます。」

そしてトットの話が始まった。

数分後

サクラ「ぱぱ、どうしたの?」

コウ「あ、足に・・・力が・・・」

トット「すいません、痛々しい話嫌いでしたね。」

マーカス「でも何とかミコトさんも落ち着いてきましたッス。」

しかしまだ微妙に震えていた。

コウ「こらジタンが帰ってくるまでいた方がいいな。サクラは寝てていいぞ。」

サクラ「うん・・・おやすみ・・・」

そしてサクラはソファーの上で眠った。

コウ「さてと・・・ここ本すくねぇからな・・・」

マーカス「あ、そうだ。前から聞こうと思ってたんスが、そのバンダナは?」

コウ「これか?ルミアからのプレゼントさ。」

マーカス「あ、すんませんッス・・・」

コウ「いいって。俺ちょっと台所行って来るよ。ココアくらいあるだろ・・・」

マーカス「あ、俺甘さ控えめで、俺甘いの嫌ッスから。」

コウ「おう。」

数時間後

ジタン「ただいまって何してんだ?」

コウ「よ、ココア貰ったから。」

ジタン「何かあったのか?」

トット「実はかくかくしかじかこれこれうまうま助さん格さん長さんプサンな訳でして・・・」

ジタン「で、ミコトは大丈夫なのか?」

コウ「ずっとマーカスがあやしてるよ。」

と、マーカスがミコトを連れて来た。

マーカス「ミコトさん、ジタンさんッスよ。」

ミコト「ヒクッ・・・お兄ちゃん・・・?」

ジタン「ああ、俺だ。」

ミコト「ヒクッ・・・お兄ちゃーーーん!!」

ミコトは子供のように泣きながらジタン抱きついた。

ジタン「よしよし、怖くないぞ。お兄ちゃんがいるからな。」

ミコト「うぇーーーーん!!」

コウ「しかしあのミコトがこんなんになるなんて・・・」

ジタン「ミコトは怖い話を聞くと幼い子供みたいになっちまうんだ。このことは誰にも言わないでくれよ。」

マーカス「分かったッス。」

ジタン「それとマーカス。」

マーカス「?」

ジタン「ミコトをあやしてくれてどうもな。」

マーカス「そ、それほどでも・・・おやすみッス!!」

そう言ってマーカスは家を飛び出した。

コウ「速いな〜・・・じゃ俺らも帰るわじゃあな。」

トット「おじゃましました。」

そしてコウとサクラ、トットも家を出た。

ジタン「よし、もう寝ようか。」

ミコト「・・・うん・・・」



マーカス「・・・結局・・・ミコトさんは・・・はぁ〜・・・」



マーカス 特技:短距離走(100m十秒きるらしい) 趣味:バンダナ集め 好きな物:タンタラスの仲間、ミコト? 嫌いな物:甘すぎる料理
一口メモ:やはりミコトに・・・?

コウ 特技:邪念、悪気(あっき)の類を感じ取る 趣味:読書 好きな物:ココア、愛娘のサクラ 嫌いな物:グロテスク、スプラッタ、痛々しい話し、絵、光景など全て
一口メモ:謎の塊

ミコト 特技:ジタンとの意思疎通 趣味:ジタンとの叶わぬ恋愛の想像(妄想) 好きな物:ピンク色、ジタン、マーカス? 嫌いな物:ジタンと一緒にいない時間、怖い話し
一口メモ:実はさっき・・・ちょっとちびってた(気付いたのジタンとマーカスのみ)

