Another United World
〜一つに集まった十四の世界〜


第四話 それぞれの物語



家族から衝撃の真実を知らされた健と美琴。そしてここから様々な物語が始まって行く。






美琴「ねぇ兄貴・・・」

健「あ?」

美琴「さっきの話さ・・・」

健「・・・信じるしかないだろ。」

二人は健の部屋で家族から言われた事について話し合っていた。

美琴「そうだよね・・・」



回想



祖父「ワシらはお前達が生まれてくる前、あるお告げがあってな。その通り生まれたのが双子の男と女じゃった・・・」

母親「私は正直信じられなかったわ。この家にそんな事があるなんて・・・」

健「もしかして俺らの名前・・・それからなのか・・・?」

父親「ああ・・・健と美琴・・・その通りだ・・・」

健「・・・それで・・・俺らはこれからどうすればいいんだ・・・?」

祖父「同じ事じゃ・・・奴らをまた倒す事・・・それが使命じゃ・・・」

美琴「出来るの・・・私達に・・・」

祖母「出来なきゃいけないのじゃ・・・」

健「・・・」







美琴「どうなるのかな・・・」

健「さぁな・・・」

美琴「こういう時って嫌な事が同時に起こるんだよね・・・」

健「い、嫌な事言うなよ・・・」

美琴「あ、あはは・・・冗談よ・・・多分・・・」

健「大丈夫か・・・?」









のび太「こんな時間におつかいなんて・・・はぁ・・・」

その頃のび太は町の方におつかいに来ていた。

のび太「もう魔物は出てこないと思うけど・・・ん?」

のび太の前方に赤みがかったツインテール風の髪型の女性がいた。

のび太「ナナリーさん。」

ナナリー「ん?」

のび太の前にいる女性、この女性がデュナミス孤児院に厄介になってる幻想人の弓使いナナリーである。

ナナリー「お、のび太。こんな時間におつかいかい?」

のび太「はい。ナナリーさんは?」

ナナリー「まぁあたしもそんなところさ。」

のび太「大丈夫ですか?今日魔物が大量に発生したから・・・」

ナナリー「あたしは大丈夫さ。」

のび太「そうですか。それじゃ僕はおつかいがあるから・・・」

ナナリー「あ、一ついいかい?」

のび太「?」

ナナリー「あのさ・・・未来って変えれるって言うけど・・・変えてもいいのかな・・・?」

のび太「どうして?」

ナナリー「いや・・・何となくね・・・」

のび太「ナナリーさん?」

ナナリー「何でもないさ。じゃね。」

そう言ってナナリーはのび太と別れた。

のび太「どうしたんだろう・・・」

疑問に思いながらのび太はおつかいを続けた。









承太郎「で・・・久々帰って来て俺に何処に向かえと・・・?」

ジョセフ「まぁ落ち着け。」

その頃ルフィ、承太郎達は承太郎の家に来ていた。

ジョセフ「まずそちらの二人、承太郎の左の首の付け根にアザがある事を知っておるか?」

ルフィ「アザ?ああ。」

承太郎には星型の変わったアザがあるのだ。

ルフィ「そのアザが何かあるのか?」

ジョセフ「そのアザはワシにもある。このアザはジョースター一族の証のアザじゃ。」

ナミ「ふ〜ん。で、そのアザがどうしたの?」

ジョセフ「問題はアザではない。承太郎、今から三ヶ月前に変化があったか?」

承太郎「三ヶ月前・・・?」

ナミ「三ヶ月前って言ったら王女誘拐で話題になってたから学校で何があったか・・・」

ルフィ「その頃って承太郎、悪霊がどうとか言ってなかったか?」

ナミ「は?悪霊?」

ルフィ「何でも承太郎に悪霊が取り付いたとかで・・・」

ナミ「いくらなんでも悪霊って・・・」

ジョセフ「やはり・・・」

承太郎「ジジィ・・・何か知ってるのか・・・?」

ジョセフ「ああ。それは承太郎、お前に秘められし力が目覚めたのじゃ。」

承太郎「何だと?」

ナミ「秘められし力って・・・何だか胡散臭いわね。」

ジョセフ「ならば、見てみるか?」

ルフィ「え?」

ジョセフは荷物の中からポラロイドカメラを取り出した。

ジョセフ「ワシも承太郎同様力に目覚めての。そのワシの力は・・・」

ジョセフは喋りながら右腕をカメラの上に置き、そのまま振り上げた。すると。

承太郎「!!」

ルフィ「なっ!?」

ジョセフの右腕に少し透けている紫色のイバラが生えるように現れた。

ジョセフ「これじゃ!!」

ガシャッ!!

そしてジョセフはカメラを右腕で壊した。

承太郎「うっ!?」

その際一枚の写真が飛び出し、承太郎がそれをつかんだ。

ジョセフ「見えたろう・・・これがワシの力・・・隠者の紫ハーミット・パープルじゃ。」

ルフィ「ハーミット・・・パープル・・・?」

ナミ「名前はいいとして・・・って、その力って名前あるの?」

ジョセフ「ああ。この力を持つ者・・・その個人個人によって力は違い、各々の名もある。」

承太郎「・・・」

ジョセフ「そしてこの力・・・お前が悪霊と言う物の正体・・・それは生命エネルギーが作り出すパワーあるヴィジョン、側に現れ出す所からそのヴィジョンを名付けて、幽波紋スタンド!!」

承太郎「幽波紋スタンド・・・?」

ルフィ「なぁ、ジョセフじいちゃん。」

ジョセフ「なんじゃ?」

ルフィ「そのスタンドとかってのと今じいちゃんがやった事と、何か関係あんのか?」

ジョセフ「ああ。ワシの能力は遠い地の像をフィルムに写す念写。そのフィルムに写る物がワシらに深く関わっておるのじゃ。」

承太郎「・・・」

ナミ「浮かび上がって来た・・・な、何なのこれ?」

承太郎の写真を勝手に取って見ていたナミは写真に写りだされた物を見て驚いた。

ルフィ「これは・・・人?」

写真には何処かの暗闇に一人の男と思われる人間らしき者が写っていた。

ナミ「この人・・・星のアザがあるわ・・・」

その人らしき者には承太郎と同じ星型のアザがあった。

ルフィ「じゃあじいちゃん達の一族の一人?」

ジョセフ「いや・・・それに写っているのはDIO・・・ワシらが戦わなければならない宿命にある化物じゃ・・・」

承太郎「DIO・・・」

ジョセフ「お二人よ、DIOの首元をよく見て見なさい。」

ナミ「首元・・・ん?」

ルフィ「傷がある・・・」

DIOの首元には切ったかのような傷痕があった。

ジョセフ「そう・・・DIOのその傷痕・・・そいつの首から下の体は・・・ワシの祖父、ジョナサン=ジョースターの肉体の残った物なんじゃ!!」

ナミ「!?」

ルフィ「なっ!!」

承太郎「・・・」

ジョセフ「全てを話そう。DIOとは百年前、ワシの祖父が若かりし頃に来た少年であって・・・ある事から吸血鬼の力を得た・・・祖父は仲間達と力を合わせ倒したのじゃが・・・首だけとなったDIOは祖父を殺し、その体を乗っ取った・・・そして今に至るのじゃ・・・」