トット 特技:書物の内容全て覚えられる 趣味:読書 好きな物:本 嫌いな物:特になし
一口メモ:はっきり言って偉そう

サクラ 特技:ダジャレの思いつき 趣味:ダジャレ 好きな物:ココア、父親のコウ 嫌いな物:シナの顔
一口メモ:結構可愛い





ダガー「やっぱり気持ちいいわね〜」

フライヤ「温泉は気持ちいいのう・・・」

本編終了後のある日、皆はマダイン・サリの温泉に浸かっていた。

ラニ「やっぱ温泉だよねぇ〜」

ベアトリクス「たまりませんね・・・」

エーコ「コウのおかげで敷居が出来てるし。」

ミコト「でも私・・・兄さんなら・・・」

ラニ「アンタが許せても私らは許さんよ。」

ルビィ「うちは別にええで。」

エリン「でも私なんかが一緒でいいんですか?」

いつものメンバーにエリンがいた。

ダガー「たまにはいいでしょ。ゆっくりしたら?」

エリン「では遠慮なく・・・」

エーコ「それにしても・・・」

女性全員「?」

エーコ「ミコト以外みんな大きいね。」

女性全員「!!」

エーコの一言に皆胸を隠した。

ミコト「失礼ね!!私だってエーコよりは大きいわよ!!」

エーコ「だってエーコ六歳だもん!!」

ダガー「そう言えばそうよね・・・」

ラニ「やっぱこう言うのあるよね。」

フライヤ「うむ。」

エーコ「どれどれ・・・みんなどのくらいか・・・エーコが確かめてあげちゃう!!」

ミコト「い、いいわよ別に!!あっち行って!!」

ルビィ「でもミコトちゃんの大きさは気になるな・・・ちょっとだけ手伝うで!!」

ダガー「じゃあみんなミコトに一斉放火!!行けえ!!」

ミコト「や、やめてよ!!」

フライヤ「面白そうじゃな。」

ラニ「よっしゃやったろ!!」

ベアトリクス「いいでしょう。」

エリン「わ、私は別に・・・」

そして女性達は温泉内でバシャバシャしながらはしゃいでた。



ブランク「覗けねぇ〜・・・」

シナ「何でこんなの作ったズラ!?」

コウ「それが正しいと思ったから。」

サクラ「なんのこと?」

スタイナー「陛下・・・ベアトリクス・・・」

サラマンダー「くだんねぇ・・・」

マーカス「ミコトさんを助けたいけど・・・」

クジャ「そう言えば僕の大切な弟はどうしたんだい?」

クイナ「そう言えば、ネリクとマックスはともかく・・・」

フラットレイ「確かに・・・っておお!?クイナが入っておる!?お前男なのか!!それに今まで秘密にされていた帽子の中身が今そこに!!」

ロウェル「・・・(のぼせてる)」



エーコ「六人がかりで死守するとは・・・そこまでペ○ャ○イなのね・・・」

ミコト「うっさいわよ・・・」

エーコ「じゃあ次は・・・エリンね!!」

エリン「ええ!?」

ミコト「ようし突撃!!」

エリン「そ、そんな〜〜〜!!」



ブランク「見れねぇ〜〜〜!!」

シナ「こうなればぶっ壊すズラ!!」

コウ「お好きにどうぞ。」

サクラ「だからなんのこと?」

スタイナー「とほほ〜・・・」

サラマンダー「・・・」

マーカス「ミコトさんまで・・・」

クジャ「へい!!マイブラザーどこなんだい!!」

クイナ「やめるアルフラットレイ!!」

フラットレイ「こうなれば実力行使!!」

ロウェル「・・・(のぼせてる)」



エーコ「ようし、観念しなさい。」

エリン「うぅ〜・・・」

エリンはエーコ以外全員で取り押さえられていた。

ルビィ「さすが船の国リンドブルムニの運動神経を持つ女(男女合わせて)・・・ジタン以外の男に負けたことないだけあるわ・・・」

エーコ「では拝見・・・おぉ〜〜〜!!」

ダガー「どうなの!?」

エーコ「ベアトリクスと同じくらいだわ!!あんたずっと隠してきたでしょ!!」

エリン「ふ、船乗りに大きさは・・・」

エーコ「くやしい!!みんなやっちゃお!!」

何をするのか分からないが一致団結で何かしようとした。と。

バゴーーーン!!

女性全員「!?」

ブシ「よっしゃ!!・・・ってあ・・・」

遂に敷居がぶっ壊された。

コウ「・・・やばいと思う・・・」

全員「うん・・・」

女性全員「きゃぁーーーーーーー!!」


ジタン「えっと・・・」

ジタンは女風呂側の物陰から覗いていた。

ジタン「セーラとルビィはまぁまぁ・・・フライヤとラニはそこそこ・・・エーコはいいとして・・・ベアトリクスは最強・・・ミコトは見込みアリ・・・エリンは意外と・・・っと・・・」



エリン 特技:スポーツ全般 趣味:模型集め(飛空挺の) 好きな物:空、飛空挺 嫌いな物:空に飛べないこと
一口メモ:かなりのグラマラス





ブラネ「ガーネットよ!!」

ガーネット(ダガー)「どうかなさいましたお母様?」

本編が始まる前のある日、ガーネットとブラネは城の一室にいた。

ブラネ「見よ!!」

そう言うとブラネは100ギル硬貨を五枚重ね、額につけた。そして手を放した。

ブラネ「どうじゃ!!新記録じゃ!!」

ガーネット「す、すばらしいですけど・・・これでお終いだそうです。」

ブラネ「なぬ!?待てーーー!!」



ブラネ 特技:100ギル硬貨を五枚まで重ねて額に付けられる 趣味:扇子集め 好きな物:薔薇 嫌いな物:ブリ虫
一口メモ:とりあえず人間








あ と が き
ビビエーとミコトにはこだわりました。
ただ僕の趣味で彼女がこんな風になって・・・
スンマセン!!(マジ土下座)
後、コウの話、少し本当です。
真相を聞きたいなと思ったら掲示板にでもカキコしてくださいな。

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