ナミ「ちょ、ちょっと待ってよ・・・じゃ、じゃあそのディオっての・・・」

ジョセフ「ああ。今も生きておる。ワシと承太郎に幽波紋スタンドが発動したのもDIOが影響してるからじゃろう・・・」

承太郎「ジジィ・・・どうして俺らが戦わなきゃいけないんだ・・・?」

ジョセフ「奴は何を企んでいるかは分からぬが、人間を支配すると言う事は分かる・・・それを止めるのはジョースター一族の生き残り、ワシとお前の使命じゃ・・・」

承太郎「・・・」

ジョセフ「お二人にはつまらぬ話しじゃったか・・・これはワシらだけの問題じゃ・・・聞いてくれただけで・・・」

ルフィ「じいちゃん!!俺らにも手伝わせてくれ!!」

ナミ「ちょっルフィ!!」

ルフィ「ほっとけないだろ!!それに承太郎は俺の友達ダチだ!!」

承太郎「ルフィ・・・」

ジョセフ「承太郎・・・良い友達を持ったの・・・」

承太郎「ふっ・・・」









のび太「ただいま〜」

「お帰りのび太君。」

その頃のび太は自分の家に帰ってきていた。そしてその部屋には明らかに人間ではない耳の無い青い猫(?)のロボットがいた。

のび太「ねぇドラえもん。いいかな。」

ドラえもん「どうしたんだい突然?」

のび太の家にいるこのロボットはドラえもん。未来からのび太の未来を変える為にやって来た猫型ロボットである。

のび太「今更だけど・・・未来って変えていいのかな?」

ドラえもん「何を言ってるのさ。僕は何の為に二十二世紀から来たのさ?」

のび太「そうだけどさ、ナナリーさんが今日聞いてきてさ・・・」

ドラえもん「ナナリーさんが?」

のび太「うん・・・何かあるのかな・・・」







素子「全員揃ってるのね。」

「少佐が最後ッスよ。」

その頃素子は召集によりある部屋に来ていた。そこには9課の他のメンバーが揃っていた。

9課のメンバーは初老の男と両目が義眼の男とやせ気味の男と左目が義眼の男、髭の生えた男とタバコを銜えた男と両目義眼にスキンヘッドの大男、そして少佐の八人で構成されていた。

素子「で、今度の任務は何なの課長。」

課長「これから話す。もしかしたら気乗りしない事だろうがな。」

課長と呼ばれた一人の初老の男、この男は荒巻大輔。公安9課のボス的存在である。

荒巻「今回の任務はアレクサンドリアに行ってもらう。」

義眼の男「アレクサンドリアぁ?何だってあんな所に?」

素子「バトー、話は最後まで聞くのよ。」

バトー「へいへい・・・」

義眼の男、バトーはあまり気乗りしないような態度で黙った。

荒巻「皆知っての通りあそこの王女が行方不明だと言うが、今回の任務はその王女が戻ってきたと言うのだ。」

やせ気味の男「じゃあその王女の護衛ですか?」

荒巻「半分当たりじゃ。どうやら何者かが王女を再び誘拐するつもりらしい。」

素子「それを阻止しろってのかしら。」

荒巻「恐らくな。」

バトー「恐らくって・・・課長どう言う事だ?」

荒巻「どう言う事かあまり情報をくれないのだ。ただ9課のメンバーをよこせとしかな。」

素子「・・・確かに気乗りしないわね。」

荒巻「しかし断る訳にもいかぬ。少佐、すまないが文句を言わずに引き受けてくれ。」

素子「了解。それじゃ私とトグサ、サイトーとパズでアレクサンドリアに向かうわ。」

やせ気味の男改めトグサ「珍しくダンナは外すんすか。」

素子「何か裏がありそうだからバトーは外しておくのよ。」

左目義眼の男改めサイトー「なるほどな。」

バトー「で、俺はどうすればいいんだ?」

素子「イシカワとボーマとでこの件に関しての裏を調べてなさい。」

髭の男改めイシカワ「了解。じゃあ早速取り掛かるぞボーマ、バトー。」

スキンヘッドの男改めボーマ「ああ。」

バトー「りょうか〜い・・・」

そして三人はその部屋を後にした。

素子「それじゃ私達も準備するわよ。」

タバコを銜えた男改めパズ「了解。」

そして素子達四人もその部屋を後にした。

荒巻「・・・」









浩之「またとんでもない事になってきたもんだな〜・・・」

あかり「そだよね・・・」

その頃浩之とあかりは浩之の家にいた。浩之の両親は仕事で出かけているのであまり家にいる事が無いのだ。

浩之「この前の夏休みのような事ならいいんだけどな・・・」

あかり「・・・ガディムの事・・・?」

浩之「・・・あの時はお祭騒ぎな感じで終わったから実感無いけど・・・今回は違う・・・」

あかり「・・・うん・・・」

浩之「だけど俺はやれるだけやってみる。ガディムに比べりゃまだ簡単だろう。」

あかり「だったら私も・・・」

浩之「いや、今回は俺だけでいい。」

あかり「えっ!?」

浩之「あの時とは違う。祐介も耕一さんも、ティリア達もルミラ達もいない。危険な目に遭うのは俺だけで十分さ。」

あかり「でも浩之ちゃん!!」

浩之「大丈夫だって。」

あかり「・・・」

浩之「あまり期待して大丈夫かどうか分かんないけど警察とか軍隊も動くだろう。俺らは身近に来た奴を倒せばいいだけだ。」

あかり「でも・・・無理はしないでね。」

浩之「ああ。」









カイル「ただいま〜」

ルーティ「お帰りなさい。」

ロニ「ルーティさん、ただいま。」

ルーティ「ロニ、お帰りなさい。」

またその頃カイルとロニは孤児院に戻っていた。

アル「ロニさん久しぶりです。」

エド「やっ」

ロニ「お、エドにアル。久しぶりだな。体の方は大丈夫なのか?」

エド「ああ。さっき直した所さ。」

ロニ「そうか。しっかし一年ぶりに見てもお前身長伸びてないな。」

エド「うるせぃ!!」

ビビ「あ、ロニさん。お帰りなさい。」

エーコ「お帰りロニ。」

孤児院の奥からビビとエーコがやって来た。この二人も家族がおらず、ここの孤児院で育っているのだ。

ロニ「おおビビにエーコ。お前ら大きく・・・なってないなあんまり・・・」

ビビ&エーコ「うっ・・・」

ルーティ「それよりもロニ、たまには手紙とかよこしなさいよ。」

ロニ「分かっちゃいるんすがね、色々と大変でして・・・で、こっちは何か変わりました?」

ルーティ「前に手紙を出した時と同じさ。ナナリーが来てからこれと言ってなんも。」

ロニ「それでそのナナリーってのは今は?」

ルーティ「今買出しに・・・」

ナナリー「呼んだ?」

ちょうどその時ナナリーが帰ってきた。

カイル「お帰りナナリー。紹介するよ。俺の兄貴分のロニ。」

ロニ「お前がナナリーか。よろしくな。」

ナナリー「アンタがロニね。カイルの話じゃスケベだって言うけど、変な事しないでよ。」

ロニ「なっ!?カイルてめぇ!!」

カイル「だってホントのことじゃん!!」

ロニ「だからって言うかよ普通!!」

アル「あぁあぁ・・・また始めちゃった・・・」

ルーティ「まったく・・・晩ご飯にするからもう少し落ち着いて待ってなよ。」

カイル「は〜い。」

ロニ「分かりましたよ〜・・・」









ジタン「・・・またあそこに行くなんてな・・・」

フライヤ「仕方なかろう・・・」

その頃ジタンとフライヤはアレクサンドリアへ向かう飛空挺に乗ろうとしていた。

ジタン「今の内に言っておくけど・・・今回は一筋縄ではいかないと思う。降りるんなら・・・」

フライヤ「くどいぞ。私はそんな腐っておらん。」

ジタン「そっか・・・ありがとな。」

フライヤ「急ごう。」

ジタン「ああ。」

そして二人は飛空挺に乗り込んだ。

「・・・やっぱりアレクサンドリアに向かうか・・・注意しなければな・・・と・・・」

二人は気付いてなかったがすぐ近くに二人を見張っていた何者かも同じ飛空挺に乗り込んだ。









健「これからどうすんだろうかな・・・」

美琴「さぁね。」

健「ま、学校が無くなるって事は無いだろうから明日もまたいつも通りの日々が始まるんだろうな。」

美琴「そだね。」

健「じゃ、もう寝るか。」

美琴「だね。一緒に寝ていい?」

健「おい・・・いくつだお前・・・ま、いいさ。」

美琴「まいど。」

そして二人は一緒のベットで眠りについた。















健「おはよう〜・・・」

卑弥呼「おはよ。今日は早いね。」

次の日、皆普通の生活を取り戻していた。

美琴「今日先生は?」

卑弥呼「今日リフィル先生は休みだよ。まだ9課とMISTに行ってるっぽい。」

健「そっか。」

卑弥呼「てかさ・・・それ。」

健の腰には草薙の剣が携えてあった。

健「しょうがないだろ。いつ奴らが襲ってくるか分からないだろ。」

卑弥呼「ま、そだよね。」

浩之「うぃ〜・・・」

健達が話をしてると教室に浩之とあかりが入ってきた。

美琴「おや?今日早いじゃん。」

ロイド「ホント、珍しいな。」

浩之「昨日あんな事があったんだぜ。俺だって気を引き締めてるさ。」

あかり「浩之ちゃんだって真面目なんだよ。そんな風に言わないでよ。」

ロイド「はいはい・・・」

「何の話してるの?」

浩之「お、雅史。昨日の事をちょっとな。」

健達に話しかけてきた少年は佐藤雅史、浩之とあかりの幼馴染の現実人でこの学校のサッカー部員である。

雅史「昨日は浩之大変だったんだろうね。」

浩之「ああ・・・もうちょっと格闘術学ぼうかね・・・」

承太郎「朝から騒がしいな・・・」

教室に承太郎が入ってきた。

ロイド「お、承太郎。」

健「これで大方のメンバーが揃ったんだろうか。ジタンは休み取ったって言うけど。」

美琴「エドもカイルもルフィも来てるし・・・そうだよね。」

健「ま、もし奴らが来たりしたらみんなで協力して・・・」

「だ〜〜〜いニューーース!!」

その場の名付キャラ全員「!?」

突然教室に騒がしい女子が乱入してきた。

健「志保・・・いきなりなんだよ・・・」

志保「大ニュースって言ったでしょ!!」

志保と呼ばれたこの少女は長岡志保。浩之達とは中等部からの付き合いの情報通で喧しい性格である。

志保「今日転校生がやってくるらしいのよ!!」

承太郎「そうか・・・」

ロイド「で。」

健「それだけか?」

志保「ああん無関心!!」

浩之「今更来たって別にいいだろうがよ。」

志保「つまんない男どもめ!!性別もどうだか分かんないからいいチャンスかもしれないのよ!!新しいチャンスって事もあるのよ!!オバ!?」

卑弥呼「オバって・・・そこはOKって言いなさいよ・・・」

承太郎「興味は無い・・・」

ロイド「俺も特に・・・」

浩之「ああ。」

健「だよな。」

志保「くぅ〜〜〜!!最近の男って面白くないわね!!」

雅史「志保落ち着きなよ。」

志保「覚えてなさい!!」

そう言い志保は教室を出た。

美琴「なんだったのよ?」

浩之「ほっとけって。」

健「そうそう。それに・・・」

美琴「・・・何か来るっぽいしね・・・」

あかり「え?」

二人が意味深な事を呟いた直後。

その他生徒「化物だ!!」

健「来たか!!」

学校の前に昨日とは違う化物が迫っていた。

あかり「アレって・・・三年前の『マンハッタン封鎖事件』の・・・」

健「どうであれ来るんなら倒すまでだ!!みんな!!」

ロイド「ああ!!」

美琴「私はどしたらいい?」

健「美琴は念の為残ってていいぞ。」

美琴「ごめんね。」

健「よし行くぞ!!」

一部の名付キャラ「ああ!!」

そして健達はグラウンドに向かった。









浩之「こ、こいつは・・・」

ロイド「ああ・・・三年前のクリーチャーだ・・・」

グラウンドには明らかに元は普通の生き物だった異形の生物がいた。

健「三年前の奴らがどうして・・・」

前々から会話に出ている三年前の戦いとは、こことは別の国アメリカのマンハッタン島で起こった事件で、次々と人が発火し、謎の化物が現れた事から世界的に有名になった事件である。この戦いには公安9課、リフィルとクラトスが参加しており、この戦いの最中ロイドはクラトスが自分の父であると知り、同時にクラトスの力が全て無くなったのである。

健「でも来るならやるまでだ!!」

浩之「クリーチャー相手だとどうなるか・・・ま、やるだけやるか!!」

カイル「そうそう!!」

エド「行くぜ!!」

そして皆戦闘体制を取りクリーチャーに向かった。









「なんだろう・・・前よりもこの世界の気がおかしい・・・」

その時学校から遠く離れた場所に背中に剣を背負った赤髪の女がいた。

赤髪の女「早くみんなと会わなくちゃ・・・!!」

そう言って女はどこかに走り出した。









浩之「どりゃ!!」

健「何とか片付いたか・・・」

学校に迫っていたクリーチャーは全て片付いていた。

浩之「やっぱ一番一般人だからか辛いな・・・」

ロイド「そうでなくても辛いって。」

エド「でもまぁ大体は片付いたんだ。」

ルフィ「そうそう。」

健「油断は禁物さ。まだ来るかもしれないし・・・って来たぜまた!!」

再び大量のクリーチャーが学校に迫っていた。

承太郎「まだくるか・・・」

健「来るなら戦うまで!!」

そしてその場にいる皆が再びクリーチャーに向かおうとした。が。

カイル「え!?」

突然クリーチャーが狂ったかのように互いを攻撃続け全て共倒れした。

エド「な、何が起こったんだ?」

浩之「これって・・・まさか・・・」

「そう。僕だよ。」

その場全員「!?」

校門の方から男の声がし、皆その方を向いた。そこには。

少年「やぁ。」

少女「久しぶりね。」

紺色っぽい髪の少年と赤い髪の少女がいた。

浩之「祐介!?新城!?」

浩之はどうやらこの二人の事を知ってるようだ。

承太郎「誰だ?」

浩之「長瀬祐介と新城沙織。この前の夏休みに知り合った・・・仲間だ。」

祐介「浩之、危なかったね。」

浩之「やっぱお前の電波か・・・」

健「電波?」

祐介「追々話すよ。どうせ長い事こっちにいるんだ。」

浩之「どう言う事だ?」

沙織「よく分かんないけど私達の学校に化物が襲ってきてちょっと壊れちゃったんだ。で、直す間生徒は別の学校に通ってろって事で。」

浩之「そ、そりゃまた・・・」

エド「話しは後にしよう。まだ来るようだ!!」

祐介「沙織ちゃんは学校に行ってて。ここは僕が引き受けるから。」

沙織「分かった。頑張ってね。」

そう言って沙織は学校に向かった。

健「祐介って言ったな。いいのか?」

祐介「僕の電波なら戦えるさ。」

健「ま、いいか。もう一踏ん張り頑張ったるか!!」

そして健達はクリーチャー達に向かって行った。




それぞれの地で動き始めた物語。この世界で一体何が起こっているのか。




続く










あ と が き
四話目は様々な場所で何かが始まろうとしています。
ナナリーがあんな事を呟いた理由。
やった方なら分かると思います。
そして次回は激戦かも!?
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